「プラチナ写真」とは?
こんにちは!
イメージコンサルティングのプライムイメージ
の山川です。
「プラチナ写真」って、ご存じですか?
なんだか高級感ある写真であることはわかりますが、私も初めて聞いた言葉。
「プラチナ写真」について、聞けば聞くほど「へぇ~」と関心ばかりして、
作品を実際に見たときには、思わず「はぁ~」というため息がもれてしまいました。
それほど、思わず裏を見たくなるような立体感のある、繊細な仕上がりの写真なのです。
これを教えて下さったのは、写真家の小林伸幸さん
。
普通のモノトーンの写真は、「銀+ゼラチン」でプリントするのだけど、
「プラチナ写真」は、「銀」でなくて高価な「プラチナ」を使用。
それを小林さんは、こだわって選んだ「和紙」にプリントするのです。
とにかくすべてにおいて、時間と手間がかかる古典的な技法であり、
現在、日本で実際にやられている方はほんの少しだとか。
デジタルで誰もがある程度の写真が撮れてしまう現在、
まさに「アート」というにふさわしい作品を見せていただいた気分です。
自然な風景を写したものが中心でしたが、
モノトーンという独自の色の世界が、和紙の凹凸に映し出されます。
うっすらつもった雪の質感がわかる、枯れ木の違いが1本1本わかる、
そんな繊細な表現の1枚1枚を見て、ただただ感動するばかりです。
この「プラチナ写真」をやり始めた理由も興味深くて、
美術関連の方に「写真はアートではない!」と言われたことがきっかけだったそう。
なぜならば、写真は1点ものではない。
コピーはできるし、色あせて永遠に残るものではない、という理由。
では、1点ものの写真を作ろう! アナログを極めよう!
と15年前から始めたのが、この「プラチナ写真」だということです。
ちなみに、「プラチナ」を使うと時間的な変化も起きないのだそうです。
ご自身のこだわりと、あまりに手間のかかる工程と機材の数々・・・・・・
打ち合わせに伺ったはずは、思わず取材のようになってしまいました。
とにかく、この「プラチナ写真」は、一見の価値あり、です。
今年中には、展覧会のご予定もあるとのことですので、楽しみです。
久しぶりにアートに触れた時間、小林さん、どうもありがとうございました!
今どきの蕎麦職人「総本家小松庵」
こんにちは!
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の山川です。
「小松庵」というお蕎麦屋さんをご存じでしょうか?
大正11年に駒込に創業した老舗の日本蕎麦店です。
先日、こちらの専務取締役・小松孝至さんにお会いして、お話を聞かせていただきました。
蕎麦職人といえば、うまい蕎麦のためならば・・・と、
蕎麦一筋、うん十年という方ばかり、といった固定観点がありました。
しかし・・・この小松さんのお話を聞いて、
その頭のやわらかさと、感性の豊かさに驚かされました。
ここは、アパレルメーカーか? デザイン会社か?
というようなクリエイティブなお言葉が口からポンポンと出てくるのです。
「巨人戦の話だけしかできない蕎麦屋じゃダメ!」
「蕎麦屋が、音楽の話、オペラの話をして何が悪い!」
小松さんは家業の蕎麦屋を継ぐことが、当初はイヤだったとか。
自分は大学へ行っていても、実際にその自分を“食わして”くれているのは、
中卒で地方から丁稚奉公にきている方々。
そんな方々の一生懸命働く姿を見て育ち・・・・・
そして経営者となった今、
「(評価は)うちの社員を見てください!」
と、自信満々におっしゃるのです。
このひと言に、思いのすべてが込められています。
技術だけじゃだめ、いい本を読み、良い音楽を聴く、
それも蕎麦職人にとっては大切なことだよ、と。
さらに、今年は「蕎学舎」という蕎麦職人のための学校をオープンさせるそうです。
元音楽スタジオという場所に造られた「蕎学舎」におじゃましましたが、
音響設備跡のある空間に、蕎麦、つゆ、かつお節の香りが漂っていて、不思議な感覚。
人を育てることに強い思いがおありの小松さん。
飾り立てたおしゃれでなく、1枚のタートルにもスマートさを感じ感じさせる、
シルバーヘアにメガネがお似合いの素敵な方でした。
(お写真をおみせできなくて残念です。。。)
ビジネス書No.1『FREE(フリー)』vs小説『太郎物語』
こんにちは!
