幸せをあきらめる必要はない | メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

オーストラリア メルボルンにて、2009年2月生まれの娘ローズと、2013年8月生まれの息子ディー君の子育てに励む日々。

メルボルンでベビーシッターサービスを提供しています。

娘が入院中、わたしは毎日欠かさず病院に通っています。

入院中の精神状態はとてもひどく、会いたくない!帰れ!と叫ばれるのはわかっているんだけど、

それでも毎日行っています。

 

ここ数日、とっても良い天気だったメルボルン。

春の陽気に誘われて、いつもははかないスカートをはいてみました。

 

すると、ふと、無地のTシャツに、スカートと合わせたネックレスを付けたら可愛いかな、と思いました。

でも、病院に行くのにおしゃれしてどうする!と思い、その考えは却下。

 

娘が病気に苦しんでいるのだから、母親のわたしも、苦しまなくてはいけない。

ヘラヘラおしゃれなんてしてる場合ではない。。。

無意識に、そう考えている自分に気づきました。

 

病院に行くときに限らず、ここ1年以上、わたしは、自分がおしゃれすることも、

それどころか、楽しむことさえも、自分に禁じていました。

 

友達と出かけたことも、短時間お茶したことを除いて全くなかったし、

唯一自分へのご褒美は、病院への行きかえりの途中に一人でカフェに30分寄ること。

それだけでも、罪悪感を感じながら。。。

 

前に「罪悪感」というブログを書いたことがあるけれど、

母親は、子供の幸せだけを願い、子供を差し置いて幸せを感じてはいけない。

・・・子育ての中、その考えを取り払うことが、とても難しかった。

 

そして今、娘が苦しみのどん底にいる今、

自分が笑うことも楽しむことも、この1年以上、無意識に禁じていたことに気づきました。

 

誰に何を言われたわけでもないのに、娘が苦しんでいるときは、自分もずっと一緒に苦しむことが義務のように感じていました。

自分の好きなことも、欲しいものも、やりたいことも、もう思いつかなくなっていました。

 

 

・・・でも、それで娘が幸せになれるわけじゃない。

何なら、せめてわたしが人生を楽しむほうが、娘に元気を分けてあげられるかもしれない。

 

闘病は、まだまだ長い道のりになりそうです。

その間、ずっと自分の欲望に蓋をして、自分の人生を見つめることなく過ごしたら、

共倒れになってしまうかも。

 

少しづつ、自分のことを大切にしていかなくてはキラキラ

 

 

・・・そしてこれは、子育て中のママすべてに言えることだと思います。

自分の幸せを、抑えつける必要はないんだよね。

 

幼い子供がいるからって、自分の趣味をあきらめる必要はない。

好きなおしゃれをしてもいいし、自分の幸せを求めてもいい。

 

母親はこうあるべき、という思い込みは、自分で自分を縛り付けてしまいます。

 

少しづつ、自分の好きなこと、自分の幸せを取り戻すことで、

娘にも、人生の希望や光を感じさせてあげられるよう、

 

ネックレスくらいつけたっていいんだよねって、ふと思いました音譜