金運アップを願うお菓子?フィナンシェ | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

金の延べ棒の形をしたお菓子フィナンシェ。

アーモンドの粉や焦がしバターや蜂蜜を使った、芳醇な香りのする焼き菓子です。


{1A19D68A-793A-4F30-B2AB-7740E45A50C3}


 

{0D238F84-556F-42F5-B5D1-7F0DFDF706C0}
↑延棒も表にするとこんな感


このリッチなお菓子はカトリーヌ・ド・メディチがフランスのアンリ2世の元にお輿入れした時にイタリアから伝わったと言われています。


しかし、最新の今田美奈子さんの著者「洋菓子の事典」によると、現在の形である金の延べ棒にたのは、19世紀後半にパリのサン・ドニ通りにあった菓子職人ラヌが考案したと言う説が有力なのだそう。

 

19世紀は、多くのブルジョワジーが活躍した時代です。

ラヌはパリの金融家達に向けて、金の延べ棒の形をしたお菓子を売り出したのだそうですコインたちイルカ

 

19世紀はパリ万博が開催され、ボルドーワインの格付けが発表された時代。

一昔前、王様や貴族などの特権階級しか許されなかった、美食の楽しみは、革命によって働き場所を失った料理人や菓子職人達が、どんどん街にながれブルジョワジーに向けて、自分の城を築き、一般の人達が美食を堪能し、財力のある市民と職人達が王侯貴族を真似て文化を作り上げ様とした時代だったんですね。

 

さて、今回作ったお菓子が、フィナンシェ・ココアナ。

アーモンドの粉50g使うところを、アーモンドの粉を20gにし、代わりにココナッツファインを30g使って焼きました。

 

話は少し逸れますが、お菓子って家で作ると個数が出来てしまいます。

作るより買った方が効率的なんですよねチョキ

 

そんな理由で、私も作るのは先生の家ばかりで、誰かの誕生日とかお世話になった人に差上げようとか、何か理由がないとお菓子を作らずに来てしまいました。

 

ただ、焼き菓子って良い材料を使ってきちんと作ると、普段私達が購入するお菓子とは全く違う美味しさで、私もお菓子を習って焼き菓子の概念が変わりました。

 

家庭って利益を出す必要性はないでしょう?

先生の家で作るお菓子は、採算度外視!

 

実は、先生や私が使っているアーモンドの粉も、発注が入ってから粉に挽いて下さっているんです。

だから、家族や親しい人が食べて、本当に「美味しいね」って思える贅沢なお菓子だったんです。

 

私はお菓子を習うまで、それ程お菓子作りをした事が無かったので、最初のうちは、生地が上手く膨らまず「あら、変ねぇ・・・」と先生を悩ませてしまった程ガーンチーン

 

それだけに、材料は先生と同じものを使う様にしたんです。それなら、自分の腕が未熟なだけで言い分けのしようがないですから。

なので、我が家のお菓子は喜ばれますが、決して、私の腕が良いのではなく、偏に材料とレシピが良いだけなんですてへぺろ

 

そこで、少しでも焼き菓子の美味しさを知って頂きたいと思い、先ずは、普段お世話になっている方など身近な方に差上げようと、私のお菓子プロジェクトを始動し始めたのですが・・・・

 

フィナンシェは材料を順番に混ぜていけば良い作り易いお菓子ですが、今回、フィナンシェ型の様に小さいお菓子は焼き具合が難しい事を発見。

温度が高いと端が焦げてしまうので、温度や焼き時間を工夫するのが今後の課題です。

 

実は、上手に出来たらお世話になっている美容院の皆さんに届けようと思っていたのですが、最初にオーブンに入れた分は、焼きが上手くいかず、いまひとつ納得が行かない食感えーん

※余熱なしでセットした為、最初に一気に生地に熱が入らなかった様です。

 

そんな訳で、今回は我が家のティータイム分しか焼けませんでした。

 

うーん、納得がいかないなぁプンプン

本当は材料を無駄にしても、納得するまで作り倒したいんだけど・・・・私のお菓子プロジェクトを本格稼働させるには、まだまだ時間が必要な様です。

落ち込むわ~ショボーン

 

 ※2回目に焼いたのは成功でしたよラブラブ

{414C12E6-87D7-4C2C-BB5C-FCD3BE411B06}

金の延べ棒の様に飾ってみました。