ディアーヌは来たるべき老いに備え、緩やかな老化を辿る様、若い頃から、自分に少し厳しい日課を課しました。
朝は6時に起床し、冷たい水で身を浴す。
その後3時間程、田園風景の中で乗馬をし、その後は、身体を休ませながら読書をする。
そして瞑想を行い、10時頃に軽い朝食を摂った後は、社交をし、夕食は6時と決めていたそうです。そして、早めに就寝をする。
この生活スタイルを維持する事で、きめの細かい真珠の様な艶のある肌を保ったのです。
その結果、31歳の時、「美女の中の美女」コンテストで、これまた美貌の22歳の国王(アンリの父フランソワ)の寵姫を差し置いて優勝。
当時31歳と言えば、決して若くはない・・・むしろ、初老の一歩手前と言った年齢。
若さがから得られる美貌に陰りが出る年齢です。
ディアーヌだって当然老化はしてきます、人間だもの・・・・。
流石に水風呂は風邪を引きかねませんが、現代風に言えば、最後に冷たい水で肌を引き締めると言ったところでしょうか。
そして、規則正しい生活で健康を保つ。
睡眠を多くとり、肌のリカバリーを促す。
彼女は白粉を付ける事さえ不要としたそうです。
ヨーロッパの気候は乾燥して、夏場は紫外線の影響も強いでしょう。
シミや皺を隠そうとして白粉を沢山付ければ、余計に皺が目立ってしまいます。
その様な意味では、健康で艶やかな肌を持つ事。
つまり、健康を維持する事が如何に美しさに作用するか、お分かりですよね?
チーズからはカルシウムだけではなく、ビタミンも補給出来ます。
当時は歯科医などおりませんから、美しい歯は健康の象徴でした。
カルシウムの摂取は健康な歯を保つには必要です。
だって、歯が悪ければ満足に食事が出来ませんよね?
ですから、結婚をする際には、歯並びが重要視されたんです。
今でも、欧米の方が歯並びや歯のケアに気を使うのは、そこから来ています。
残念ながら、日本人の体質には、乳製品は余りお薦め出来ないそうですが、時々、お楽しみとして頂く分にはOKの様です。
次回は、美貌に大切な精神面のお話です。
今田美奈子さんレシピの「ディアーヌのチーズケーキ」を先日作りました。
パートシュクレのタルト生地の中のフィリングは、クリームチーズやサワークリームを使ったベークドチーズケーキ。その上に生クリームを塗り、格子模様をつけます。
本当は、金箔を随所に飾り華やかさを出しますが、金箔はお値段が張るので省略。
レシピでは5分立ての生クリームとなっていますが、格子模様が付けづらいです。
・・・・to be continued