箔転写バインダー(インク)のお話 | たか坊のブログ

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本日のお題は、予告どおり「箔転写のバインダーとインク」ですニコニコ


箔転写には水性のバインダーを使う場合と、プラスチゾルインクを使う場合が有りますが、いずれにせよまず、そのバインダー等が生地に密着しなければ話になりませんねはてなマークガーン
そして、第二にバインダー等と箔の接着性です。

要はバインダーの両側で接着が良く無くてはいけないです。


水性も、プラスチゾルもこの問題自体はクリアしているのですが、それぞれ長所と短所が有りますガーン


ます水性バインダーは・・・・

水性樹脂を成分としているために、繊維に若干染み込みます。
んで、生地の表面には織りの凹凸が有ります。
刷り方によっては、凹の部分にはバインダーが載っているけれど、凸の部分は若干染み込んでしまっている・・・
若しくは、凸の部分には適度なバインダーが載っているんだけれど、凹の部分にバインダーが入り込んでいない・・・

の様な事態に陥ると・・・・ガーン

作業が終了して、よ~く見てみると・・・・微かに箔がまだらになっている・・・・ガーン

解決策は・・・・一に練習、二に練習ガーン

をひ・・・・

バインダーをなるべく増粘させて、且つ、バインダーをより多く落とす。ですかニコニコ
でも、水性バインダーですから、増粘させればさせるほど、目詰まりが早くなりますガーン


お次にプラスチゾルを使った場合・・・・

プラスチゾルの場合は、水性バインダーを使った時の様な事は起きないようです。
しかし・・・・・

プラスチゾルインクは繊維に染み込みません・・・・
生地の上に「ポッテリ」載っている感じです。全体的に・・・・・

「なんだよぉ~良いじゃないかぁ~!!

と言われそうですがガーン


箔を載せて、プレス加工します・・・・
インクがつぶれます・・・・・

細かい柄はつぶれる事が多いです・・・・・ガーン


「どちらを使ったらよいのはてなマーク

私にそんな事は聞かないでくださいねガーン
「使い分けてください」としか答えませんからガーン