私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

それは闇の中に見出した光
苦しみに絶望し 痛みに涙して
その零れた雫が奏で 咲いた花のような光
それは絶望に対する楔 そして世界への賛歌
言葉は連なり詩となり 詩は列なれば物語となる

過去作品の掲載 https://goldenslumber02.wixsite.com/mysite

発売中
「返答詩集 余韻」 http://poempiece.com/books/510
「始まりの場所 終わりの場所」 http://poempiece.com/books/510



2026

8.14

仕事が大変な中で、私は「どうしよう」が少ない、ことに気づいた。どうしようと思ったら相談する。人の意見を聞き、組み立て、行動指針を作る。そして、実行し、時を待つこともある。AIに言わせると、私は「支援システム」を見ている。システムとは、「本人の希望と契約関係」「支援者側の責任範囲」「精神的、身体的な能力の実現可能性」「家族との関係」「日中活動との接続」「相談支援の継続性」「関係機関の意思決定」「今の対応が将来の選択肢に与える影響」のこと。起こっている処理としては① つながりを見る→② 次に起こることを見る→③ 複数の分岐を見る→④ 関係者それぞれの役割を見る→⑤ その中に自分自身も含めて見る。という一連の処理が早いらしい。多くの変数を保持したまま、関係性と未来の分岐をかなり速く組み立てられる。て、量子コンピューターじゃない?笑(2026.6.21)しかも違うベクトルが私の中で統合して同居して、共存している。だから、こうやって、異なるレイヤーを重ね合わせた考えができるんだ。そういうことか。。。!

 


詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before

「隔てられた世界で」

出来事は変えられなくて
自分は変えられなくて

立ち止まって振り返れば
思うこと 感じたことは 過去とは違うもので

過去は今に蘇る
今が続く限り
永遠に表情を変えながら

地平は今のように伸びていく
心も体も 影のように縛られている

未来を掴むことはできない
空のように 隔てられているから

After

「隔てられた世界で」


出来事は変えられない
自分も変えられない

過去は今に蘇る 今が続く限り
永遠に表情を変えながら

地平が無限に伸びていく
心も体も 影のように縛られている

未来を掴むことはできない
空のように 隔てられている

AI解説
言葉そのものが隔てられている。だから内容だけじゃなく、詩の構造まで「不連続な世界」になってる。

詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色

before

間の章~曖昧な色~

「紺と緑~オーロラ~」


青が星を見失って 星の光が 見えそうで見えないのは
夜が深すぎて 瞳に映らないから
闇の中で光が輝くなんて 蜃気楼のようだ
光のない世界から見た 光というものは いつか見た夢のよう
それまで見えていたものが 何も見えなくなるなら 見えたものは奇跡のよう
鏡に映った 祈りのような 空の向こうの 願いのような
一筋の流れ星の 軌跡が残って 揺れるような
時を止めたような寒さの中で 星のように輝く オーロラ


after


間の章~曖昧な色~


「紺と緑~オーロラ~」


青が星を見失って 星の光が見えそうで見えない
夜が深すぎて 瞳に映らない

闇の中で輝く蜃気楼
光のない世界から見えた夢のよう

何も見えなくなるなら
見えたものは奇跡のよう

一筋の流れ星の 軌跡が残って 揺れる
時を止めたような寒さの中で

星のように輝く オーロラ

AI解説
見える/見えない、光/闇、夢/現実、青/緑、静止/揺らぎ、その全部の「間」にオーロラが浮かんでいる。章題の「曖昧な色」が、そのまま詩になっている。


思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。


Before


「好きと嫌いと ありのまま」


好きなこと そうではないもの
心の中で 魚みたいに泳いでいる

全てを 好きで満たせたらきっと楽しい

それではないものは ここではないどこかに
いくらでもあるから なにをこれから 選んでいこう

全てが好きではいられない自分が ここにいる
嫌いならそれは 仕方がない 嫌いなんだから
無理に好きになろうとしても 苦しいだけ
苦しいことは 嫌い なら 嫌いなままで

