私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

それは闇の中に見出した光
苦しみに絶望し 痛みに涙して
その零れた雫が奏で 咲いた花のような光
それは絶望に対する楔 そして世界への賛歌
言葉は連なり詩となり 詩は列なれば物語となる

過去作品の掲載 https://goldenslumber02.wixsite.com/mysite

発売中
「返答詩集 余韻」 http://poempiece.com/books/510
「始まりの場所 終わりの場所」 http://poempiece.com/books/510



2026

5.10

仕事。ドライブ。退屈な時間。でも、楽しむことはできる。からのペットボトルが、全てを変える。車内の音楽。いい感じのBGM。退屈な道の地をペットボトルが鳴らす音が、塗りかえる。受動的な体験が、能動的な体験に変わる。でもたいしたことはしてない。ただ、ペットボトルを、音楽に合わせて打ち鳴らすだけ。でも、それだけのことで、楽しくなる。人生を楽しむなんて、案外そんなものなのかも。

 

 

 

詩集 言葉の奏典





「個性」
 人と人とは違うということ
 人は生まれながらに孤独であるということ
 命だけでは生きていけないということ


「孤独」
 流れる人ごみに佇む時
 夜空に見上げた月の光



思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


    「自分のいる場所」


誰かの声が聞こえた
耳を澄ませたら また聞こえた

重なって 探しに行ったら
溶けるように 聞こえなくなった声

探すための理由を考え始めたら
どこへ行けばいいのか分からなくなった

誰の声を信じればいいだろう

誰もが自分のことを信じている
信じた数だけの理由がある

目を開けることをやめて
閉じてみたら 沈んだままの声
手を伸ばすように すくい取ろうとしてみる

手に触れたもの 正しいかどうか どうでもよくて

ただしたかったことのために 握りしめたものが
自分を守るはずだったのに 自分の方が守っていた
手の中のものより この手の方が大切なこと

忘れてはいけなかったことを 忘れていた



解説
この詩、最初は「外の声」を探しているように見えて、途中から静かに「自分の手」に戻ってくる構造なんだね。
特に印象的なのは、

探すための理由を考え始めたら
どこへ行けばいいのか分からなくなった

ここ。
“声”そのものを感じていた段階では動けていたのに、「なぜ探すのか」を理屈で固定し始めた瞬間に、逆に方向を見失う。
感覚から意味へ移行したことで、自由だったものが止まってしまう感じがある。
そのあと、

誰もが自分のことを信じている
信じた数だけの理由がある

で、一気に世界が多声的になる。
「正しさ」が一つではないことに気づいてしまうから、余計に迷うんだよね。
でも、この詩は“正しい声を選ぶ話”には進まない。
むしろ、

正しいかどうか どうでもよくて

で、判断基準が変わる。
ここから先は、「正解」ではなく、「何を守ろうとしていたか」の話になる。
そして最後。

自分を守るはずだったのに 自分の方が守っていた

これがすごく深い。
思想でも、信念でも、役割でも、人間関係でも、本来は自分を支えるために持っていたものが、いつの間にか“壊さないように維持する対象”になっている。
でも、その瞬間に、自分自身の感覚や手の方が後回しになっていたことに気づく。
だからラストの、

手の中のものより この手の方が大切なこと

は、かなり核心だと思う。
握っている「答え」より、握れる「自分」のほうが先だった、という反転。
タイトルの「自分のいる場所」も、最終的には外部の座標じゃなくて、

何を握っているか

何を守っているか

どんな感覚で触れているか

そこに宿っている感じがした。
静かな詩だけど、かなり根の深いところを掘ってる。

 

2026

5.8

物事には、出会うべくして出会うことがある。タイムトラベラーズライフ。高校生の頃に読んで、それからずっと時間が経って、「君を僕がみつけて。」の映画紹介で見つける。なんと、16年越しの伏線回収。届かなかったものや、取りこぼしたものに時を経て、触れることがある。それは、救いとは、呼ばないか。

 

 

