さて、すっかり寒くなりました。
相変わらず、トレーニングはちまちま続けてますが、身体中が必ずどっか痛くて、というのも相変わらずです。
腕立て伏せのやり方を変えた時に数日続いた筋肉痛。それ以外はどう考えても、ストレッチから起きているんですな。
腰や首の痛みが「逆ストレッチ」で和らぐのは確かだが、大腿部や足の付け根などの痛み、ふくらはぎの痛みとかは、もうそれしか原因が考えられない。
アラ50&デブの哀しみがいつになったら消えるのか、未だ頭を痛めている私。
それでも痛みの強い日は、ランニングを外したり、蹴りの練習を抑えたり、で何とかしのいできたら、ここ数字は少しだけ痛みが薄れて、
もしか、良くなっている? という淡い期待も出てくるのだから、
やっぱりトレーニングを止めるわけにいかないと、なるのだ。
ところでジョイントマットの話の続き。
マットの上を歩いた後にスリッパの中で足が滑るのは、前回書いた。
スリッパの中だけでなく、畳の上も滑る。
ネットショッピングの家庭用のジョイントマットでも同様の「苦情」が色々レビューされていて、
中には、販売店の方から「マットの上を歩いた後には、フローリング等で滑る事がありまりが……」なんて注意書きがあるところもある。
で、その対処法として、皆さん水拭きしたり、洗ったりと……。
私も何回か水拭きもしてみましたがね、あんまり改善されない。
前回メーカーに問い合わせると、金型から外れやすいように潤滑油を塗っているからその為ではないか、という話で、やはりアドバイスが水拭き。
でもね、対処のアドバイスだけでは「疑問」は取れないんだね。
前回は、それでも、「ま、いいか」なんて締めてしまったけど、
やっぱり気になる。つまり、
「一体原因は本当のところ何なの? それに安全なの?」という点が。
ネットで色々見てみても、皆「滑る」という事と「どうすればいい?」という形の話題は結構見れるけど、原因や安全に対する疑問は中々ないんだね。
他の人は気持ち悪くならないだろうか、とは私の素朴な疑問。
家庭用ジョイントマットは赤ちゃんの転倒を気にして購入している人が多いのに……。
そのマットに「わけのわからないモノ」が付着して、それがマットの外にも出て、部屋中を「滑らせて」いるかもしれないのに……。
それでもって子供がかじったりすれば、それが口の中に入るかも知れんのよ。
ウチだって子供いますから、ベイビーじゃないけど。
そこで私はその後、メーカーにしつこく問い合わせてみましたねん。
そのメーカーは、製造メーカーではなく販売メーカーだから、直接的に返答を貰えない形なんだけど、担当者も専門家じゃないし、それでも、
「マットの材質がEVA樹脂でそれは金型でゴムのように成形するものだから、成形後、金型からマットが外しやすいように、フッ素系の離型剤を使っている」という事が判り、
おそらく「フッ素系離型剤」がマットに残留して、それが滑りの原因だとすると、それは「安全なもの」なのか、という点で、
何度かメールのやり取りとさせていただいたという事。
これが本当の原因かどうかの確証はないんだけど、おそらくという事で。
フッ素系離型剤は、いわゆる「テフロン」で有名なフッ素樹脂と同じ系列のもの。
水もはじく、油もはじく、の優れモノ。フッ素樹脂はフライパンだけでなく他にも電子製品、電気製品にも、繊維製品にも色々使われている。
でも、問題もある。
例えば、フッ素系樹脂のある製品の中には、環境汚染物質、人体蓄積有害物質としてEU、アメリカ等で規制となっているPFOAという物質がある。
PFOAなる物質、完全に人体に有害であるかどうかはまだ決着はついてないが、日本でも現在要注意マークになっている有害フッ素化合物。
日本では2007年頃から大手メーカーが自主規制を始めているという。
但し、まだ国としての規制がないのであくまで使用されているか、不使用かはメーカーごとに違う可能性があるものなのだ。
もし、こんなモノが「ジョイントマットの上」にあったらどうです?
私的には、とっても「ノーグッドだよ、ベイビー」
というわけで、何回かメールのやり取りをしつつ、最後の質問は、
使用フッ素系離型剤に「PFOAがあるか、ないか」という形になり、
数日後にメーカーから「製造工場に問い合わせて、『使用してない』という返事」を貰ってフニッシュとなりましたねん。
取り敢えず、今のところ「安全」という解釈でいい、となったんだけどね、
でも、本当にこれが原因なのか、という疑問は残ったまま。
本当だとして、マットを歩いた後の他の場所の滑りは、「残存離型剤が足の裏についたから」なのか、それとも「残存離型剤が畳やフローリングに移ったからなのか」、どっちなの?
また、「そもそもそんなに簡単に他の場所の移行するものなのか」、
「残存量が一体どれくらいあるとそうなるの?」とか……。
そんな細かい疑問は残ったままなんだね。
私は性格的に疑問が残ったまま、というのはあんまりいい気分の方じゃない。
でも、イチユーザーとしては、これ以上調べようもないのが事実。
化学やフッ素樹脂の専門家でもないし。
ジョイントマットが格闘技用だけでなく、家庭用もこれだけ普及しているのだから、そして、アマゾン、楽天のレビューでも多くの人が「滑り」に関して言及しているのだから、
もっと販売メーカーや、製造メーカーはこの件に対して説明する義務があるんじゃないかな、とも思うんだけどね。
結局のところ、今日の話、「犯人はこいつだ!」という明快な話でなくてソーリーどす。
蛇足ながら、先日あるショッピングモールへ行ったら、その中に「キッズ・ランド」がありまして、
そのプレイランドの床が全面ジョイントマット。
そこを通り過ぎながら、遊んでいる子供たちを眺めつつ、あのまんま、遊んだ後靴履いて家に帰っても、「滑り」には気がつかないだろうなあ、靴下なんか履いてれば、なおさら「判らないだろうなあ」、
でも、本当は「滑るんだよ!」となんて一人突っ込みを心の中にしていた私。
この「突っ込み」に何の意味があるのかないのか。
私も例えば、道場なんかでジョイントマットを使った場合は、気が付かなかったかもしれない。家で使ったから「滑り」に気がついたと思う。
ネット上で格闘技系では、マットの上が滑るみたいな苦情散見されるみたいだ。そこでも家庭用と同じく水拭きやら使い込んでいるウチになくなるとか、そんな応答ばっか。
中には、ジョイントマットを撤去した後に体育館の床が滑って転倒したとかいう話もあるにはあったが、そこも原因その他にあまり気を使っていないようだった。
ま、人それぞれだから仕方ない。
そんなわけで、現在のところ、「ジョイントマットの謎」はネバーエンディングストーリー状態というわけで・・・・・・アイスミマセンというお話でした。
最後に今日の一枚。
ではでは。
