
箔転写には水性のバインダーを使う場合と、プラスチゾルインクを使う場合が有りますが、いずれにせよまず、そのバインダー等が生地に密着しなければ話になりませんね


そして、第二にバインダー等と箔の接着性です。
要はバインダーの両側で接着が良く無くてはいけないです。
水性も、プラスチゾルもこの問題自体はクリアしているのですが、それぞれ長所と短所が有ります

ます水性バインダーは・・・・
水性樹脂を成分としているために、繊維に若干染み込みます。
んで、生地の表面には織りの凹凸が有ります。
刷り方によっては、凹の部分にはバインダーが載っているけれど、凸の部分は若干染み込んでしまっている・・・
若しくは、凸の部分には適度なバインダーが載っているんだけれど、凹の部分にバインダーが入り込んでいない・・・
の様な事態に陥ると・・・・

作業が終了して、よ~く見てみると・・・・微かに箔がまだらになっている・・・・

解決策は・・・・一に練習、二に練習

をひ・・・・
バインダーをなるべく増粘させて、且つ、バインダーをより多く落とす。ですか

でも、水性バインダーですから、増粘させればさせるほど、目詰まりが早くなります

お次にプラスチゾルを使った場合・・・・
プラスチゾルの場合は、水性バインダーを使った時の様な事は起きないようです。
しかし・・・・・
プラスチゾルインクは繊維に染み込みません・・・・
生地の上に「ポッテリ」載っている感じです。全体的に・・・・・
「なんだよぉ~良いじゃないかぁ~

と言われそうですが

箔を載せて、プレス加工します・・・・
インクがつぶれます・・・・・
細かい柄はつぶれる事が多いです・・・・・

「どちらを使ったらよいの

私にそんな事は聞かないでくださいね

「使い分けてください」としか答えませんから
