プロコフィエフの、ヴァイオリン協奏曲。
2曲とも素敵な曲なんだけど、
今日は第2番の紹介。
実は、まさかチョン・キョンファの録音があるとは
数年前まで知らず。
見つけた時は、本当に嬉しかった。
そして演奏は、本当に贔屓目なしで素晴らしい。
この曲をここまで弾きこなす人は、
過去にも先にも、居ないだろう。
こないだ辻井クンの時にも使った言葉だけど、
天才が書いた曲を、天才が弾く。
まさにその真骨頂だ。
あと、ソ連(ロシア)の作曲家たちは、その
曲の終わらせ方が、素敵なものが多い。
ショスタコーヴィチや、ラフマニノフにも言えるが、
このプロコフィエフも素晴らしい。
オリンピックたけなわな今、考えると、
体操競技…とくに鉄棒の、
盛り上がって、盛り上がって、最後フィニッシュ、という
組み立てに似ていると思う。
この、協奏曲2番は、まさにその最たるものだ。
この終盤の盛り上がり方。
そして、チョン・キョンファの、
最後スイッチが入って、終わりに向かう
その切れ味は、他の追随を許さない、
まさに天才のなせる業、である。
実はこの曲は学生時代、
憧れていた先輩のヴァイオリニストが
ある演奏会で弾いた曲だ。
それもあって、思い入れがある。
この曲を、チョン・キョンファの演奏で聞けることは
まさに幸せ。
そしてその歴史上の天才に、
面と向かって目と目を見つめ合って
「愛している」と言えたことは、
本当に幸せなことだと思う。




