明けましておめでとうございます。
今年も、穏やかに新しい年をお迎えする事が出来ました。
年が明け、今年の抱負や計画を立てられた方も多いと思います。
私は昨年に引き続き、流れに任せて進もうと思っています。
さて、昨年の春、ブログをカスタマイズ化し、その中でワイン教室のカリキュラムをアップ致しましたが、今年から大きく変えようと思います。
私がワインスクールに通い始めたのは1999年。
ワインスクールが大盛況の頃でした。
なぜ目の前のワインがその様な香りを持ち、味わいになるのか。
畑の管理や、気候・土壌、醸造方法など、謎解きをしながらワインを関わる事は非常に興味深く面白いものでした。
しかし、当時に比べてワインがもっと一般に浸透し、関わり方も人それぞれです。
これまで、私は、主に私の周囲の方達には、質問にお答えする形で、栽培から醸造、気候条件迄、プチセミナーの様な内容でお伝えし、偶に単発的なセミナーを開催してまいりました。
今後も、しっかりワインを覚えたい方や、ご希望の方には人数が集まれば、ご希望の部分だけカリキュラムを抜粋する等ご要望に合わせて講習を行えるよう、お教室のカリキュラムは残す予定です。
しかし、今後は「伝える」事を中心に展開を考えて行きたいと思います。
話は逸れますが、年末に贅沢にドライフルーツを使ったお菓子を頂きました。
多くの方は、一見地味な焼き菓子より、パティスリーに並んでいる、クリームやフルーツで綺麗にデコレーションされたケーキの方が嬉しいと思います。
しかし、お菓子を頂きながら、私は本物の持つ良さを痛感しました。
私は偶然、縁あってヨーロッパに伝わる伝統のお菓子を習う事になり、現在も、伝統の焼き菓子を作っているプロの方のレシピでお菓子を習っています。
勿論、流行りのお菓子も食べますが、伝統の本物の味を自然と知る環境を持てた事は、有難く感じています。
本物を知ると言う事は、本物に触れる環境があれば、誰にも出来る事です。
確かにお菓子にはお砂糖や小麦粉を使い、健康には罪悪の様な言われ方をする事がありますが、お砂糖は生地を膨らませる為に必要最低限しか使われていません。
よく「甘さ控えめで美味しい」と言う方がいますが、お砂糖は甘味を与えますが、粉類を持ち上げ卵を膨らませる為にお砂糖は使われるのです。
その為、私が作るお菓子は、ベーキングパウダーの様な添加物は使わないか、極力抑えて作られます。
また、焼き菓子の多くは、勿論、薄力粉も使いますが、アーモンドの粉を多く使用したり、ドライフルーツやナッツ、蜂蜜など滋養のある物をふんだんに使う等、伝統に裏付けらえた本物のお菓子は栄養の事も考えれていました。
レシピによっては、小麦粉よりアーモンドやヘーゼルナッツの粉の方が分量が多い事も多分にあります。
お茶と共に一切れ二切れを頂くには、リフレッシュ効果があるでしょう。
私が何を言いたかったかというと、本物をきちんとした形でお伝えしていきたいと言う事です。
2016年以降は、これまで同様、ブログでこれまで通りワインや背景にある食文化や歴史についてお伝えする事が中心となると思います。
そして、いつ頃から募集をかけるかは未定ですが、少人数でワインやお料理を楽しんだり、テーマを持ったお茶会等を設けて、お伝え出来る事はお伝えしていきたいと思っています。
お菓子についても、時々「こんなの作りました」と言う様にご報告をさせて頂いておりますが、食べてみたいと思った方には、お分けしたり・・・なんて事も出来たら嬉しいです。
勿論、これらは思考中ですので、形として発表するのはまだ当分先となりますが、2016年は、過去のやり方を変えて、私らしいやり方を作り出す最初の年になると思いますので、皆さま宜しくお願い致します。