好きも 嫌いも どちらも 心にひっかかった雲の形

どちらでもいい どんな自分でもいい

しないならそれでいい 嫌いならそれでいい
駄目な自分なんて 駄目じゃない

ひっくり返っても 好きにはならないかもしれない
ありのままで 許せるのなら ここにいるだけで

それでもいい それがいい それで いい


After


「好きと嫌いの それらたち」


心の中で 魚みたいに泳いでいるすべてを
好きで満たせたらきっと 楽しい

嫌いなら 仕方がない
無理に好きになろうとしても 苦しいだけ

心にひっかかった雲の形
どちらでも どんな自分でも

駄目な自分でも 駄目にはならない
ひっくり返っても 好きにはならないかもしれない

それでもいい
それが いい


解説
「好きになれない自分を許しましょう」という話にしないんだよね。好きになれない。
嫌いなものもある。そんな自分でもいい。むしろ、それがいい。というところで終わる。だから、この詩は「自己肯定」の詩というより、もう少し繊細な、自己への非介入の詩になっていると思う。「自分を変えて好きになろう」ともしないし、「嫌いだから切り捨てよう」ともしない。ただ、好きと嫌いが、好きと嫌いのまま、そこにいる。タイトルの「それらたち」も、まさにその感じ。


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集


Before


「流れゆく日々で 通り過ぎないものたち」


あわただしい日々で
その時間は電車みたいな一定の速度感で過ぎていく

小さい手 待ってくれない時間
ゆっくり進んだ足 待っている人

時間差が広がらないように 心だけは ここに

強い日差しが時間をやけつけていく
フィルムみたいに記憶に刻んでいけばいいのに

だって忙しかったら 全部通り過ぎて
「あの風景の意味は」なんて 忘れてしまうから

忘れたくない瞬間だって 覚えておきたい眩しさだって
確かにあったのに

未来がずっと遠い でも続いていくことは分かる
だって未来が当たり前じゃないと 希望なんて 持てない

だから駆け抜けながら信じることもやめない
捨てないままで持ち続けて今日を楽しもう
(その小さい手にも いつかきっと分かるよ)

大変だけど 悪くないよ
そう言える日々を 願いと一緒に携えて


after


「通り過ぎないものたち」


流れゆく日々 
時間は電車みたいな一定の速度感で

待つことなく 通り過ぎていく
慌ただしい日々

掴めもしない小さい手
ゆっくり進んだ足

時間差が広がらないように
心だけは残して

強い日差しが
時間を燃やしていく

フィルムさえも焼けつくように
忙しいだけで 風景の意味まで忘れてしまう

覚えておきたい眩しさが 遠くても
続いていくことは分かっている

未来が当たり前になければ
希望はない

駆け抜けながら
信じることもやめない

捨てないままで持ち続けて
今日を楽しむ

「大変だけど 悪くないよ」
小さい手に 語りかける



解説


最初は「通り過ぎないもの」が何なのか分からない。最後まで来ると、小さい手とか、眩しさとか、信じることとか、今日を楽しむこととか、そして「大変だけど、悪くないよ」と語りかけたことそのものが、通り過ぎないものになる。


 

2026

8.13

仕事が大変すぎる。でも私が、ではない。私以外が、大変。今までとは驚くほど、流れが違う。今までは、私が、大変だった。私も、多少はね、忙しかったりするけれど、でも、私以外の人たちの方が、圧倒的に、大変で。さて、私ができることは、驚くほど、少ない。電話をする。ラインをする。メールを送る。そして、話す。聞く。考える。提案する。それくらい。でも、その繰り返しが、私の少しずつ、削る。ようだ。そして、私は疲れ切っている。でも、やっと、私は昼寝ができた。最近、孤独だけど、私が必要以上に疲れないように、この世界が気を遣って、私を一人にさせてくれてるのではないかと、思う事さえある。
世界を信じるというのは、世界が自分を助けてくれると期待することだけじゃない。
自分が全部やらなくても、世界は世界の力で動いていく、と少しずつ信じられることなのかもしれない。