詩集 言葉の奏典

「呼吸」
 鼓動のように 大気を
 肺が満たす 空気


「心」
 空のように広く 海のように深く
 月のように孤独で 花のように儚い


思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


    「目印」


繋いだ手を離したら
何に手を伸べればいいのか分からなくなった

自由なのに 迷子みたいだった
見上げたら 空を探しても月は見当たらなくて

光だけが動いて 影の中に取り残されるような気がして
祈るように目を瞑って 眠った

行ったことのない未来だから
誰も知らない 誰にも分からない

ただ分かる自分の心を頼りに 星座を見つけるように 歩くだけ


解説
この「目印」は、とても短いのに、『目覚めたら、どこへ行こう』全体の核に近い一片だと思った。
まず、この詩は“喪失のあと”から始まっている。

「繋いだ手を離したら」

ここには、別れだけじゃなく、
「頼っていたものを失った瞬間」
の感覚がある。

相手かもしれないし、
居場所かもしれないし、
価値観や支えだったのかもしれない。

だから次の、

「何に手を伸べればいいのか分からなくなった」

がすごく自然に響く。

失ったのは“誰か”だけじゃなく、
“方向”なんだよね。

しかも、この詩がすごく繊細なのは、

「自由なのに 迷子みたいだった」

という矛盾。

普通、自由は希望として描かれることが多い。
でもこの詩では、
自由=座標を失うこと
として描かれている。

これは『歩みの 答え』にも通じるけど、
詩にはよく、
「自分で選ばなければいけない怖さ」
が出てくる。

誰かに決められる苦しさではなく、
“自分で選べてしまう孤独”。

それがこの「自由なのに迷子」という一行に凝縮されてる。

そして、この詩で美しいのが、
“月がない”こと。

「見上げたら 空を探しても月は見当たらなくて」

月って、あなたの詩ではよく
静かな導きや、
優しい光として出てくる。

でもここでは見えない。

つまり、
いつもの「目印」が失われている。

だから続く、

「光だけが動いて 影の中に取り残されるような気がして」

が切実。

自分だけが止まってしまった感覚。
周囲は進んでいるのに、
自分だけが影に置いていかれる感じ。

でも、この詩は絶望で終わらない。

「祈るように目を瞑って 眠った」

ここ、すごく静か。

何かを解決したわけじゃない。
答えも見つかってない。

でも、“眠る”ことを選んでる。

無理に前進しない。
無理に答えを出さない。

この静かな停止が、
むしろ優しい。

そして最後。

「ただ分かる自分の心を頼りに 星座を見つけるように 歩くだけ」

ここが、この詩の本当の「目印」なんだと思う。

星座って、本当は最初から線が引かれてるわけじゃない。

人間が、
離れた星と星を結んで、
意味を見つけたもの。

つまりこの詩は、

“未来に最初から意味はない”
でも、
“自分で繋ぎながら進む”

という詩なんだよね。

月みたいな絶対的な導きは消えた。
でも、自分の心で星を結び、
目印を作っていく。

だからこの詩は、
「導かれる物語」じゃなく、
“自分で道標を編んでいく物語”
になっている。

『目覚めたら、どこへ行こう』というタイトルにも、
すごく繋がっている気がした。
 

2026

5.7

日記が思いつかなくて、話したことで、視点がずれて、ひらめく。いるだけで役に立ってる。なにもしてなくても。誰が必要としても、しなくても、この世界に存在してるだけで、意味がある。確かに。
 

 

 

 

詩集 言葉の奏典


「声」
 震えた鼓動
 聞こえるものと 聞こえないものがあって
 確かに あって


「氷」
 凍りついてしまったもの
いつか溶けて元に戻るもの


思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「旅立ちと再会」


流されないようにしがみついた
手を放したら消えてしまいそうで怖かった

誰のためでもない 自分のためでもなく
誰かのためであっても 誰かがいない

自分をなくした場所で 帰る場所も見つからないから
手を離したら すべてを失ってしまいそうで

怖くて 眠る理由を探していた
好きな場所に 最初から行けばよかった

手を離したら戻らない 離れていくものを 手を振るように見送る
もう会えない 大切になったら また出会える


解説
「執着を手放すまで」の心の軌道が、そのまま書かれている感じがする。
最初の連で描かれるのは、“失うことへの恐怖”。

流されないようにしがみついた
手を放したら消えてしまいそうで怖かった

ここで握っているのは、誰かかもしれないし、居場所かもしれないし、自分自身かもしれない。
でも本質的には、「繋がっている感覚」そのものなんだと思う。
だから次のフレーズが効いてくる。

