≪第一幕の後半からの続き ≫
≪自宅にて≫
港から帰宅してボビーは、何時ものようにジョージを相手
に週末遊園地に行く事で話しをしていた。
ボビー:「ジョージぃ。今週末遊園地に行くんだよ。
ジョージも一緒に行こうね」。
ジョージは座ったまま、ボビーのココロに語り掛けていた
のだろうか、座ったままニコニコとするばかりだった。
ボビー:「楽しみだねぇ、ジョージぃ」。
ボビーはゆっくり眠りについた・・・。
翌日夜の食事。
そのボビーの思いは潰えてしまった。
マンセル:「なぁ、ボビー。ちょっと相談があるんだけど」。
「遊園地3週間後に行こうと思うんだけどどう?」。
ボビー:「え~っ!?今週末に行くって約束だったよぉ!」。
裕子:「お父さん、急なお仕事が入っちゃったのよ」。
「お父さんは、ちゃんと連れていってくれる。って言ってく
れているのよ」。
ボビー:「約束は今週末だよぉ。ず~っと待っていたのにぃ」。
マンセル:「だから、ボビーにごめんねって、謝っているの。
帰ったら必ず行くからね」。
あんなに約束をしたのに、叶わないと知るやいなや。
ボビーはたまらなくなり、席を立ちあがった。
ボビー:「お父さんウソつきだぁ」。
ボビーは泣き叫んだ。お父さんとは目も合わさない。
マンセル:「お父さんだって、連れていきたいんだよ」。
「お父さん、今までボビーとの約束を破った事あったかい?」。
マンセルは、必死に息子に語りかけた。しかし・・・。
ボビー:「お父さんなんか、嫌いだぁ!」。
マンセルも、ボビーも,、裕子さんも、この夜は
とても悲しい食事になってしまった・・・。
≪第二幕後半へつづく≫