ブラウフレンキッシュ ホッホエッカー2011 | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

オーストリアはブルゲンラント州のワイン。
ブラウフレンキッシュと言うオーストリア原産の黒葡萄を使ったワインです。


縁に紫が残る非常に濃いルビー色。

全体的な印象として、香りは限りなく南フランスやイタリアワインの要素に近く、味わいは、酸が支配的な部分がボルドー寄りなワインです。

イタリアはトスカーナの上質なサンジョベーゼ・グロッソを思わせるワイン。


香りはブラックベリーなど黒系の果実を中心に、ガリーク(南フランスの乾燥したハーブ類の香り)な印象、ブラックペッパーや若干オリーブ、ドライトマトの様な香りと、ユーカリやローズマリーの香りがあります。

バニラなどバルサミック(樹脂系の香り)もありますが、全体的に若々しい印象です。


味わいは、アタックに優しい果実味を感じ、すぐにエレガントな酸がしっかりと最後まで持続します。直ぐにこ慣れたビロードの様なタンニンが後を追いかける印象がありますが、酸がしっかりしているので、酸に渋みがのっかり、それが若干タンニンのニュアンスを強めている様です。


外観の割に非常にエレガントなワイン。

柔らかい牛肉のソテーなどでも良いですが、お肉の食感を残したボローニャソースなど酸味のあるお肉料理にも合いそうです。


非常にエレガントなブラウフレンキッシュで、非常に丁寧で綺麗な作りをしています。