誰のためでもない 自分のためでもなく
誰かのためであっても 誰かがいない

“誰かのため”という形をとっていても、実際には空白を埋めようとしていた。
存在しない「誰か」に向かって、ずっと手を伸ばしていたような感覚。

自分をなくした場所で 帰る場所も見つからないから

ここが、この詩の核に近い気がする。
失うのが怖いのは、本当は「相手」だけじゃない。
自分を保つための拠り所を失うことが怖い。
だから“手を離す”ことは、単なる別れじゃなくて、存在の不安そのものに触れる行為になる。
でも、この詩はそこから少しずつ変化していく。

怖くて 眠る理由を探していた
好きな場所に 最初から行けばよかった

この二行、静かな後悔みたいでいて、同時に「気づき」でもある。
“耐えるため”に生きるんじゃなくて、“向かいたい場所”へ行けばよかった。
つまり、生き方の重心が「失わないこと」から、「好きなものへ向かうこと」へ移り始めている。
最後が本当に印象的。

手を離したら戻らない 離れていくものを 手を振るように見送る

ここではもう、“しがみつく”が消えている。
同じ「手」でも、今度は握るためじゃなく、“見送るため”に使われている。
変化が美しい。
そして締め。

もう会えない 大切になったら また出会える

普通なら矛盾している言葉なのに、この詩の流れだと不思議と成立する。
物理的には会えなくても、深く大切になったものは、形を変えて人生の中に再び現れる。
人かもしれないし、景色かもしれないし、感覚かもしれない。
だからこれは、“別れの詩”というより、「再会を信じられるようになるまでの詩」なんだと思う。




返答詩集 歩みの 答えについて


「思い出の 香りのする場所へ」


どこかで咲いた花を揺らした風が
運んだ香りが いつしか海を越えて
届いた いつかの歌のような

離れ離れなのに
繋いだ手のような

ふと見上げた空
落して開いた頁

見つからなくても
ずっと傍にあった言葉

思い出は
出会った瞬間終わった星

別れてからが
物語の始まり

夜が闇を連れてきたなら
きっと朝は光を運んできたのだろう




解説
すごく「余韻で生きている」感じがする。
中心にあるのは、“失われたもの”ではなくて、「離れてもなお届き続けるもの」なんだね。

どこかで咲いた花を揺らした風が
運んだ香りが いつしか海を越えて

「直接触れられないもの」がテーマになっている。
花そのものじゃない。風ですらない。“香り”だけが届く。
でも、その断片こそが、記憶や想いの本質として描かれている。

届いた いつかの歌のような

で、「香り」が「歌」に変わるのが綺麗。
感覚が混ざり合っていて、記憶が現実というより“感触”として存在している感じがある。

思い出は
出会った瞬間終わった星

出会った時点で、もう“過去になる運命”を抱えている。
だから思い出は、最初から終わりを含んでいる。
でもこの詩は、そこを悲劇として描いていない。

別れてからが
物語の始まり

によって、“喪失後に続くもの”へ視線が移る。

普通は「出会い」が始まりなのに、この詩では“別れ”から本当の物語が始まる。
それは、相手がいなくなってから、自分の中で相手が生き始めるからなんだろうね。

夜が闇を連れてきたなら
きっと朝は光を運んできたのだろう

ここ、希望を叫んでない。
ただ、世界の循環を静かに受け入れている。
「闇が来るなら、光もまた来ていたはずだ」
そういう、祈りと達観の中間みたいな温度。
全体として、“記憶を抱えながら生きていくこと”そのものが、やさしく肯定されている詩。



