皆さんはパスカという言葉を聞いた事がおありでしょうか。
このパスカは「主の晩餐」とか「主の死の記念」と呼ばれています。
あまり聞いた事がないと言われる方も、ミラノの修道院の食堂の壁にレオナルド・ダ・ビンチが描いた「最後の晩餐」といえば、お分かりいただけるでしょう。
この絵については世界中の人が知っていても、「この晩餐」が、どの様な意味を持っているのかはあまり知られていない様です。
イエスが行ったこの晩餐は、それまでユダヤ人が過去1500年以上、この日に行なっていた「過越の晩餐」に代わる取り決めでした。
しかし「過越の晩餐」と深い関係があるものの、決して同じものではありません。
今から3500年程前にエジプトで奴隷状態であったイスラエルの民を解放する為に神はモーセを立て、彼はエジプトのファラオと対峙してイスラエルを解放する様に交渉しますが、ファラオは聞き入れず、その為神はモーセを通してエジプトに十の災いをもたらします。
ファラオは様々な災いがエジプトに臨んでも、頑なに拒みますが、最後の災い(エジプトの全ての長男を打つ)が生じた時、遂にイスラエルを解放する事を承諾します。最後の災いでファラオの長男やエジプト人の長男が次々死んでいく中で、イスラエル人の長男は家の門口に子羊の血を塗ることによって災いを免れます。
こうしてイスラエルはエジプトから解放されます。
以後、イスラエルはこの日、子羊の血によって災いから逃れた事を記念して、「過越の祝いの晩餐」を1500年以上行ってきました。
この事はモーセの律法の中に記されています。
イスラエル人はこの律法によって、神との契約した「特別な民」となりましたが、彼らはこの律法を何度も破り、神はこの契約(旧約)を破棄され、新たにキリストを仲介者とする新しい契約(新約)を取り決められました。
律法上の過越は門口に塗られた血によって禍いを過ぎ越したように、それに代わる「主の晩餐」はその日の内に捕らえられ、刑死されたキリストの血は、死に繋がれている人類を罪と死から解き放つものでした。
それゆえに、エジプトに下された災いからの死を逃れるより、はるかに勝る神の恩恵なのです。
エジプトから逃れたイスラエル人はやはり年老いて死にましたが、キリストの流された血は、死の原因である人類が抱える罪を取り去るものとなるからです。
しかし今日でも人は皆、年老いて死を迎えるではないか、と言われるかもしれません。
確かにそうですが将来、神はほとんどの亡くなった人々を復活させることを約束しておられます。
その時神は、キリストの血による贖いに信仰を働かせ、神の目的に沿った生き方(神を全ての者の創造者として敬意を払い、利他的な生き方)をする者に永遠の命を約束しておられるのです。
パスカ(主の晩餐)は過越の晩餐より、遥かに人類にとっては重要で意味あるものです。
それでパスカはイエスが唯一弟子達に、これを行い続けていくように命じられたものです。
今日、キリスト教に関する祭(クリスマス、復活祭、バレンタイン等)はイエスは一度も言及された事はありませんし、増してや、クリスマス(イエスの誕生日)は異教徒の祭りの日を、彼らをキリスト教に取り込む為に妥協した産物であり、キリストの生まれた日ではない事は今日、多くの人に知られていることではないでしょうか。
2022年のパスカ(主の晩餐)の日が近づいてきました。
今年は4月の14日日が沈んだ後に行われます。(イエスの時代、1日の始まりは夕日の沈んだ時に始まった)
この日に読者の皆さんも、各自で参加されることをお勧めします。
どの様に行うかは下記の方法で行なってください。
本年は四月十四日の夜に当たります。翌日の夜はユダヤ教徒が過ぎ越しを行います。
それに一晩先行するのは、当時もまさしくキリストがその前の晩に最後の晩餐をとっていた証しです。
例年のように、無酵母パンと赤葡萄酒を準備し、聖霊が無いなら誰もそれを飲み食いしませんが
ひと時をご自分なりに聖なるものとして取分けることはできましょう。
式次第のようなものは残されていませんし、儀礼は凝りはじめると却って罠となるでしょう。
その自由さの中で、各個人の信仰と神への想いが問われるでしょうけれども
あまり雑なものにせず、また敬虔さをひけらかすぬ気配りは要るとしても、難しく捉える事は無用です。
もし、よろしければ行うことの出来た方には、このブログのコメント欄からでも小生宛てにお知らせください。
管理するためではなく、相互の励ましのために、場所の都道府県名と人数だけは把握したく思っております。
なお、「管理人にだけ表示」をお選び頂く方が良いでしょう。
それから
無酵母パン用の小麦粉によっては作りづらいものもありますので
お早めにきめの細かいものを入手されておくのが良いようです。
あるいは、ミルトス出版の通販で在庫が有ればイスラエル製のマッツァを購入できるかもしれません
どちらも、昨年のように四月に入ると品薄になるかも知れませんから、お早めにご準備なさるのが良いでしょう。
なお、早めに作り置くなら、よく焼いた上に乾燥剤を同梱するなどしてカビの発生にお気をつけ下さい
場所の確保が必要な場合には
貸し会議室を利用することもできるでしょう。
但し、たいていの貸し会議室は隣室の声がほとんどそのまま聞こえるうえ(この時期、新人研修が多く)
民営の場合は5、6人用の狭い部屋1時間でも一万円近い出費になるところが多いようです
それでも公営の産業後援会などの貸し会議室の中には、使用目的を問わず1時間当たり数百円で借りられる場所もあります
何かの都合でご自宅で出来ない場合には、貸し部屋など調べてみるなら道が開かれるでしょう。
催し物名義として問題なければ「十四日(または「小アジア」など)研究会定期会合」などとしてお使い頂いてよろしいでしょう。但し利用の責任はご自身で負担願います。
東京の北部方面でしたら、音の面と料金の面で、以前に使って比較的に良かった貸し会議室をお知らせできますので
コメントからでもお尋ねください。