今日、世界中にはキリスト教と名乗る宗派が数え切れないほどあります。

其々の宗派が自分の処こそ、真のキリスト教を教え、実践するものであると主張します。

 

例えば最も大きな勢力を持つカトリックは、その代表者教皇(或いは法皇)はイエスの12使徒のペテロの後継者であると主張し(ペテロはイエスから「私の子羊を養いなさい」と言われている。ヨハネ21章15〜)、後にはキリストの代理者であるとその地位を権威付けています。

 

今話題の統一教会もその創始者文鮮明がキリストから特別な啓治受けたと自称して自分を権威付けています。

ものみの塔(エホバの証人)はその組織のトップ(統治体)は自分達は1世紀の使徒たちと同様に、神からの聖霊を受けたと主張します。

他の宗派も同様な何らかの権威をつけて、自分達こそ正統なキリスト教だと主張しているのではないでしょうか。

 

しかしその主張に確かな証拠、誰でも納得する論証がありますか。

精々、彼らが主張する証拠とするものは、我々は長い歴史を持つとか、僅か小さな集まりからこれ程の大きな集まりとなり、多くのことを成し遂げてきた。

これこそが神の組織でなければなし得ないと主張する事でしょう。

しかしこれらの事が真の神の組織と言えるでしょうか。

 

神は人に権威を与えた時、或いはそれを是認された時、

どの様な方法でそれを示されたでしょうか。

聖書の例を見てみましょう。

 

モーセは神から奴隷状態のイスラエルの民をエジプトから連れ出す様に言われます。

しかしモーセは、自分が神からイスラエルを連れ出す責任者に神から選ばれたことをどうして人々が信じるか不安でした。

神はその時モーセに二つの奇跡的な力を与えられ、モーセの権威をイスラエルが信じる様にされました。(出エジプト4:1〜8)

 

1世紀にイエスがキリスト(救世主)となった時、天から鳩の形をした聖霊が、誰の目にも見える様な形で降ってきて、そこに居た人々はそれを目撃し、又その後、天から「これ​は​わたし​の​子,[わたし​の]愛する​者​で​ある。この​者​を​わたし​は​是認​し​た」(マタイ3:17)と大きな声があり、多くの人がこれを聞きました。

 

こうした奇跡的な出来事によって、これを見聞きした人々はイエスが神からの者であることを信じたのです。

この様に神は人に権威を与える時、その人だけに解るような仕方で与えるのではなく、他の人にもはっきりと判断出来る様な形で与えられるのです。

 

今日多くの宗派は時間をかけ、多くの労力を使って人々を自分の組織に誘います。

しかし1世紀のキリスト教徒はどの様にして集められましたか。

 

イエス・キリストが亡くなった年の西暦33年のペンテコステ祭りの日にキリストに従っていた120人に舌の様な形をした聖霊が降り、彼らが祭りのために集まっていた異国の人々に聖霊よる奇跡によって彼等の言語でキリストについて証言し、それによってその日の内におよそ3000人がキリストの信者となった事が記されています。

 

この聖霊の降った者を「聖徒」「聖なる者」「ハギオス」と呼ばれ、一般の信者は信じる者「ピストス」と呼ばれています。

この様に神が特別に任命した者は、その権威を証明するものとして聖霊による明かな特別な力が与えられているのです。

 

この聖霊とは「神の指」とも言われ、この聖霊によって神はこの宇宙を創り、あらゆる生物創造し、人に預言的な幻や奇跡的な力を与えたりもされるのです。

こうした聖書に記されたことから、神は人を任命しある権威を与えた時には他の人にもそれがはっきりと認識できる様な形で与えました。

 

これらのことを考慮するなら、ある宗派の指導者が自分は神から特別の啓示や任命を受けたと唱えても、聖書的根拠も見える証拠もありません。

 

今日の社会は選挙であれ、力づくであれ、人に権威を与えています。

その権威の下での社会は不完全で罪ある人間の社会ですから、どんなに良さそうな人であっても永続する平和な社会は存続する事はありません。

ですから聖書は「人が人を支配してこれに害を及ぼした」(伝道8:9)とあるのです。

 

神が約束しておられる「千年王国」そしてそれに続く社会はこうした問題を取り除き、利他的愛が溢れる社会なのです。

最初の人間アダムとエバが失った神と子の関係を再び取り戻す社会なのです。

神はその本質においては「愛」であると述べられていますから、回復された社会はどれ程の歓び溢れる所となるでしょうか。

 

神は人間が罪を犯し、自分との関係を失った時直ぐに回復の計画を立て、何千年もの時間を掛けてそれを進めて来られました。

それほどの時間が必要だったのは、自分の内にある罪と神から離れた社会がどの様な結果になるのかを人々が認識する時間を与えたのです。

 

今は人が他人に権威を与え、支配する事を許しておられますが、今日の現状を見れば自ずとその答えは出て来るはずです。

 

神は間も無く地上に居るある人達に聖霊を下されます。

これらの人々は神から任命される権威ある人達です。聖霊の力を持って語る人々が現れたなら、彼らに従い助ける事が貴方の命の道となります。

 

聖書には同じ時代に偽の救い主も多く現れると述べていますから、利己的な思いを持って聞くなら彼らに従って滅びの道を歩むことになるかもしれません。

神が目的とされる社会は「愛」が支配する社会です。

この世がどれ程の利己的な社会であっても負けないで「愛」を今から培って下さい。

 

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