2月から、息子は小学5年生、娘は中学3年生になりました。
娘は中1の2学期から1年半不登校で、
こちらは公立中学校でも、何もしないと留年してしまうのですが、
昨年は、中1の一学期の成績が良かったため特別にギリギリで中2に進級でき、
それでも学校に通うことは全く不可能だったので、中2の3学期からオンラインの学校に転校させ、
いくつか家で課題をこなしたため、またギリギリで、今年3年生に進級できることになりました。
生きるか死ぬかの状況で、学校なんて二の次なんだけど、
でも、もし良くなったときにスムーズに学校生活に戻れるように、
ある程度の環境は整えておきたいと思って、オンラインスクールのサポートをしてきました。
娘が在籍しているのは、公立のオンラインスクール。
ビクトリア州には1つだけです。
授業から課外活動まで、100%自宅から学べます。
入学するには、いろいろ条件があって、
娘のように心身の病気で学校に通えないメディカルカテゴリー、
また、スポーツや芸能のために学校に通えないパフォーマーのカテゴリー、
そして、短期海外滞在者、もしくは近くに学校のない僻地に住んでいる人のカテゴリーなどがあります。
状況が変われば在籍資格がなくなるので、
毎年入学手続きをしないといけないのですが、
娘は悲しいことにまったく良くなっていないので、今年もこの学校にお世話になることになりました。
先生たちも、病気の子たちの状況をよく理解してくれていて、
様々な状況に柔軟に対応してくれて、本当に感謝しています。
前の学期に、英語の授業で映画を見てレポートを書く課題があったのですが、
英語の先生がわざわざ私に前もって連絡してくれ、
娘の病状を理解したうえで、
「映画の〇分目のところに、人が死ぬ場面があります。それから、〇分目のところには、食べ物がなくて主人公が苦しむ場面があります。娘さんの精神状態に影響があるようなら、そこは飛ばしてください。」と丁寧に連絡してくれたのです。
前の学校は、半年娘が休んでいてもメールも電話も一度もない学校だったので、
(もちろん良い学校でしたが、病気の生徒に対する対応は整っていませんでした)
そのケアの手厚さに感動してしまいました。
もちろんいつかは、もとの学校に通えることが目標です。
でも、今の状況ですこしでも教育を受けられることは、とてもありがたいです。
娘はもちろん参加しませんが、オンラインで完結するクラブ活動などもあります。
ZOOMで行われる授業も、参加が難しければ録画を見ることもでき、
とってもフレキシブルです。
あと10年もすれば、こんな学び方がもっと増えるのかもしれません。
ーーーでもやっぱり、それで学習面はなんとかついて行けるとしても、
学校でお友達と触れ合うことの価値は、とっても大きいと思います。
コロナですでに数年そのチャンスを失ったうえに、中学生活のすべてを入院、引きこもりで過ごしているのは、
親として心配してしまう状況です
わたしは、自分の中学校生活は本当に楽しい思い出ばかりで、
今思い出しても、胸がキュンとしたり、幸せな気持ちになります。
楽しかった友達との時間、好きだった男の子のこと、
大変だったけど頑張った部活のこと、お弁当の時間のこと、
中間テストや期末テストも、今思い出すと良い思い出です。
でも、父親が転勤族で、同じ場所に長くとどまることがなかったので、
小学校、中学校、高校時代のお友達とは、いつしか交流が途絶えてしまいました。
今も続いている学生時代の友達は、大学時代の友人です。
そう思うと、娘だって、今は孤立していても、
これからの人生でいくらでも素敵な友人をつくれるし、友情を学ぶこともできるはず。。。
そう願っています
一方、息子君は、元気に小学校に通い、学校生活を満喫しています。
それがどれだけ恵まれていることか、よくわかるようになりました。
ついこの間入学したと思ったら、もう5年生。。。
ただただ、元気でいてくれれば良い、もうそれだけです