“森の学校楠学園” staff のつぶやき -24ページ目

“森の学校楠学園” staff のつぶやき

鹿児島県は蒲生町にある小さな認可外の私立学校(フリースクール)の日常を
スタッフの目からお届けします

楠学園にはいろいろな方が相談に見えられます

出入りする子どもたちの年齢も乳幼児から小学生・中学生・高校生・さらに成人の方まで


ただ 高校の場合単位制なので,フリースクールでの出席が認められる訳ではなく

日本で卒業資格を得ようと思ったら 高認(こうにん)つまり『高等学校卒業程度認定試験』をクリアするしかない (以前の大検(だいけん):大学入学資格検定と似たようなものですね)


楠学園にいるなら この高認を受けるか海外の学校へ行くか 

あるいは高校にこだわらない人生の選択をするか・・・

いずれにしろ,小中学校より厳しい状況だった訳です


ところがキラキラ

昨日 顔を見に来てくださった駐在さんが

「高校でもフリースクールでの出席が認められるようになるんだってねぇ」 と言うではありませんか目


早速 新聞をチェック ・・・本当だ



 学校外施設に通う高校生 4月から「出席扱い」  文部省方針 校長等の判断で


 文部科学省は二十七日、不登校の高校生のうち、フリースクールの教育委員会が設置する教育支援センターなど学校外施設に通っている生徒について、四月から校長等の判断で「出席扱い」にすることを認める方針を決めた。三月中にも各教委などに通知を出す。

 不登校の高校生は減少傾向だが、二〇〇七年度調査では依然約五万三千人と多数に上っている。ニートや引きこもりといった問題にもつながるとして、生徒の努力を評価し、支援することが必要と判断した。

 小中学生については、一九九二年から出席扱いにすることが可能となっている。 (南日本新聞より)



なるほど

つまり文部省と教育委員会はOKで校長先生が最終的に認める・・・という形は小中学校と同じなんですね

単位はどういう風に認めるのかなど確認事項はいろいろありますが

選択肢が増えたことは素直に嬉しい


欲を言えば 最終的な判断を『学校ごと』ではなく『フリースクールごと』にしていただければ

ぐっと道が拡がるのですが・・・

まずは 一歩一歩ですね音譜


少し前の会議で通った 『ハリネズミを飼おう』 企画

通ったはいいものの,迎え入れるために愛くんは頑張りました


まずは より詳しく飼い方を調べるように課題を出されます

 どれくらい生きるの? 最後まで面倒をみられるの?

 飼育場所にはどこにするの? 必要なものは?

 餌は何をあげるの? それはどうやって準備するの? 購入するのならお金はどこから出すの?

 飼う時に気を付けることは? ほかの子に愛くんがそれを伝えるんだよ

 繁殖させようよ ちゃんとできるならつがいの分は投資するよ

そんなやりとりが何度も何度も繰り返され,やっとOKがでました

そして・・・

 ・飼育ケース代わりの衣装ケースはホームセンターでGet

 ・敷き材は役場に出向き,シュレッダーのくずをもらい受ける

 ・隠れ場所にするものはプラスチックの植木鉢を縦半分に切り

 ・ペットヒーターはオークションで中古を購入

 ・回し車と餌のドッグフードはネットショップで購入


そんなこんなを経て 迎えた今日クラッカー

待つ日々ってなんて長いのでしょう そして待つ時間も!

午前中に着くはずが午後になり,ようやく到着 クロネコさんありがとう!


