舞台:「それ!ぼくのだぁ」~第三幕”衝撃その1”~<6> | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

≪第二幕後半からの続き≫


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滝川アメミテル:「番組の途中ですが、ここで臨時ニュースを


お伝えします」。


「4日前の4月10日に、イギリスのリバプール港を出港した。


豪華客船タイタニック号が北大西洋上を航行中。救難信号を


発砲した後、連絡が取れなくなり。現在遭難している


模様と。海上保安院へ連絡があったとの情報です」。


「繰り返しお伝えします・・・」。


タイタニック号が行方不明になった情報を伝える。


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≪行方不明のタイタニック号≫



「たった今。新しいニュースが入りました。


タイタニック号の救難信号を受信した、付近を航行中の


船舶数隻が。連絡の途絶えた海域へ救助に向かった


との情報です」。


「繰り返しお伝えします。


4月10日に、イギリスのリバプール港を出港した。


乗員乗客2200人を乗せたタイタニック号が、


北大西洋上を航行中。救難信号を


発砲した後、連絡が取れなくなり。現在行方不明の


模様と。海上保安院へ連絡があったとの情報です」。


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アメミテル:「ここで、タイタニック号の入港予定地でした、


アメリカのニューヨーク港との中継が繋がりました。


ニューヨーク港には、ジャック記者がいるようです。


ジャック記者!?」。


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ジャック記者:「こちらは、ニューヨーク港です。


タイタニック号行方不明の知らせに、こちらニューヨーク港


は大混乱になっています」。


「乗客の家族等が、船会社に詰め寄るシーンもあちら


こちらで見られ。船会社も情報収集に難航しているようです」。


「タイタニック号は今回が処女航海でした」。


「沈まない船と謳われた船ががなぜ行方不明になっている


のか?原因究明には、しばらくかかりそうです」。


「以上、ニューヨークからジャックがお伝えしました」。



このニュースは、裕子さんや、ボビーにも大きな衝撃を与えた。


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裕子:「どうなんですの?うちの人は無事なん


ですか?」。


ボビー:「お父さんはどうしたの?帰ってくるって


約束したんだよぉ!」。


グラハム店長:「お二人とも分かってますって。


こっちでも船会社に問い合わせているんですが、


向うでも確認できていないんですよ・・・」。


裕子:「じゃあ、一緒に船会社まで行きましょう!


主人の安否が分かるまで怒鳴りつけてやりますわ!」。




しかし・・・。


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沈みゆく豪華客船タイタニック号。


乗員乗客数の定員数に満たない救命ボート。


定員にはまだ余裕のあった、空席のある救命ボート。


ボートの沈没を恐れて、救助をしなかったとも言われ。


救助を求める人々を冷たい海面に残し避難する水夫達。


乗員乗客およそ2200人。


生還者数705人(内日本人1名)


付近を航行中だった船に救助された救命ボートには・・・。


父マンセルの姿は・・・。



どこにも無かった・・・。




しかし、ここに1つの小さな奇跡が起きようとしていた・・・。



≪第三幕後半へつづく≫