ヘローです。
また更新が開いてます。
ダメだなあ、ホントに。
でもって久しぶりにテコンドーの話をば。
かの一年前、ダレた息子に格闘技を、とテコンドーの道場に入門
させやしたあっし。
その間の経緯は以前に書いたと思うんで割愛と。
あっしの方は今でも週に3日はトレーニングを
するようにして、アラ50にて生まれて初めて、開脚前屈で
床に頭が付くようになったり、
ナンチャッテ・テコンドー白帯以前ながら、
基本蹴りは大体マスターと、
亀の子みたいなスピードでも一応進歩しとります。
体重は4㎏しか減ってないですからデブ継続中ですが、
一応「予定通り」というカンジですかね。
減量は中心の目標に置いてませんでしたから。
でね、「予定通り」というのが肝心なんですわ。
あっしがナンチャッテ・テコンドーを始めた時の目標が、
・ガチガチの身体を柔らかくする。
・首痛、腰痛を何とか改善したい。
・蹴りをしたときの激痛をなくしたい。
・基本蹴りくらいはマスターしたい。
という事だったんですがね、
ま、一応プログラム通りに行きました。
不安だったのは一点だけ、
自分の身体の不調が本格的な病態に原因があるなら、
この「計画」は完全に失敗になる、と。
でも、結果的に「首の痛みは少々残しつつ」も腰痛や
その他の痛みが改善されてますから、
「病気」ではなかったと自己判断してますねん。
プログラムとか計画とかエライ大袈裟に表現してますが、
要するにできることしかやらないという、
内容は全然ヘボチョビ(何のこっちゃ?)でんがな、
それでも他に書きようがないので許されたし。
息子の方は言えば、
病気とか部活とかで週一のテコンドーを休む時も
ままあったんですが、
それにしても「逆行」している様に呆れかえるばかり。
理由は簡単で、
・本人にやる気がない。
・あっしが指導していなかった。
という2点に集約されちゃうんですな。
こんな事を言えば、
「おいおい、本人にやる気がないなら辞めさせればいいだろ」、
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、
子を育てる親としては、そうは簡単にいかんのですよ。
「子供が自律的にものを始め、自律的に成功する」。
そりゃ理想ですわ。
中にはそんな子もいるでしょう。
ていうか、非近代的、非科学的な「サークル」では、
そんな子供ばっかでしょう。
指導力のない指導者の下でも優秀な子は必ずいます。
勉強、運動ジャンル問わずにそれはその通りで。
でも、大抵の子は、他律的な指導の下に、
自律的な能力が付いてくるのが普通でしょうな。
尤もここでも注意が必要で、
・けっして強制になってはいけない。
・いつまでたっても自律できず他律が習慣となる事。
以上2点は特に注意すべき点として抑えておきたいどす。
で、あっしは息子に聞きましたね。
「お前どうすんだ。どうしてもやる気が出ないなら辞めるか?」、と。
すると息子は言うんだね、
「続ける」、と。
ここであっしとしてはどっち転んでも頭が分裂ですわ。
「辞める」というのも親として中途で投げ出す息子を見たくない。
「続ける」というのも、テコンドーの道場主に期待できない今、
あっしが指導していかなきゃならないというジレンマ。
忙しいのに……なあ。
ああ……(哀)。
ああ、そりゃね、甘い事は知ってますがな。
自分の子供の事だもの。
他人に頼ってはいかんのですよ。
テコンドーの上手い下手、強い、弱いなんて
どうでもいいでゲスヨ。
自分で自分のやるべき事をプログラムして、
自分でそれを遂行して、
自分のプランした能力を自分で測りながらつけていく。
息子にそんな自律的なボーイになって欲しい、と。
そんだけですねん。
そのためには目標は前に置かないで横に置かなきゃならない。
前に置く目標とは、「今の自分のできない事」、
横に置く目標とは、「今の自分に何とかできる事」。
そして、それをコツコツと続ける。
そして、「能力」が少し上がったな、と判断できれば、
ちょいとグレードを上げて、また横に目標を置いて、
ちょこちょこコツコツと。
ああ、そんな息子に早くなって欲しい、と。
親として思うばかりドス。
と、こんな事を書くと、またまた、
「偉そうにヌカス、オメエはどうなんだ? ああ?」
とおっしゃる方も多いと思われますがね、
あっしが「この事」に気が付いたのは、
30過ぎてからなんですよ。
いや、しっかりと頭でまとめられたのは、
もっと遅いかもしれない。
そん時同時に自分に向かって思いましたねエ、
「だからそれを知らなかったオメエは負け続けたんだよ」、と。
そうか、もっと早く気が付くべきだったんだ、と。
さらに、
そうか、だからあっしは、いつも一番好きな子じゃなくて、
二番目に好きな子しか告白できなかったんだ、と。
(何こっちゃ、か許されたし)。
何とも目から鱗が取れた気がしました。
オヤジが30過ぎで気が付いたことを息子には、
何とか10代で判って欲しい。
そうすれば、息子はあっしより3倍幸せになる筈だ、と。
そう信じたあっしは昨日も息子を指導しながら、
叫びましたね、
「何でお前はできないんだぁあああああ!」、と。
すると、横で見ていたカミさんが、
「運動神経がないのはあなたの遺伝じゃない」と来やがった。
その台詞にあっしもついカッとなって、
「俺だって運動神経良かったんだ、お前の遺伝だろうが」、
とやり返して夫婦喧嘩に突入。
カミさんと言い争いとしている最中に、
開脚前屈を命じていた息子を見れば、
すでに妹と一緒にDSを始めてるじゃねえか。
しかも、本当に嬉しそうに妹と笑いながら。
でもって、カミさんの方に振り向き直すと
すでにカミさんもあっしの事を忘れたが如く、
バラエティー番組を観ながら、大口開けて笑ってら。
となると、
あっしも振り上げた拳を下げながら、
「ああ、これが幸せなんだなあ」と実感せざるを得なかったわけで。
でも鏡に映る自分の顔が何で涙ぐんでいたのか、
それはあっしにも判りまセンエン(死語)でした……。
そんなわけで、結局が薬局(死語)、
テコンドーも子育てもやはり難しいという事で、
今日もわけもわからずの終了であい失礼。
ではでは。