「自分の意識が自分の世界を作っている」と実感した事 | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

今月末の退職に先駆けて、去る19日を最後に約41年勤めた職場を後にしました。

※現在、有休消化中。

 

周囲から「寂しい?」等と聞かれますが、只々「切った‼」という思いのみ。


スッキリ〜✨


ただ…嫌だ嫌だと悶々としながら勤めた職場でしたが、その分、学びは大きかったです。

 

学びについてはまた別の機会にお話をさせて頂きますが、退職に際してじんわりと嬉しい出来事がありました。

 

社内外を問わず仕事のやり取りはメールで完結する時代です。

 

一般的には、疲れ様ですとか、お世話になっておりますと言った挨拶文を記載した後は「〇〇の件、×××にてお願いします。」と用件で終わらせる方も多いかと思いますが、私は、それが出来ないんです。

 

勿論、目の前に座っている同僚にデータを送信する様な場合は、挨拶文+上記の様なメールで済ませますが、社内の方、協力会社さん等社外の方等、普段顔を合わせる機会が少ない方には、例えば「寒暖差が大きな毎日が続いています。ご自愛くださいませ」とか、社内の方には「竣工間近で大変かと思いますがご安全に…」等と言う一言をつい付け加えてしまうんです。人によっては砕けた冗談で締め括る場合も…。


社内の人に仰々しいかな?と思いつつ、習い事の先生方と交わす季節の便りやお礼の手紙等で習慣付いてしまい、一言添えないと心地が悪い。


ところが、これが離れている社員さんや他社の方には「癒されたぁ」「心が温まる〜」等と喜んで下さった様です。

 

特に嬉しかったのが、私は社外の方を招いての会議の運営担当をしていたのですが、皆さんお忙しいので、出欠の連絡をされる際、アシスタントの女性に連絡をお願いされる方もいます。


そのアシスタントの方から「業務上色々な方とメールのやり取りをしますが、yumi様(当然、苗字ですが)からのメールが一番心温まるメールでした。私も見習っていこうと思います」と言う返信を頂いた事。

 

今は良かれと思って行った事も取り方が違うと反撃されてしまう時代です。

また、仕事には正解がありませんが、その様な中、自分なりのやり方で、少しでも繋がる事を意識してきましたが、皆さんが受け取って下さっていたのだなぁと思うと、じんわりと嬉しかったです。

 

そして…

 

何だか納得と言うか、「そう言う事かぁ…」とつくづく感じた事。

 

職場の日常の中では、ご飯に行ったり、ランチをご一緒する等の交流もありましたが、私は基本的に会社とは一線を画して過ごして来ました。

 

タイピストとしてスタートしたので個室にいた為、幸いにも苛めにあった事はありませんが、昔は女性社員の中には苛めにあって辞めた(らしい)方もいたり「会社って怖いんだぁ」と言う思い、会社の人とは深く関わらない事にしたんです。


当時は女性は23歳~25歳迄には結婚で退職する時代。

 

事務職に転換する頃には後輩との年齢差も大分広がっていましたが、それでも本社時代は年齢差を超えて皆で和気あいあいと楽しんでいました。

 

しかし、本社から支店に異動になったら支店は若い子ばかりで、本社に比べてキャピキャピした感じ…変な例えですが、東京と大阪位文化が違うと言うか…。

 

花形である営業部の事務課に着任となるも、20代女子の中で私1人が40代。


分け隔てなく接してくれた男性職員の方が多かったけれど、中には着任の挨拶をした時点で対応がアウェーの男性も…この辺りから「はい、はい、どーせね」とヤサグレ始めたね。


会社のゴタゴタを耳にする内に「群れない」と言うスタンスで来ました。

 

女性の活用=異動と言う安易な構想(毒舌?)の元、何度か異動を経験し50代も半ばになり、俯瞰すればやはり会社を担うのは30代後半から40代。

 

再雇用で延長される方もいますが、あまり良い話は聞きませんし、私が見る限りでは戦力どころか、ただ居るだけ。

むしろ、周囲のモチベーションを下げる様な迷惑シニアの方が多い…様な。

 

社内システムが新刷される度に立場上先頭を切ってシステム処理を行ってきましたが、そういう時に限って自分が関わっている業務は社内説明会では説明されていない部分だったり、問題点を洗い出す試行期間に指摘が多くやっと更新される様な在り様で、本格稼働となる前に先陣を切って聞きに行こうものなら何となく言葉尻が冷たかったり…そんな事があると「若い子から仕事が出来ないオバサンって思われているんだろうなぁ」と勝手に思い込んでしまう(被害妄想ですね)。

 

そんな勝手な思い込みで、ラスト数年は「どうせ私は要ん子なんだろうなぁ」と言う心境でした。

 