ハリネズミくんは弱っていないかしら・・・それがいちばん心配です


夜行性のためにほとんど動きはありません

長旅の疲れや新しい環境のストレスもあるのでしょう


長生きする個体は10年も生きるといわれるハリネズミ

大きな声や振動を苦手とするようだから大変だと思うけど

これから楠学園で子どもたちと一緒に日々を重ねていってくださいね



▽さっそくもぐり込むハリくん
“森の学校楠学園” staff のつぶやき-ハリネズミがきた


待ちに待ったハリネズミを迎える日の前日,回し車が届きました

早速,飼育場所にセッティング

全て子どもに任せるつもりが ムクムクと『やりたい病』が顔をもたげてきて・・・

気付くと 「やっていい?」と訊ねている私


そして,頭に浮かんだやり方に改造開始音譜

といっても 衣装ケースに穴をあけてバキバキにし

ダンボール箱を切り貼りして居住スペースを作っただけ

それでも オリジナルができて満足~♪


そう これは私の遊びなのです

“森の学校楠学園” staff のつぶやき-Sayaのあそび


隣でずーっとごそごそしていた 櫻くん

何をしているのかと思えば・・・あれ? なんだか巣穴みたいに掘ってるよ


これは櫻くんの遊びなんだね

“森の学校楠学園” staff のつぶやき-櫻くんのあそび



そして ご機嫌の愛くん

まるで鳥のようにシュレッダーくずの山にすっぽりと収まっていました

そのうち卵を産みそうだよ


そんな 愛くんの遊び

“森の学校楠学園” staff のつぶやき-愛くんのあそび


* 今日は学園外の活動をご紹介 *


私(さやか)は 楠学園以外にもいくつかの活動をしています

その中のひとつが Lab.蒲生郷 (ラボかもうごう)という地域おこしのNPO音譜

メンバーひとりひとりがそれぞれ自分を持っていて面白いんです


さて,そのLab.蒲生郷と地元の史談会や読み聞かせの会などのコラボレーションで

民話を絵本にしようと,いま動いていますのですが


何度も何度も文章を練り直して

蒲生在住のアーティスト野田さんに 素晴らしい絵を描いてもらって

どうやら 一応の形ができあがりました


今日は 地元のちびっ子園(保育園と幼稚園が合体した認定子ども園)にて発表会チューリップ黄

拡大絵本風,紙芝居仕立てでの発表です


ドキドキ


年少さん → 年中さん → 年長さん の順番で3回読みます

 うわぁ・・・年齢で反応が違う

 楽しんでくれているみたい

 それにしても・・・読み方が抜群に上手い!! ほれぼれします


『ラボ』の名前の由来は

 コラボレーション ・ ラボラトリー(実験室) ・ あともう一つなんだっけ

というところからきています


今回の企画は,まさにコラボレーションラブラブ

『蒲生の絵本を』 というひとつの目標に向かって

それぞれが それぞれに 得意なこと・持てるものを提供し合う

とても楽しくて充実した時間を持てています


あともう一息がんばって,素敵な絵本に仕上げたいです

ね,みなさんニコニコ



“森の学校楠学園” staff のつぶやき-絵本の発表会



今日は事件が連発でした


追いかけっこがエスカレートしてKくんが泣き

ふざけたつもりが Oくんのノドにクリーンヒット

しかも立て続けあせる


うーーん


ここは 子どもたちの小さな社会

自由にできる時間が多い・話し合う機会が多い・人数が少ない

そんなことから,つきあいは必然的に密になります


新しいメンバーが入ってくると みんなの動きが変わります

『場がざわつく』という感覚

絡むメンバーがかわったり 遊びがかわったり・・・

そして 大抵なにかが起こります


それはきてすぐだったり 数日後だったり 数週間後だったり

静かな動きだったり 大事件だったり


そして そんな動きを通して子どもたちはつきあい方を探り

いつの間にか家族のように 同じ空間にあたりまえにいるようになっているんですよね



『動き』の最中は

「残酷なくらい素直だ」と思ったり

「そこまで考えなくてもいいのに!」と思ったりしてしまいますが

いつの間にか解決している様子を目の当たりにすると

「やっぱり子どもってすごいなぁ」と感心します


とても繊細なところのあるこの子たち

