映画「おとなの事情 スマホを覗いたら」(U-NEXT)
もとはイタリアの映画で何か国かでリメイクされているらしい。
夫婦3組、独身1人の7人の大人の友人たちが集まった席で秘密がないならスマホ見せあえるよね?と宴会中スマホをテーブルの上に集め、着信があったらスピーカーまたは回し読みでみんなにさらす、という内容。
それでそれぞれの秘密があらわになってしまう、というコメディ。
あーこれは小劇場向け(演劇)の作品だなと思った。高校の演劇部あたりでもすぐに上演できるような場面もあまりいらないし、単純な劇。
地味な作品だが、題材が面白く各国でリメイクされることに納得。派手さはなくても会話だけでじゅうぶんに面白い。逆に映画だったらこれ通常料金払うのはちょっともったいないかも。低予算ぽいし。配信だけでじゅうぶん。
キャストは少数精鋭で豪華といえば豪華。常盤貴子×益岡徹は「悪魔のKiss」思い出した 笑。常盤ちゃんって美人なのにそれを感じさせないピュアさや庶民的な感じがある。
常盤貴子って実は演技上手いのかもって思った。たぶんセリフより態度による表現が上手い。本作では常盤貴子はいちばん華があった。常盤さんいないとかなり画面が暗くなってしまったのではないか。
こういってはなんだけど本作はシンプルなだけに俳優の力量があらわになる作品でもあり、ヒガシはビジュアルの作りこみや役どころこそ発注の通り合っなのかなとは思うものの正直演技力や表現力はあまりないなと思った。
ヒガシはサンペイという役をやっているがその役どころはいい年した独身男、見た目は悪くないどころかけっこういいのになぜか恋愛がうまくいってない(と周囲に思われている)役であり、周囲に50代の夫婦がいるから関係性的に若くても40代前半と設定、理想は46歳くらいの設定かしら。
ヒガシがいくら若く見えるといっても、ヒガシがサンペイ役をするにあたって想定年齢は40代後半設定なのか。実年齢で55歳設定ではちょっとちぐはぐだなあと思った。恋人との年齢差を考えると。まあヒガシは55歳には見えないかもしれないけど。
舞台なら、俳優の実年齢とかあまり関係なく受け入れるけど映画だと実年齢はそんなに無視できない。設定読まずに見るから。
しかしヒガシ以外の俳優の演技はこなれている。特に大きな感動もないが普通にプロの俳優力を感じた。鈴木保奈美は最近全部同じテイスト、何をやってもキムタク状態、鈴木保奈美がやってます感はあるけど。
海外作品のリメイクにありがち、舞台での演劇的というか芝居くささが強すぎた感も。そういうものだと思ってみるぶんにはいいけど、リアリティはないなぁと感じた。現代設定の映画なのだからもう少しナチュラルな作り方も模索できたのかなと思う。
劇場だと、緊迫感やリズムなど観客を集中させ引き込む力がないとしらけてしまうのでやや大げさな感じというのは効果的なこともある。
お芝居的な、お芝居感たっぷりの作品のため、それゆえに設定が狙いすぎてるどけの量を消化できておらず、たとえるなら芝居好きの素人が映画を作ってみよう脚本書いてみよう教室で書き上げたような作品、お芝居になっている。
もっとスピード感やぞくっと感、冷や汗たらりと手に汗握るような臨場感を出すような作りをお願いしたかったかな。そういうところで唸るような味付けを作り手と演者には見せてほしかったところ。先述したが映画ならではのナチュラル感を持ったままもうちょっと工夫してほしかった点。
演者よりもまず作り手側がちょっと面白みがなかったというか腕のあるところを見られなかったなというのが残念なところ。これ違う人がリメイクしたらもっと面白くなったようなそんな気がする。
それにしてもU-NEXTレンタル期限が短すぎ。