舞台:「それ!ぼくのだぁ」~第三幕”衝撃その2”~<7> | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

≪第三幕前半からの続き≫


タイタニック号沈没から数日後。


とあるアメリカ東海岸にて・・・。



ぶーくん(左):「まりんちゃん、今日は良い天気だねぇ」。


まりん(右):「ぽかぽかだね」。


ぶーくん:「偶には海沿いのお散歩もいいね」。


まりん:「また、綺麗な貝落ちてないかな?」。


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二人の兄妹は、いつもとは違う、海岸沿いを歩いて


日課の散歩を楽しんでいた。


ぶーくん:「あれ!?あそこに何かあるよ・・・」。


二人は歩み寄った。


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ぶーくん:まりん:「くんくんくんくん・・・」。


ぶーくん:「かばんだねぇ。美味しそうな匂いは


しないね」。


まりん:「お母さんが言っていたよ。拾ったものは


交番に届けなさいって・・・」。


ぶーくん:「そうだね、これはちゃんと届けようね」。


「困っている人がいるかもしれないからね、届けようか」。


「まりんちゃん、そっち持ってくれる?」。


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ぶーくん:「よいっしょっと!首に丁度架かるから


簡単に運べるね」。


まりん:「よいしょ!よいしょ!」。


その大きなかばんは無事に交番に届けられました。


二人にはそれが何かは分かるはずもなかった、


心優しい兄妹達のお手柄だった・・・。





ある日、新聞記事を読む裕子さん。


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裕子:「どれどれ・・・?やっぱりカンパニーさん


強いかなぁ・・・」。


「ウォッカさんは、相変わらず元気そうね」。


「ん???これは・・・???」。


裕子さんはある記事に目が止まった・・・。



裕子:「まっ!まさか!?これはっ!!!」。


裕子さんは記事の内容に、熱い何かが一気に


沸き立った。


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裕子さんは、慌ててボビーくんを呼んだ。


裕子:「ボビー!ボビー!急いで支度しなしゃい!


出かけますよ!」。


裕子お母さんの慌てぶりに、ボビーには慌てるよりも。


何が何だか分からないままだった。




≪裕子さんが見た記事≫


アメリカ東海岸に身元不明の漂流物を発見。


タイタニック号の搭乗客の荷物か?身元を示す


物証はなく現在警察では広く情報を公開し


捜査を開始した。

心あたりのある遺族、所有者の捜査をしている。


・黒のボストンバック

・Tシャツ

・ズボン

・蝶ネクタイ

・たばこ(パイプ)

・小型包丁

・計量スプーン



・白いクマのぬいぐみ



≪第四幕前半へつづく≫