『どうか逃げることだけはせずに ここを乗り越えて』 とは要らぬ心配

口では 「もう嫌だ。来ない」なんて言っても

ちゃんと分かっているんですよね



今回もきっと いつの間にか解決していくのでしょう

もちろん目配り&フォローはいつでもできるように待機しまーす


昨日の蒲生市でくじ引きを楽しんだらしい子どもたち

なんと4丁のエアガンが現れました


公立の学校にいた時には 『関係ないものは持ってこない!』 のひと言ですみましたが

楠学園ではそうはいきません

興味のあるものにはとことん突き進んでいってほしいので,そこは抑制したくないところです


でも・・・銃は 気になります


ましてや ついこの間,他の国でムリヤリ銃を持たされている子どもたち(少年兵)の話を

リアルに聴いたばかり

いま手にしているエアガンとはつながらないのでしょうか


まずは 様子を見る

子どもたちがエアガンを使って何をしているのか

エアガンがあることで 子どもたちの状態にどんな影響があるのか

自分の中の引っかかりは何か


うん。 私はたとえモデルガンでも武器様のものがあると胸がザワザワする

これは武器の一つだということを伝えたい。 認識してもらいたい

例えば,目にあたったら 取り返しのつかないことになるということは考えてほしい

なにより子どもたちの気持ちが異様に高揚している

武器の影響って大きいんだ・・・


そして

帰る前のミーティングで話を持ち出しました


私は,銃があることが気になる

やはりこれは武器の一つ いろんな影響がある

「偽物だから,他の国で使われている本物とは別物」 とは思えない


りえさんはどう思う?

Kさんはどう思う?

みんなはどう?


それぞれの考えがでたところで,学生証を取り出しました

その裏に印刷されているのは 『 クレド

楠学園の校則ともいえる,行動指針です


 2ばんめ : 『私は 他人の気持ちと身体も大切にします』

 3ばんめ : 『私は 世界の問題を自分のものとして受け止めます』


この2つに合わないね

だから,学園では×

クレドを全部満足させられる企画を持ってきたら

例えば,いついつ こういう場所でこんな人を集めてやります という企画ができたら

それは認めます


それでいい?


うん,いい


ということで 解決しました

こうやって ひとつひとつを積み重ねていけるっていいですね



“森の学校楠学園” staff のつぶやき-銃

12月と2月の23・24日は 『蒲生市

蒲生町の中心部に市(いち)がたちます

今回は 猿回しがくるというので時間を合わせて出掛けることに・・・


この猿回しの村崎さん すごいんです


いま猿回というと,プロダクションに所属してTVにでるか

演芸場を作ってお客様を呼ぶか・・・ということで

昔ながらの旅回りをしている方はほとんどいないそうです

ほとんどというか,400組のうち 村崎さん親子1組だけあせる


で,お金をいただいて芸を披露するということになると

「できない」は許されない! ・・・ということで

かならず芸を披露するように訓練することになっちゃうそうなんですね

つまりは,叩いたり電気ムチを使ったりして教え込む訳です


うーーん


村崎さん親子はそれをしない音譜

猿ととことんコミュニケーションをとって,信頼関係を築いて

練習を始めるまでに2年,1つの芸を仕込むのに1年・・・など

とってもとっても時間と手間暇をかけているんです


でも,お話を聴いていると

それって・・・子どもとの接し方と同じだぁ


時間は掛かるけど,手間も掛かるけど,

本当の信頼関係を築ける


そんな素敵な関係が 人と猿との間にも 人と人との間にも ひろがっていってほしいなキラキラ

と思うことでした


▽ 今日は気分が乗らないナツミくんと がんばってしゃべる村崎さん

“森の学校楠学園” staff のつぶやき-猿回し1

▽ しっかり芸を披露するナツミくん
“森の学校楠学園” staff のつぶやき-猿回し2


▽ 村崎さんに身をゆだねるナツミくん(信頼の証!)

  こうやってくるりと猿を回すことから 『猿回し』と名付けられたそうです

“森の学校楠学園” staff のつぶやき-猿回し3


ああーーん!

