シュティフト・クロスターノイブルグ
9月は雨の多い1ヶ月でしたね。
関東地方は嵐の前の静けさなのでしょうか?このまま、静かに過ごせる事を祈るばかりです。
因みに職場のUさんは、空き家になっている祖父母のお家の草むしりをしに、この週末九州に向かったのですが、大丈夫かしら?うーん、心配
さて、今回のワインの紹介は、今まで何度かご紹介したウィーンのワイン、シュティフト・クロスターノイブルグのウィーナー ゲミシュターサッツです。
シュティフト・クロスターノイブルグは、1114年にアウグスティヌス派修道院の中で創設された、オーストリア最古且つ最大規模の醸造所。
オーストリアのワイン文化発展への功績が認められ、世界初の葡萄栽培学校「クロスターノイブルク・ブドウ・果樹栽培高等学校」が設立され、今でも世界有数のワイン研究、教育機関として高い評価を受けています。
ゲミシュターサッツは何度も紹介しているので、贔屓にしてくださる読者さんはご存知かと思いますが、初めて私のブログに立ち寄った方の為に、ざっくり説明すると、通常、葡萄樹はこの畑にはシャルドネ、この畑にはピノノワールと言った様に、畑(区画毎)にその畑に合った品種が植えられているのですが、ゲミシュターサッツは混植混醸で作られているワインです。
昔はどこの国も、この混植混醸で作られていたのですが、テロワールを表現したより良いワインを作ろと、どんどん単一品種に移行され、ウィーンでもこの様なクラシックなスタイルの作りは途絶えてしまったんです。
それを復活させ、伝統的な作りでも納得させるような美味しいワインを作りDACを認めさせたのが、あのヴィーニンガーさんです。
さて、今回ご紹介のゲミシュターサッツは、最上級の畑の1つである「ヌスベルク」のもの。
とは言え、ここはブルゴーニュと同じで、一言でヌスベルクと言っても、色々な生産者がいる為作り手さんによって、千差万別。
ヴィーニンガーさんの様に、華やかさの中にも深みがあるワインを作る作り手さんもいますが、美味しいけれど平凡なワインになってしまう事もあるので難しいところです。
ところで、昨年のホイリゲでシュティフト・クロスターノイブルグはイマイチだったので期待していなかったのですが、¥3,000以下のカジュアル価格帯割には中々美味しいコストパフォーマンスの良いワインです。
香りは、最初は林檎やグリューナーヴェルトリナー特有のホワイトペッパーの香り、白いお花やハーブ等の香りが感じられますが、じわじわとアルザスのリースリングを思わせるミネラル香が出てきて、オーストリアのワインとしては珍しくミネラルの香りが強いワインい仕上がっています。
味わいは、アタックに甘味を感じたあと、フレッシュな酸がボンと口中に広がり、心地よい苦味を伴います。
が、苦味が突出する事も無く、全体的に非常にバランスが良く、美味しいワイン。
外観が濃い目のイエローである事からもわかる様に、日当たりが非常に良く、良く熟した糖度の高い葡萄が使われている事が感じられます。
そこを12.5%のアルコール度数に抑えているので、残糖が感じられるのでしょう。
フレッシュでありながら、ふくよかさがある、誰が飲んでも美味しいと感じられるワインに仕上がっています。
イタリアのオルヴエートの様な丸みのあるワイン。
昼間、ボンゴレやパテなどコールドミートと美味しいややハード系のパン等と一緒に飲みたいワイン。
ディナーで楽しむなら、前菜から軽めのお魚料理と一緒に。
家庭で楽しむにも料理を選ばない、オールマイティーなワイン。
何本かストックしておくと、非常に便利だと思います
冷たく冷やして、フレッシュ感を楽しんだり、温度変化による香りや味わいの変化を楽しむのも良いと思います。
使用品種は、グリューナー・フェルトリーナー、シャルドネ、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)
サロン・ド・イグレッグでは食を通して、誰もがプリンセス気分を味わいながら、堂々とエレガントにお食事を楽しめるお手伝いをしたいと思います。
また、頑張り屋さんの現代女性の為に、女性である事を慈しみ生涯女性として輝き続けられる様、サポートさせて頂きたいと思います。
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