へローです。また更新が開きました。
息子が試験中なもんで、勉強とか見てたら、
益々更新する時間がなくなった次第。
塾行かせてないもので勉強もあっしが見ないと
いけないんですな。
ま、そんな事はどうでもいいとして。
サッカーW杯敗退で「終了」しましたな。
別にサッカーファンでもないあっしがブログで
何回となくこの話題をしているのは、
そこから今の「国柄」が見えるというのが一番理由。
もっと言うと、W杯のたんびに「見せつけられる」事に対しての、
「嫌悪」があったわけで。そして、
なぜにあっしが30まで「野球国」であった日本が、
突如として「サッカー狂国(ただし国家代表に限る)」に
なってしまったのか、という疑問もそこにはあったわけで。
4年に一度のW杯、毎回報道にうんざりしつつ、
「波に流される」ように試合を観戦しつつ、
色々考えさせられるわけ。
とこんな事を書くと、
「素人のオメエが何を考えようと関係ねえべ」と
おっしゃる方も数多くいらっしゃるとは思いますが、
いや、全くその通りなんですがね、
やはりある種の「考察」に意義はなくもないと
考えられるんですな。
何故か。
それは全くの「反対意見」が民主主義、そして先進国の
この国で見当たらないという点で。
そして、もう一つはまともな「専門家や評論家」が、
「自国に対してクチを閉ざす」という点ね。
「野球国」で幼年期から成人期まで育ったあっしは、
その戦力分析や試合運びにおいて、プロの解説者や
評論家から、野球ファンであるだけでごく自然に、
「野球を見る目」を育てられてきたわけなんだけど、
突然「サッカー国」に変化した国を見渡せば、
どうも「その辺が全然違う」という事実に違和感があった事は
前回にも匂わした通り。
前回16強進出したW杯から、今回のW杯までの、
報道その他を顧みれば、
あっしみたいな素人なら、ホンダがいう「優勝を目指す」
という台詞は「まず言い過ぎ」と思っても、
「ベスト8ぐらい当然」と思ってもしょうがないぐらいの
報道がTV、新聞、マスコミで溢れかえっていたし、
また監督や選手たちも「自信満々」だった気がする。
で、結果はどうだったかというと、
最後のコロンビア戦、しかも相手は先発8人変えという
2軍相手に1-4の惨敗。
その結果を見た瞬間に、マスコミも選手も一斉に、
「世界との差」の大合唱。
ネットでのファンの書き込みも、
気色悪ぐらい「上から目線での叱咤」が溢れかえる次第。
サッカーファンの「理解に苦しむぐらいの上から目線」は、
別段今日昨日始まったわけでもないが、
それにしても野球ファン(特に昔のね)のそれと比べて、
あまりの「違い」に今更ながらに驚くばかりなんだな。
ファンも一部の評論家も今になって、
マスコミか選手かの、「勘違い」を鬼の首を取ったかのように、
騒いでいるんですがね、
評論家でも選手でもマスコミでもいいんですが、
「プロの勘違い」ってそれは、何なんですかね。
それも「集団勘違い」ですよ。
W杯前、「プロの」評論家でも選手でもマスコミでも、
「いや、日本は順当にいって組ビリ」なんて誰か言いましたかね。
あっしの知る限り、かなりの割合で、
「組予選通過は当たり前」みたいな雰囲気だったんですが。
勘違いした「アマ」に対してまともな評論をするのが、
「プロ」の筈。
プロ眼のない「プロの競技」にナショナリズムが絡み、
勝利を既定の事実とし、「熱狂」するトンチンカンさ。
何だか、これって何かを思い出しませんかね。
と、こう書きますと、
「また、オメエはその話か」
とお思いの方も多いとは思いますがね、
全くその通りで、
それは先の戦争の……(以下自粛)。
ま、ここで断りを入れておくとですね、
あっしは別に政治的イデオロギーを
サッカーに当てはめて語ろうってんじゃないですよ。
そこにはまだまだ次元の違いがある。
あっしが言いたいのは、「思考停止=幼稚化」を誘導するような
報道は、たとえスポーツでも「いい加減」にしたら、という事。
特に子供を持つ親としたらね、
こんな報道ばっか見て、
そしてネットで甚だ勘違いしている「上から目線」のファンの
コメントなんか読んでいたら、
子供たちが尚更「幼稚化」しちゃうという点が心配なだけ。
あっしが何回となく繰り返している、
「サッカーより全然マシな野球評論」だってね、
かつて、ホームラン868本の「世界の王」はこう言ってるんだね。
曰く、
「評論家はボールがホームベースを通過してからあれこれ言うけどね、ボクらはボールがベース通過する前に決めなきゃならないんだから」
評論家たちの後出しジャンケンの批評を見事に皮肉った、
さすがは世界のワンちゃんというカンジ。
ま、それはそれとして、
サッカーファンがサッカーに熱狂するのはいいけどね、
せめてサッカーファンになったお蔭で、
「こんなに鋭くサッカーを観れるようになった」とか、
「モノを観る視点が変わった」とか、そうじゃなくても、
「こんなに楽しい気分になった」という話を聞きたい、と。
「完全に力不足で」負けたチームや代表を、
「オメエらのやり方が間違っているから負けた!」なんて、
そしてね、あげく、
「もっとマスコミやサポーターが叩かないとダメ」なんて、
おいおい、
「昭和50年代の教育ママ」じゃねえんだから。
大体ね、上から目線で人にものを問うときはね、
まずは「自分の生き方が問われるんですよ」。
そして、「成功の秘訣は有数、失敗の方法は無数」なのが、
世の中っちゅうもんです。でね、
他人に対する真に意味のあるアドバイスとは、
「こうやれば成功すると思う」ではなく、
「どうやって自分が成功したか」なんですよ。
そしてその意見を「採用する、採用しない」は、
アドバイスを受ける側だけが持つ「権利」なんです。
こんな「マナー」を守って、誰ともどこでもネットでも、
自由に「言い合いたい」ですな。
そうなれば、少なくともファン同士の「幼稚な評論」には、
歯止めが掛かって、前向きかつ他者を尊重したまともな話が
ネットでも増える気がする、と勝手に思う次第。
ではでは。また長文駄文にてアイ失礼。