
秋らしい秋を感じる間もなく雪の季節です

まぁ、北海道ですので、暑い夏より寒い冬の方が慣れていると言えば慣れています

ただ、まだ積ってはいません。日中はあっという間に解けてしまいます。
今日は、タイトル通りのお話なんですが、まずは不織布って何?という事ですが、
布は、繊維を撚って糸にしたものを織っているんですが、不織布は繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布にしたものです

原料的に言えば、布と同じですよね。
身近な例と言えば、CDとかDVDを簡易的に入れてしまっておく、あの「不織布ケース」がそれにあたります。
純粋に「不織布」であれば繊維用のインクで問題なくプリントできます。
ただし、落とし穴もあります

純粋に「不織布」と書いた訳は、
世の中に出回っている「不織布」でできているとバッグ(トート・バッグ)という奴がやっかいなのです

しばらく前にもお問い合わせを頂いた方がいて、本日も同じ質問を別の方から頂きました。
質問と言うか、お悩みです。
「不織布のバッグに印刷したら剥がれるんですが」
どのようなインクをお使いになったかを尋ねると、水性インク(バインダー)とおっしゃるのです。
「このインクに何かを混合することで、剥がれないようにできませんか?」
とも仰います。
残念ながら「無理」です

なぜかと言うと、そのバッグは「純粋な不織布」でできている訳ではないからです。
最近のものの多くは、PP製の細かい骨が入っています。これが剥がれの原因です。
と、言うか、PPに接着するインクを使わなければ剥がれてしまうと言う事になります。
繊維製品用の水性バインダーも、プラスチゾルインクも、PP素材には決して密着(接着)しないので、剥がれてしまうのですね

ネットやら何やらで購入し、ご自身で印刷されようとする方などは、特に御注意下さい。
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