「キャリチャレ」制度を利用した異動 | サイバーエージェント 公式エンジニアブログ

 こんにちは。新規開発局インフラテクノロジーグループで、主にネットワークを担当しているH.Iです。

 M.S氏の紹介にもあるとおり、今回、社内の「キャリチャレ」制度を利用してグループ会社に異動することになりました。対外的にも公開している制度であり、気になる方もいるかと思いますので、新規開発局での最後の仕事になりますが、今回、これについて書いておきたいと思います。

 「キャリチャレ」とは、現在の所属部署での勤続年数が1年を超えると、4月と10月の年2回、社内の他部署または子会社への異動を申請できる社内異動公募制度のことです。

 次に告知から異動までの流れですが、キャリチャレの告知は1月、7月の年2回。人事から子会社含む全社員が所属するML宛にメールが送信されます。
 メールにはキャリチャレ人事相談窓口の紹介、応募締切、募集職種一覧等が記載されており、キャリチャレを検討している者は人事や上司と相談しながら、自分のキャリアビジョンにマッチしそうな異動先を選択します。
そして、異動先との面談を経て、4月または10月の正式異動が決定となります(M.S.注:異動にあたっては、できるだけ短期での異動と、現行業務終了後(場合によっては半年から1年後)希望のどちらかを選択できます)。

 キャリチャレは募集している会社の規模も職種も様々ですので、「自分はもっとxxxの仕事がしたい!!!」と言って転職を考えているような場合は、キャリチャレを使えばどこかしら自分の望む環境が見つかるんじゃないかなと思います。自分の場合は上司、職場仲間にも大変恵まれていたのですが、ひどい環境でも一から十まで自分で意思決定できる場所を希望して、今回この制度を利用しました。

 応募した本人は希望する仕事をさせてもらえるし、会社側としても人材流出抑制になるしよく出来た制度ですね。気になる人は気になるであろう、異動後の年収や有給の扱いですが、多くの場合、異動先の規模やその事業状況、現行業務における役割などを総合的に加味して、個別判断となるようです。私の場合どうなったかは..内緒ですが、少なくとも異動理由をきちんと説明して、現行業務の引継ぎにできるだけ協力するようにすれば、ちゃんと志望者の意見や立場も尊重してもらえる、と、今は思います。


 実際のこの制度の利用状況も気になる人はいるかと思いますが、現在、システムのボードメンバーとなっているF氏はグループ会社からこの制度で異動してきていますし、おなじくボードメンバーのA氏は、一度この制度を利用して異動し、さらに友人の会社に転職してからまた新規開発局に戻ってきていますので*、同じような人はいると思います(もちろん、事実上の転職に近いものがあるわけで、実施者の割合は少ないですが)。


 というわけで、私のエントリはここまでです。

 2010年10月より株式会社サムザップに異動となりました。同じエンジニア同士、今後ともよろしくお願いいたします>社員の皆様



*M.S.注:弊社の中途採用レベルは年々非常にあがっているので、確率論で言えば、一度やめた人間が再度採用されるのは、簡単なことではありません。