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の山川です。
このお正月休みに、対極をいく2種類の本を読みました。
“仕事&プライベート”、読書もこのバランスが必要!と実感。
まず、年末に敏腕TVマンのYさんが、
「09年のビジネス書ではNo.1!」といっておすすめしてくれたのが、こちら。
『フリー~<無料>からお金を生み出す新戦略』 (クリス・アンダーソン)
『ニューヨーク・タイムズ』でベストセラーとなったとにかく話題1冊です。
著者のクリス・アンダーソンは、あの「ロングテール」理論の提唱者。
Twitterで、「これを読んでいない広告関係者はいない!」なんていう書き込みもありました。
マーケッター的な視点は、専門家の方にお任せするとして・・・・・・
「ただより高い物はない!」なんて言いつつも、
グーグルをはじめ、PDFファイル作成、Skype(スカイプ)、ウィキペディア、フリーペーパーetc
利用意識もあまりないまま、さまざまな無料サービスを利用していました。
ひと言で「フリー<無料>」と言っても、それが4タイプに分類できること、
まずは、これを体系立てて説明してあることが、内容が“ストン”と落ちてきたポイントでした。
1. 直接的内部相互補助 (無料に近い値段でお客を呼び、利益の出せるものを売る)
2.三者間市場 (広告主がお金を払うもっとも一般的なかたち)
3.フリーミアム (有料プレミアム版に対する基本版)
4.非貨幣市場 (ウィキペディアなど対価を期待しないもの)
確かに、アマゾンで「送料無料」にするために、必要なのはこれ1冊なのに、
1500円を超すための買い物をしてしまう自分がいます。
こうした心理的作用やマズローの欲求段階で説明する行動理由は、確かに納得できます。
私自身のビジネスでいうならば、当てはまると感じたのはこの一文。
「コモディティ化した情報(誰もが同じものを得られる)情報は無料になりたがる。
カスタマイズされた情報(その人だけに与えられる特別なもの)は高価になりたがる。」
それを言いかえると・・・・・・
「潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。」
“2010年代を生き抜くのに欠かせない1冊” (by小飼弾)、でした!
その一方で、一気に読み進めてしまったのが、この小説、
曽野綾子著 『太郎物語』<高校編/大学編>
年末のある日、私のデスクの上に、なぜかこの文庫本2冊が置かれていました。
私に「読め!」と言っているかのように・・・・・・。置いたのは、夫でした。
なぜならば、ある塾の先生の話を聞いたときに、この『太郎物語』
の引用が出てきて、
高校時代に唯一(!?)、読んだ本であることを思い出したのだとか。
その引用部分というのが、インパクト大!少し長いけれどi引用します。
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「テレビ無しでなんか生きられないよう」とだだをこねると、山本正二郎は、突如として、テレビを持ち上げるや、庭の敷石に向かって、それを叩きつけた。
「テレビが無いと生きていけないかどうかやってみろ!」
父があのように重いものを、あれほど軽々と持ち上げたのを太郎がみたのはその時が初めてで最後である。母は、その出来事に対してとりなしてくれもしなかった。おまけに彼女は、物ぐさだから、庭にちらかった醜怪きわまるテレビの残骸をなんと一カ月近くもとりかたづけなかったのだ。
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大学教授の父と翻訳業をこなす母をもつ、一人息子の太郎。
アカデミックな雰囲気を感じさせつつも、その気の抜けた親子関係が、ほっとさせるようなお話。
無言で置いた夫の真意はわかりませんが、
「母は仕事をしていたほうが、みんなが幸せなようだ」というのが私の結論でした。