女性の中には、例えばAさんとBさんが話している間にガシガシ入っていく方もいたけれど、その様な時に仮にBさんが「んっ?何っスか?」とAさんの方をチラッと見ては、Aさんに「ホラ、来たよ」と言った意味合いの視線を向けるのを目撃すると「ひぇ~、ああならない様に気をつけよう」となるべくBさんと関わらない様にしようとしたりして…。

 

なので、なるべく隅~ぃの方で目立たない様に、目立たない様に暮していたつもりです(笑)

 

さて、退職日が近づくにつれて…普段、猫を数枚被り目立たない様に生活をしてる(?)私に、それ迄「きっと私の事なんて良く思っていないんだろうなぁ」と思っていた若い子からも「辞めちゃうんですか?何でぇ?」とお声をかけられるという思いもよらない事が…。

 

「先を見据えた時に体力・気力があるうちに動いてみたいから」 とか「今までやって来たことを形にして行こうと思って…」等と思い当たる理由を並べつつ、「やはり中心は30代・40代だからね。お荷物になる前に退散、退散」と笑いながら本音を交えたところ「えーっ、それは無いでしょう!! 勿体ないなぁ。有休消化をしないなら、未だ未だ居ますよね⁈」と…去る人を前に盛って下さったのかも知れませんけどね。

 

でも…群れずに一匹狼(?)スタイルでいた割に、意外と慕ってくれていたり、少なくとも好意的思っていて下さっていた方が多く(?)、それには、こちらこそ「有難や〜」でした。


そして…そこで思ったんです。

 

自分が「どうせ、ね」とか「きっと嫌われているんだろうなぁ」と言う意識で日常を見ているから、目の前に起きている事が全部その様に見えたんだなぁって。

 

そして、予想通り言葉尻がキツク感じられた時(その人はその様な話し方なのだとしても)は「ほら、やっぱり」とドンドン自分が意識している世界を深めて行っているだなぁ、と。

 

ラスト1ヶ月程は、苦手な人が近くでウロウロしていても「どうせ、あと僅か」と開き直って快適な意識で過ごしたお陰でしょうか、私の業務は取り纏めが多い為「何日迄に〇〇の入力をお願いします」とか「〇〇の提出をお願いします」と言った厳しい催促メールの送信が多いので、やっと辞めてくれるか、とホッとしているんだろうなぁと思いきや「辞めるって知りませんでした。ショックです」とか「本音を言えた数少ない人だったのに…」と言う、「これまで鬱々、イライラ過ごしてゴメンね」と反省したくなる様な有難いメールを続々と頂きました。


催促メールも、むしろ催促されないと忘れているので有り難いのだとか。


私の「花粉に注意ですよぉ」等と言う、どうでも良い一言添えも少しは役に立っていた様です。

 

物事って自分が思っている事と実際に起こっている事は必ずしも一致していないのですね。

 

SFチックな見方ですが、やはり1人1人見ている世界は違います。


今回の出来事の様に同じ空間で同じ物を見ていても、それぞれの意識の反映によって全く違う解釈の世界が立ち上がっていくと言う事。

 

だからこそ、私たち1人、1人が「創造主」と言われるのだと思います。

 

今回の教訓!

常に中庸でいる事が大事。

目の前に起こる事にはポジティブもネガティブもなく、意味づけをしているのはその人の意識の投影だと言う事でした。

 

但し、全てをポジティブに紐づけするのも如何なものかなぁ、と思うのね。

 

目の前で起きた事柄にポジティブやネガティブは無いけれど(過去に放った周波数が現象化しただけなので)、その事象から学ぶ事はあると思います。

 

自分軸からズレる必要なないけれど、同時に相手に対する配慮は足りていたか?別の表現方法は無いか等、他者に対する思いやりも絶対に必要だと思いました。

 

何だか上手く纏まらなかったけれど、自分の意識が自分の存在する世界をクリエイトすると言うスピリチュアルな見方は私も同感です。


でも、それを自分の都合の良い様に解釈し、相手を否定される方もいますが、そこには同意しないかなぁ。

 

自分軸を大事にしつつ、同時に周囲との調和を大事にする。

 

その為にも、意識は常に中庸でいる事が大事、そんな風に感じました。


分かり合えなさそうな相手とは、適度の距離を保ちながら見守る…無用な衝突が避けられますから。

 

上手く出来なかったかも知れませんが、相手を尊重し大切にする事、これが私が歴史上のお姫様達から教えて貰った事なんです。



ピアノの上が物置き代わりになっているのがバレバレ。


最終日はマッサージの日だったので、職場でのお花等はご遠慮しましたが、セラピストのOさんからお花と空海さんが見つけた温泉をジェル化した美容ジェルのサプライズのプレゼントです。


セラピストさん(左)と私(右)



妹からオーガニックチョコの卒業祝い


皆さん、沢山の愛を有難うございます💕