週末に弟と実家のある熊本へ帰省しました。
実家といっても、私と弟は東京生まれの東京育ちで、親が晩年に
故郷へ帰ったのでした。
こうやって、弟と一緒に帰省するのは父が亡くなってから後のことで、
父が亡くなり5年経とうとしていますが、
父が倒れて半身不随の生活を7年間送った当時、弟は一度も父のもとへ
行けなかったのでした。
父が長男である弟を一番頼りたかった時、弟もまた人生の岐路にあり、
家庭人としての責任と親からの軋轢で苦しんでいたのです。
その頃の弟は一気に老けこみ、表情も話す事も暗かったんですね。
でも今回は違っていたんです。
表情も明るくなり、話すことが違っていました。
このような時代ですから仕事は一層厳しくはあっても、なんだか表現が
前向きになっていたんですね。
弟とはスピリチュアルな話をしたこともないのに、話すことが
なんだかスピリチュアルだったんです。まさか、彼の口から
引き寄せの法則や言霊という言葉が出るとは思いませんでした。
自分の意識が変わったからなのか、弟は確実に変わっていました。
出発の日はあいにくの雨でしたが、羽田空港を離陸してしばらくすると
明るくなって来て、雲の上は青空が広がっていました。
それを眺めながら思ったのは、地上が雨でも空の上は晴れている。
今がどんなにつらく苦しい状況でも、大いなる存在はいつも穏やかに
見守ってくれているということを実感しました。
弟は怒涛の時期をひとつ乗り越えたからか穏やかな表情と、
本来の彼の性格であるユーモアたっぷりで人を笑わす余裕が
戻ってきていて、私を声が枯れるまで笑わせてくれたのでした。
それがうれしく、こちらに帰ってから、弟にメールをしたら、
こんなふうに返って来たんです。
「肥後もっこす」は頑固者のこと、
頑固者は扱いにくいから嫌われる。
だけどそれを根性に換えるといい。
お互いその血を引いているからそんなふうに生きたらいいだろう。
こんな日が来てくれたことに感謝です。