レイくんが泣き出しました


絵画の時間。 途中で絵をつなげようということになり,レイくんも参加

でも,自分の描いたところに他の人が描き重ねるのが嫌だったみたい


そこで場所移動  抱っこして話を聴きます


 「嫌だったんだね。」  (気持ちを受け止め)

 「そう。レイくんの描いたところに描かれたのが嫌だったの」  (出来事を言葉に置き換える)

 「Rくんに 『ぼくこうされたら嫌なの』って言った? 言わないと分からないよ」 ・・・と,これは私の考え


いつもなら しばらくすると収まるところですが,今日は爆弾発言がでました

 「みんな僕のこと嫌いだから・・・」


おおっとぉ きましたね


以前の私なら,動揺して 「そんなことないよ! だって△△だし,☆☆でしょう?」

と,説得にかかっているところ

でも 今日浮かんだ考えは 「チャンスかも」でした


そこで,こんな話の展開をしました


 「そう。レイくんは嫌われるのが嫌なのね」 「うん」

 「好かれたい?」 「うん」

 「レイくんの好きな人はだあれ?」 「おかあさま」

 「お母様と話す時,レイくんはどんなことを話すの?」 「おかあさまは すきっていってくれる」

 「ぼく 子どものままがいい。 おかあさまがかまってくれるから(←言葉の表現はちょっと違いました)

 (お,また爆弾発言)


 「そう。お母様が構ってくれたら嬉しいねぇ」

 「レイくんがお兄ちゃんになると,お母様はもっと喜ぶよ。『レイくん,すごいね』って」

 「人に好かれるにはね,先に相手が喜ぶことをしてあげるんだよ

  そうすると,相手もレイくんのことをいいなって思ってくれるよ」


という感じで語りかけ・・・

押しつけにはなっていないハズ だってレイくんは人一倍考えの押しつけを嫌いますから



1回で分かってもらえるなんて思ってない

時が経ってある時ふっと・・・またはじわじわと理解してもらえれば嬉しいです



1年生の教科書に載っている 『たぬきの糸車』

今日はそのお話を読みながら,場面の背景を考えていました


ふと 「糸を撚るって分かる?」 と尋ねると 「分からない」との答え

そうだよねぇ


そこで,コットンパフを取り出して 糸撚りの体験開始

こうたん曰く 「面白~いキラキラ


うんうん


「綿花から綿が取れるでしょう? それを撚ったらこうなるんだよ」

「これが羊の毛だったら毛糸になるねぇ」


あ! 羊毛もありました!


ということで 羊毛も取り出して 撚りより・・・

うーん どうも勝手が違う

ねじるだけでは 撚りが戻っちゃうみたい


すると 隣で撚りよりしていた雄兄が発見! 「ギュッとこすると戻らない!!」

おおっ,なるほどぉ


早速,実験です


  羊毛を撚りより  : すぐ戻っちゃうね

  羊毛を擦りこすり : 戻らない!

  さらに擦りこすり : しっかり毛糸になった!


  綿を撚りより  : うん これだよね

  綿を擦りこすり : うまくいかないね



ということで,『たぬきの糸車』から 綿と羊毛の性質の違いに発展した今日の授業でした




“森の学校楠学園” staff のつぶやき-糸を撚る


先週の運営会議で通った 海釣り企画うお座

雄兄リードの元,やってきました重富海岸


小さい子たちは朝から待ちきれない様子

 「ねえ,針つけて」

 「ねえ,これ(竿)どうするの?」

 「僕これ使う~♪」

と大騒ぎ


いざ釣りを始めようとすると,次々に 「からまったぁぁ」とお呼びが掛かります

雄兄,奔走あせる


「私がやろうか?」と言っても 「いいですよ」と次々に引き受け・・・

いいお兄ちゃんだなぁ


結局 魚のヒットはなく,

小さい子たちが飽きて砂浜へ向かった頃に ようやく本格的な釣りを開始

帰りは私と雄兄ぐったり

(他の子たちも夜はぐっすりだったそう)



計画を立てた時,下調べと助言をすることで ある程度の段取りを付けることは可能

そして その方が大人はずっと楽です


でも 楠学園ではそうしない

GO!で 出掛けちゃう

そして気付く

振り返る

次へ活かす


雄兄とも 「次はサビキに絞ってやろうかな」と話をすることでした

これが面白いんだよね音譜




“森の学校楠学園” staff のつぶやき-海釣り