最近、知人に会う度に「痩せた?」と開口一番聞かれます。
特に顔が痩せたらしく、先日など「何かあった?やつれた感じだよ」と久しぶりに顔を合わせた知人が一言。
早速、トイレに駆け込み鏡を見る。うーん、確かにお疲れ顔。
「これは、いかん!」
と反省していると、新聞に「老けない人は何をたべているのか」と言う書籍が掲載されているではないですか!!
思わず、即買いしました。
お疲れ顔の原因・・・心当たりは、蛋白質不足の様です。
健康に敏感な日本では、毎年、色々な健康法が話題になっています。
特に、ここ数年は粗食ブーム。
お肉の食べ過ぎは生活習慣病の根源の様な言われ方をされています。
私は、20代後半から野菜中心の食事を心がけていましたが、ここ数年、更に、お肉を食べる回数も量も減らしていました。
代わりに、魚を食べる様にしていましたが、その量は切身でも2/3程度です。
確かに野菜は身体に良いけれど、バランスが悪い食事をしていたのでしょう。
免疫力や筋肉量が減ったり、骨粗鬆症になる等、年齢を重ねる程、粗食はNGだそうです。
そして適量の肉食は、肌をしっとりと保ち、野菜オンリーの食事は動脈硬化を招く可能性があるそうです。
お肉を食べないと、ケーキや揚げ物など、がっつりとした物を食べたくなるのは、身体が必要な栄養を欲しがっているからなのでしょう。
偶にはケーキも必要ですが、ここでケーキとお肉、どちらが良いかは明白ですよね。
高価なクリームを肌に塗るより、お肉を食べた方が良いらしいですよ。
因みに、コラーゲンを沢山食べても肌にはなんの効果は無いそうです。
他にも、ここ数年、炭水化物抜きダイエットが流行しています。
私は20年程前に、食事をする時間があるなら寝ていたいと、朝と夜は米飯を抜いた事があります。
確かに、体重は落ちましたが、長く続けているとやせ難い身体になる様な気がします。
因みに、その後、3食きちんとお米を食べる様にしましたが、リバウンドはしていません。
そのメカニズムをお話しますと、頂いた食事を、燃料として燃やすのがご飯です。
その燃料がないから燃やせないんです。
しかも、代謝が落ちているので、少量でも太ってしまう・・・・これでは、効率が悪いですよね。
そもそも、糖質制限は糖尿病患者の為の食事制限だそうで、お通じの調子が悪くなる等、健康な人がやると問題がある様です。
程度な糖質は、必要な栄養源です。
さて、話題にされては消えてゆくダイエット法や健康法。
一過性のブームで終わってしまうのは、無理がある事と長期的な結果が分からないからではないでしょうか?
TV番組で被験者に試してもらっても数週間。
推奨している医者だって、40代、50代の若さです。
学術的なデータはあるかもしれませんが、今後、彼らがどの様に老いて行くのか、結果は誰も分からないのです。
生き物にとって食事=生きる事です。
人間は、生命維持だけではなく、食べる事に「喜び」と言う付加価値を求めます。
あれもダメ、これもダメと言った食事方法では、ストレスを感じてしまいます。
ましてや、特定の食材を控えた分、好きなものを好きなだけ食べるなど本末転倒。
その歪は必ず表れます。
結局、美しく健康に年を取りたいならば、バランス良く、まんべんなく食べると言う一言に尽きる様です。