『リミット』 | ヒース・レジャーに捧げる

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コーヒー片手に脱力して読んでもらえれば幸いです・・・

こんばんは(^-^)



秋の足音が聞こえる9月の夜中にひっそりと映画を紹介して行こうと思います



【リミット】


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史上初の試みでしょうね



作品の尺が1時間半で映るのは木で出来た棺桶の中だけ



当然、出演者も1人だけあせる



ストーリーは、


イラクで民間のトラックドライバーとして働くポールは、気が付くと木の棺桶らしきモノに入れられて土の中に埋められていた


手元にあるのは中途半端に充電された携帯電話とライターと、酒と泪とペンなど


ポールは自らが置かれた状況を把握しこの窮地から脱出出来るのか・・・



尺を持たす為にあれやこれやと工夫していますが、



正直、ビビりました叫び



最初の2分間位は何も映りません



TVかプレイヤーの故障かと思いました、マジで



この設定で観る側を1時間半引っ張るのは並大抵では無い作業ですね



息遣いや圧迫感、汗が感じられるような密着感を巧く使ってますね



会話は当然ですが、携帯を介してのみです



この携帯は何故か電池の残量が1つになってから驚異的な粘りを見せます



あとライターもなかなかの粘りです



初期設定が話題になってましたが、これは立派な反戦映画だと思いました


ヒース・レジャーに捧げる


アメリカとテロリストとの間で命を翻弄される男の足掻きと末路を描いています



ただ死を待つだけに時間を費やすのか、残される者に今までの感謝と愛を伝えるのに費やすのか、必死に生きる為に足掻き費やすのか



電池の残量が命の残量で、電池を消費しての会話が、命の残量を使って最後に人が取るべき行動とイコールだった気がします



観ながら何故かメタルギア・ソリッドの無線でのやり取りを思い出しましたね


ヒース・レジャーに捧げる


アメリカがテロリストとの交渉には応じないってのを前提に観ると、作品の観方も変わってくるかと思います



全体的に暗くて絶望的なのにエンドロールの歌が妙に明るいのもとても印象的でしたね



基本的にはどんな状況でどんな絶望的な状況に陥っても、最後には自分で生き抜く術と体力を備えてないといけないってのを痛感させられたと同時に、突然訪れるやも知れない人生の最後に何を誰に残し伝えるべきかも考えておく必要があると思いました



国家なんて綺麗事だけで国民1人1人の生命なんて、実はなんとも思って無いわけですよ



皆さんも是非ご覧になって今ある幸せと生への歓びと有難味を感じて下さいキスマーク



原題と邦題が全く違ってますが・・・気のせいだよね・・・



はははっ!あっはははは!



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