星組新公男役編★劇評とインドカレーは、ちょっぴり辛口がお好みにつき、苦手な方は御遠慮ください | シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!Ⅱ

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7日の星組新公、お誘い受けたのですが

どうしても仕事のシフトが動かせず

泣く泣くお断りしたのですが

20日に変更になり、あれよあれよと…!?

色々玉突き事故が発生して結論。

なかなかのお席で観させて頂きました❤️




まずは大希颯君

歌うまさんなんですね

冒頭の虎乗りシーンは、

歌声はなかなかの迫力でしたが

動きが、どことなく上品なビームさん。

慎重に、丁寧に始めた印象。

1つずつ丁寧にこなすビームで

その分、力強さに欠けるかな。

そんなに指先を丁寧に揃えて

綺麗なターンをかますのは

技術を魅せるならありだけど

ビームとしては???と。

歌い出すと押し出し強いのに、

歌以外になると、

やけに小さくなるのはどうしてかなぁ

(やけに大きいのに)

歌った勢いで行こうよ!


対照的に、

ド直球でドッカーーン!

ガッツーン!と始めたのは

ラーマの御剣君の方

最初は、体当たり過ぎて

とっちらかって手が付けられない💦

気持ちの先走りに対して

実際にお客様から見える歌や芝居が

それに付いて行っておらず

やや空回り気味で

「アニキ何してる💧」と言いたくなるラーマでしたが

恐れることなく全力をぶつけてきた、その勢いを

徐々に現状と上手くすり合わせてきて

勢いを殺すことなく、

屋敷に招かれる頃には、

「アニキ」として、

とても魅力的で

目の離せないラーマに豹変

多分ご本人も、その手応えを感じたんじゃないかな

以降は頼もしい「アニキ」をどんどん展開して

カッコよくなっていました。

あの浮き足立った登場だって、微笑ましく思えます。

いいね、これぞ新公です。


さて、その頃のビーム颯君は…

まだ少し大人しいなぁ

ナートゥも、アニキのがずっと弾けてる。

ただ、その丁寧な演技が

囚われのマッリのシーンでは上手く作用して

繊細な演技

すごく泣かせる再会シーンになっていました


ジェイク稀惺かずと君

文句なし、鼻持ちならないイギリス人が

素晴らしくいい

本役も新公も、ジェイクは眼福

インド人に対してイギリス人優位を信じて疑わない

「やめろジェニー!」と言う時のマジさと

ダンスひとつで懐柔されちゃう

「違う!俺はこんなはずじゃ…

あぁ…アレぇ?びっくりびっくり

という落差が、

かりんちゃんとはまた違う温度で面白かったですね。

やっぱり役が人を育てるよね

本役で大きなお役が付いてる子は違う

でもメイクが?

いくらイギリス人でも、ちょっと白すぎた気が…

ジェニーより白いよ…


イギリス人といえば、エドワード和波煌くん

さりおとは、全然違うアプローチのエドワードで

めちゃくちゃ良かったし、目を惹きました。

あのエドワードは色々企んでるね。

さりおのエドワードは、多分金持ちボンボンで、

本国でそれなりの教育を受けてきたから

典型的に「インド人なんか!」と思い込んでいると思うんだけど

和波くんのエドワードは、強かに生きてきて

なんならもう、スコット総督すら実は傀儡で

総督邸の実権はエドワードが握っているのでは?

と思わせるような、黒エドワードでした

それがめっちゃ腑に落ちていい!

だから、ジェニーという

自分の予定外の行動をするヤツが許せないんだろうと思う。

セリフ回しも良かったけど、

もう少し落ち着いた声だったら

もっと黒エドワードの魅力が増したと思う

でもまだ研3?だもんね。及第点でしょ。

これからに期待です✨


私的にはこんなとこかな。

でも、これだけの大作を

新人公演ってすごく大変な事ですよね

本公演より人数が少ないことを

まったく感じさせない、素晴らしい新公でした。


それでは、ごきげんよう


…次!娘役