「ANSWER」


人生とは きっと すれ違い
出会って 別れて 繰り返し

出会って 別れて
悲しくて 痛くて
繰り返し 忘れたい
慣れてしまいたくない

悲しみの中で きっと 息をしている
人生とは 寂しい 痛みの中で 歩いている

何も感じなければ楽だけど
何かとても大きな裏切りのような気がしてしまう
誰にも分からない きっと 自分にしか 分からない

他の誰も示すことのできない答えのない道を行く
歩幅は だから自分の正しさを証明する

人生とは出会いと別れの繰り返し
出会う前には戻れない
別れた後と前とではもう違う人

変わり続けながら 悲しみながら 痛みながら
進むことを選ぶ

自分だけの 願いを 携えながら


解説
かなり真正面から「生きること」を書いている。
しかも、慰めではなく、“引き受ける”方向で。
タイトルの「ANSWER」が象徴的で、読み進めると分かるけれど、この詩は「答えを見つけた」というより、“答えのないことを受け入れる”ことで成立している。
冒頭は一見とても普遍的。

人生とは きっと すれ違い
出会って 別れて 繰り返し

でも、このあと同じ言葉を繰り返すことで、単なる人生観じゃなく、“体感”になっていく。

出会って 別れて
悲しくて 痛くて

素直。
人生を美化しない。
そして、

繰り返し 忘れたい
慣れてしまいたくない

この二行が、この詩を深くしている。
普通なら、「慣れてしまいたい」と言いそうな場面なのに、逆なんだよね。
傷つくのは苦しい。
でも、慣れてしまったら、大切だったものまで摩耗してしまう。
だからこの詩は、“痛みを消す”のではなく、“痛みを持ったまま進む”方向を選んでいる。
中盤の、

何も感じなければ楽だけど
何かとても大きな裏切りのような気がしてしまう

核心的。感情を閉ざせば楽にはなる。
でも、それは「自分自身への裏切り」でもある。
この感覚って、かなり誠実な人間性から出てくるものだと思う。
苦しみを避けることより、「本当に感じること」を選んでいるから。
後半。

他の誰も示すことのできない答えのない道を行く

タイトルの「ANSWER」が反転する。
答えは外にはない。
誰も示せない。
だから、

歩幅は だから自分の正しさを証明する

になる。
この「歩幅」という言葉の選び方がいい。
思想でも理論でもなく、“歩き方”そのものが答えになる。
つまりこの詩では、
「どう考えたか」より
「どう生き続けたか」
が、その人の答えになる。
最後も静かだけど強い。

変わり続けながら 悲しみながら 痛みながら
進むことを選ぶ

 “救済された完成形”がない。
それでも進む。
そして締めの、

自分だけの 願いを 携えながら

で、この詩は初めて“希望”を持つ。
その希望は、誰かに与えられたものじゃない。
比較も証明もいらない。
傷つきながら歩いてきた人だけが持てる、「自分だけの願い」。
この詩全体が、その願いを抱えて歩くための宣言みたいだった。
 

2026 

5.6

どうしようもないところで、うまくいった。なんと、時間を間違え、結果的に早く終わり、しかも仕事が前倒しになったことで、用事も完璧にこなせた。予定を組む。想定する。準備する。でも、完璧にはできないし、ならない。不完全で、調和して完成す。そういうことか。個で完全でなくていいのか。

 

 

詩集 言葉の奏典


「頁」
絵画のような 枠の中で
一つの風景のような 瞳に映ったものは
映画のフィルムのような 一瞬


「後悔」
残してきたもの
落としてしまったもの
本当は 未来に持っていきたかったもの


思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「同じ重さ」


握りしめたものが
自分を幸せにしないなら
いつでも手放せばいい

分かっていても
手放して軽くなった分だけ 揺れてしまうから
重くして揺れないように 体を支えていた

重すぎて沈むことも
軽すぎて飛ばされてしまうことも
結局どちらも怖かった


返答詩集 歩みの 答えについて


「思い出の 香りのする場所へ」


どこかで 咲いた花を揺らした風が
運んだ香りが いつしか海を越えて
届いた いつかの歌のような
 

2026

5.5

休みの日に動くというのは、何でもないことのように思っていたけど、本当は止まらないように自分を急き立てていたただなのかもしれない。でも、立ち止まってもいいよ、と言って貰ったように感じた。その時、初めて私は自分の中で鳴っている声を自覚した気がする。古い声が終わる。脱皮というか、古い考えがぼろぼろと崩れ落ちるというか、そんな瞬間に立ち会ったような気がする。

