昨日、東日本大震災からちょうど10年という節目を迎えました。

 

 

 

当時、中学2年。

卒業式が終わった後の部活中でした。

 

あの津波の映像は、直接現地で見たわけではありませんが、

それでもあの衝撃を忘れることはできません。

 

 

 

そして、福島第一原発の事故。

 

未だに帰ることのできない辛さ。

 

 

 

原子力発電というものは、ウランを核分裂させたことで生じるエネルギーを使って

発電しています。

核分裂する際に、人間が制御することは不可能である放射線が発生しますが、

あの事故によって、その放射線が原子炉から漏れだし、

その結果、立ち入り禁止区域が出てしまう。

 

 

 

日本には、2011年3月11日の時点で54基もあり、

日本で使う電力の30%前後を賄っていました。

 

 

2020年3月6日時点のデータですが、
東日本大震災以降に廃炉が決定した原発は21基。
それでも、建設中のものが3基もあるわけです。
(「日本の原子力発電所マップ」から拝借)
 
今日、玄海原発の訴訟で原告側の訴えを退けたとの報道がありました。
未だにこのような不当判決…………
 
頭が頭痛というか、頭痛が痛いというか、…………
 
早く目を覚まして欲しいところです。
 
 
 
僕は、問題提起として、1つ提案があります。
 
1967年10月1日から1968年9月8日まで、TBS系列で放送された「ウルトラセブン」。
「ウルトラセブン」は、暴力問題や差別問題を扱っていて、子ども向けとは思えないストーリーが際立った作品です。
 
実は、全49話のうち1話だけ、現在欠番になっているものがあります。
 
それは、第12話「遊星より愛をこめて」。
劇中に登場するスペル星人の姿は、次の通りです。
  • 全身は真っ白
  • 凹凸のない能面のような顔
  • 体の所々にケロイドを彷彿させる黒い大きなシミのような物があり、時折オレンジに点滅する。
 
 
 
あらすじは、
宇宙のどこかで大爆発が起きた。ウルトラホーク2号で宇宙パトロール中だったソガ隊員とアマギ隊員は、大爆発による放射線を検出する。一方、東京では若い女性が突然昏倒し、やがて死亡する事件が多発する。分析の結果、彼女たちは白血球が急に欠乏する「原爆症」に似た症状を発していたうえ、地球に存在しない金属でできたメーカー名もネームもない謎の腕時計を所持していた。2つの「線」は、やがてアンヌの旧友・山辺早苗と彼女の恋人・佐竹三郎で交差する。佐竹が早苗に贈った腕時計には、人間の血液を奪う機能があった。そして、佐竹は地球人の血液を奪いに来たという本性を現し、スペル星人の放射能に冒された異形の姿をさらけ出す。
というものでした。
 
 
 
欠番に至った経緯は次の通り。
 
1967年12月17日、ウルトラセブンに変身するモロボシ・ダンの台詞に「原爆病によく似た症状」とあったが、何事もなく放送。
1970年10月1日、小学館から出版されたものの中に入っていた付録「かいじゅうけっせんカード」に、「ひばくせい人」の別名がついたスペル星人が掲載。
3日後、このカードを見た女子中学生が東京都被団協の専門委員でもあった父親に相談したところ、父親は編集長に抗議の手紙を送り、所属していた市民サークルのメンバーに話した。
その後、メンバーの知り合いの朝日新聞記者に伝わり、1970年10月10日、「実際に被爆した人たちがからだにケロイドをもっているからといって、怪獣扱いされたのではたまらないと思った」との女子中学生の感想、「現実に生存している被爆者をどう考えているのか、子供たちの質問にどう答えるのか」との抗議文と「同社(小学館)からの返事はまだない」などの記事が掲載。
抗議活動はすぐさま広島や長崎にも広がり、他の新聞社等も取り上げたことで、全国に広がった。
 
この後、「ひばくせい人」は「吸血星人」に変更され、この話自体欠番にされました。
 
 
 
元々、ウルトラセブン自体、当時の社会問題を取り上げ、問題提起しようとした作品です。にもかかわらず、「被爆者を差別している」という抗議で欠番になりました。
これでは本末転倒でしょう。
 
改めて、このウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」を放送し、被爆の実相や平和を伝えること、原発の問題のことに関しての問題提起をしてはいかがでしょうか。