 

 

詩集 言葉の奏典


「現在」
 変わり続けるもの
 普遍的に 不変に存在するもの


「恋」
落ちるもの 現実から
溺れるもの 貫かれて
惹きつけられる 星のように

思想詩集 目覚めたら どこへ行こう
「夢の羽根」

聞こえたものが 胸の中に沈んで
弾けて 火花みたいに瞬いた
目が眩むような 眩しさで
探しているものを 見失って

手にしたものに 裏切られた
手放したものが多いほどに
見つけられるものが なくなっていく

引き換えにしたものが正しかったと
信じなければ進めなかった
辿り着いた場所が 過ちだったら

どこへ行けばいい

消えることはできない
なかったことにもできない

重いものを背負って
道の続きを 行く

道が地続きであるように
心を紡いでいた
今日のように明日が繋がっていると信じていた

行きたい場所が勝手に離れていく

流れ星が月とすれ違って
瞬いた星が雲に隠れて
雨が降る

夢は軽すぎて羽根のよう
眩しい光でなくても 掌くらいの
足元を照らすくらいのものさえあれば

歩いていける

眠りのような闇の中で
本当に出会いたかった光へ
昨日を超えて 手を伸ばす


返答詩集 歩みの 答えについて


「名前を呼んだ 触れたもの」


目に映ったものは
流れ星だったかもしれない

歩いている時にふと立ち止まった
誰かの声のような
袖を引っ張った手のような気がして

想いは見えないけれど 雫みたいにどこかに弾けて消えて
思わず手を伸ばして触れたような 気のせいのような

最初から名前はついてない 触れることのないもの
最初から見失うことはない 胸の中の温かみしか 持っていけない

名前をつけて 瓶に入れた手紙のように
海に投げ入れて 波に運ばれて誰かの足元に届く
貝殻のような 祈りだったのかもしれない

忘れたら旅に出よう
失ったら探しに行こう
落したら何度でも拾おう

胸の中の光が 温め直してくれる
かけがえのない 幸せという名前と 一緒に

 

2026

5.4

悩みを聞いたときに、不思議と悪い感じはしなかった。だらだらと聞きながら。好きなように、聞く。解像度がたかいほど、聞くという行為はやりやすい。何人にも、できることじゃない。絞ったり、厳選する必要はない。でも、無限じゃない。限りあるものを、限りなく、楽しむ。そういう方向性。悩みを聞きたいんじゃない。悩みにはあまり興味がない。その「人」に興味がある。人を知りたい。こうかくと、フリーレンっぽいけれど笑

 

 

詩集 言葉の奏典


「紅」
 陽が落ちれば夜
洛陽の一時は燃えるよう
 止めることは叶わない
血のような 温かくも 鮮烈な
 恋のような 激しくも 儚い


「結果」
 すべてではなくとも 果ての一つの中継点
 結果を大事にしなければ 結果は味方しない
 

思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「扉を探し歩いた道の上で 道のない道を選んで」


幸せという生き方を探して
正しいものを選んでいた

責められないように捨てた思いに
取り返せなくなってから責められる

願った星の場所
握った夢の彼方

いつか届くと信じていた
諦めなければ叶うと思っていた

気づいたら
自分を守るために捨てていた

自分より大事なものはなかった
本当は知っているのに 知らないふり

すべてを失っても
消せない自分だけが残る

自分のための何か
夢の彼方 始まりの場所


返答詩集 歩みの 答えについて


「ありとあらゆるものが過去になるとき」

川が流れていくのを岸辺から眺めるような
ありとあらゆるものが通り過ぎていく中で

私は佇んでいる

誰かとすれ違いながら 出会って別れるまでの
橋を一緒に歩いたような時間

一人ではないと勘違いをしそうになりながら
思い出にはいつだって誰かがいて
魔法みたいだった

時間が零れるのか 流れるのか
心が 感情が 思い出が
手元に辿り着く

見たままを 感じたままを
分かち合う手の温かさが

心の中で永遠のように
残響する

水面に映った光のように 揺れる
 

2026

5.3

一人一人を、宝石のように、慈しむように、扱うことは、できるだろうか。
誰かを愛そうとするならば、自分のことをそれ以上に愛さないと成立しない。誰かのためだけでは消耗する。誰かに何かをしてあげたいという気持ちが、力を奪うことがないように。責任を肩代わりはしない。そういう覚悟というか、心構えが必要で。相手のことは、相手がどうにかできる、という信念を持つ。信頼というか。その中で、私は私の出来る限りで、大切にしようとする。
より一層、きめ細やかに見ていくことが、きっと大事になる。相手以上に、自分を。

 

 

 

詩集 言葉の奏典



「暗闇」
 暗くとも闇ではない 光と対ではなく
 闇のようでありながらより深く
 光をも飲み込み 未来さえも覆う


「苦しみ」
 痛みは一瞬でも
 続いていくもの
 心の中で



思想詩集 目覚めたら どこへ行こう



「光を探して」


放せないものが
あったから

胸の中で 雷みたいに 鳴った

痛くて 零れそうなものが
何も変わらずに

確かなことなのに ないような
あるのに 誰にも見えない

言えば伝わるの 伝わったら変わるの
届いたら返してくれるの 罅の入ったものを治せるの

痛みと一緒に 吐き出した息 祈りのように

苦しみが 苦しみのままで終わらないように
明日が怖くても 希う

夢が夢のままで終わらないように
何度でも眠って 目覚める

いつか願った 明日が 今日に繋がるように

諦めたものを 種のように 蒔いて
芽を出すように 光を探して

花が咲くように 雨をも願う
揺れたもの 喜びのように





返答詩集 歩みの 答えについて


「苦しみの中で生き抜く姿は」


行き着いた今は
生き抜いた今日という光の岬

夕陽が沈む
心のように

夜のような場所はいつだって暗い場所へ連れていく
海のような場所で溺れかけた一欠片

飲み込んで 吐き出して
なかったことにして 嘘にしたい

本当だったこと 実際にあったこと
生きているだけで苦しい日々に終わりを望む

思うように言葉が伝えられないもどかしさも
抱きしめて光よ 私の明日を照らせ

怖いと呟きながら 歩くように見えて息をするだけでも
私にとっては全身全霊で全力を賭けた前進

死にたいと生きたいの狭間で揺れながら
握りしめた灯火(いのち)を守り抜こう

弱くても駄目でも頑張れなくても
生き抜いた何でもない今日という日に祝福を

消えたくても闇夜の海を進む
星にも似た眩さを岬の向こうに臨みながら

消えてくれない私という命は
星に似ている
 

2026

5.22

人への依存が薄れてきたような気がする。私の歩みの速さと当然、他の人の歩き方は、違う。歩みが違うことで、摩擦が生じる。摩擦の中で、気づきや成長や、変化が起こる。軌道が、かわるかもしれない。宇宙を漂い、地球を歩き、時を旅している。一人という状態が、あるがままの状態だと、思う。欠乏は、絶望ではなく、渇望、望みだ。望むことが、引き寄せの源泉になる。心をクリーンに、済ませておく。摩擦は、ストレスを生み、濁りになる。一人時間という、ろ過が必要になる。

 

 

詩集 言葉の奏典


「行」
言葉の連なり
意味の連鎖
無限のようにある言葉の
時間のように 隔てられた脈拍


「恐怖」
 目の前の闇 夜明けの前
 稲光が走る雲 迫り来る嵐
 逃げたくなること
目を閉じて 耳を塞ぎたくなること


思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「見えないものが 見えるとき」


空に願う 手に届かない彼方を

分かっていても 通り過ぎていた
自分自身に 触れられた

見ようとしたら
見えなくなる

応えようと思ったら 苦しくなる
応えるだけが 生き方ではなくて

いるだけで 十分 応えている

空の彼方に 願いが 重なればいい


返答詩集 歩みの 答えについて


「痛みに よせて」


眩暈のような揺らぎの中で
零れ落ちた音をすくう

揺れる光が胸の中へ
乱反射して 蜃気楼

寂しさを掴んだような
空っぽの手で奏でたのは
心だったのかもしれない

ひとつの音色 寂しさ
ひとつの歌声 眩しさ

心の中に流れる血
心から溢れ出る涙

痛みをそっとなでるように
奏でられた調べが 傷跡に寄り添う
 

2026

5.1

私にはイメージがある。神様みたいな老人?と地球を見下ろしていて、私は地球に行こうとして止められる。だって苦しんでるよ。なんとかしてあげたい。と私は言う。その意味を知るのは地球での生活に慣れて、しばらくしてから。そうして私は今回だけ、という条件で、地球に降り立つ。そんなイメージがある。私は地上から去ったら実家に還ると常々言っている。時々ひどく空が恋しい。早く帰りたいと思う事がある。宇宙の時間にとって地上の時間は一瞬だけど、私たちにとっては果てしなく永い。ここはそういう場所。助けられないことがあるのも、必然。ここはそういう場所。止められた意味がやっとわかった。私ができることはたいしてない。それは絶望じゃない。自分の事だけは、どうにかできる、という希望が確かに残されている。どんな在り方も存在理由も、地球も宇宙も許している。そういう圧倒的な広がりの中で、私たちは息をしている。これを愛と呼ばずになんて呼べばいいだろう。私は地上にいて、後悔だけはしないように、健やかに丁寧に幸福に生きて、こうして地上に卸してもらった恩に報いたいと思っている。

 

 

 

 

 

詩集 言葉の奏典


「傷」
えぐられた場所 へこんだ場所
ひび割れて やぶけた穴から溢れる
血のような 痛み

乾いても氷のように
時が流れていく いつか
涙のような 光が覗く


「希望」
 明日があること
 今日があること
 一瞬を生きていること



思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「悲しみと喜びは昨日と明日に似て」


幸福を与えられると同時に
悲しみを背負う彼方に

出会えたことへの喜びを知る


「言葉と歩みと生きる理由」


人は言葉を探している
生きる意味のような 明日を見るための眩しさを 誰もが探している



返答詩集 歩みの 答えについて



「言葉にならない光を胸に携えて」


星にも似た
淡く柔らかな光の健やかさは
少しだけ私を救う

夜の遥かな時間を
永遠にも似た孤独を

言葉はなくても
一瞬の流れ星のような確かな眩しさで
遠くまで私の心を照らす

終わりの見えない淵を生きる
道の彼方に星空が広がる
静寂を謳う月に 私は優しさを見る

海のような静けさに
私の理想を重ねて

海や月という言葉の
言葉にならない確かさを
光にして


 

2026

4.30

意識の解体新書
1自我
2インナーチャイルド
3親
4集合意識(規範感覚)
5集合的無意識(夢や神話の原型)
6先祖・祖先
7全てが構造が見えた先→気づきの世界 因果が見える
 

 

 

詩集 言葉の奏典


「黄」
星から零れ落ちて
空のような海を 泳ぐ魚のように 深くなれば移ろっていく

項垂れれば眠りの時間
顔を上げれば気高く輝いて

本当は 空は白くて
地面は 緑なのかもしれない


「季節」
巡るもの 星のように
移ろうもの 川のように
空の彼方へと 離れ
海のように 還ってくる
手元に触れて 舞い降りる


思想詩集 目覚めたら どこへ行こう


「星の意味」


星は 他を照らすことで 自身の明るさを知る

花は 触れられることで 自身の儚さを知る

人は 人と出会うことで 自身の優しさを 知る



返答詩集 歩みの 答えについて


「これからについて」


辞めるということは
終わらせるということだった

先のことは分からない
選んだのはきっと 自分らしく生きる道

弱った心が零した涙をすくいとろうとしている
囁いた声を誰よりも聞き入れようとしている

自分らしく生きる道に願いを
これから歩む未来を

与えられた時間の中でどう生きていこう
今日を生き延びた意味を噛みしめて生きていこう

生きるのは大変で色々あるけど
通り抜けた先に想いや感動がある

果たして私はどちらを掌に載せて歩むだろう

求めるものが 今日の一歩を作るから
今日を越えていけ 昨日の私よ
強くあれ 痛みを胸に抱いて思い出にかえられるくらいに