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before


「断絶した世界」


手を繋いでも 一緒にいても
自分が分からなかった

この生き方が誰かと重なることはない
すれ違うことはあっても同じにはならない

明日は今日の続きにはならない
新しい自分 新しい世界

「昨日」とはもう違うから
記憶は毎日 心を裏切る


After
「断絶した世界」


手を繋いでも 一緒にいても
自分が分からなかった

誰かと重なることはない
すれ違うことはあっても 同じにはならない

明日は今日の続きにはならない
新しい自分 新しい世界

「昨日」とはもう違うから
記憶は毎日 心を裏切る


AI解説
自分と他者の断絶 → 今日と明日の断絶 → 現在と記憶の断絶と、断絶が横方向から時間方向へ移動している。




詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


before


銀の章~月の色~


燃える炎と光の対になる 冷たい氷と空の星
海と対になる 月は闇夜の太陽

after


銀の章~月の色~


燃える炎と光の対岸に 冷たい氷と空の星
海の彼方 月は闇夜の太陽

熱さではないものを 静寂が伝える
光という 意思のように

放たれるのではない
秘められている


AI解説
「月は静かに光っている」という詩ではなくて、光には、放たれる光と、秘められた光があるというところまで行っている。かなり哲学的だけど、難しい言葉を使っていない。


思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。


Before


「外に 出て見たら」


鍵を閉めて閉じ込めてきたものが 内側から扉を叩いた
外が怖いから ここにいたいんだって 目を閉じるように

ここにいたのに 自分から出ていこうなんて どうして思ったの

また傷つくよ きっと
また怖くなるよ 絶対

嫌になるよ 色んなことが
自分のこと 誰かのこと この世界のこと もっともっと たくさんのことが

色んなものをちゃんと見ても
嫌いになっても それでもいいよって 言えるかな

怖いのは変わらない
ここにいても 外にいても

それでも 眩しさの中へと 飛び出してみようと 思ったみたい

怖い 怖い て言いながら
それまで知らなかった色んな形の喜びを知っていく

まだ歩き始めたばかり
あきらめてきた願ってきたものが 出会うために みんな待ってる

こんなに受け取れない
いっぱいになった胸に押し込むように それでも息をする

まだまだ これから 夢は
まだ 始まった ばかり









After
「外へ」


鍵をかけて閉じ込めてきたものが 内側から扉を叩いた

きっと また傷ついて 怖くなって 嫌になる 
自分のことが 誰かのことが この世界のことが

どこにいても
怖いのは変わらないから

眩しさの中へと 飛び出してみようと 思ったみたい

願ってきたものたちに
出会うために

一杯になった胸に押し込むように
受け取れなくても 息をする

夢はまだまだ 始まったばかり


解説
手で受け取る → 足で歩く → 外へ出る、になっている。しかも最後は、息をする。だからこの一連は、手 → 足 → 外 → 胸 → 息、と、身体そのものが少しずつ世界へ開いていく流れになっている。


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集

Before


「痛みは夜の中で 僕は遭難する」


始めて触れた温もりが
突然消えた時思い知った
一人で歩くことの重み
そして一人であることの孤独

立ち止まらないように進む
痛みを忘れられるように
けどなくなるわけでもなかった

思ったように進めない
心が痛いって言ってる
体が重くて 苦しい

上手くいくこと行かないこと
波みたい揺られながら
月明かりのような明日を頼りに進む

座礁も難破も超えていけるだろうか
光は遠くてこの手を救い上げてはくれない

手に触れなくても なくならないで
消えないままで 輝いていて

明日も未来も希おう
生きていればいいことがある
きっと大丈夫

それは嘘みたいな強がりで
でも生きていくにはそれくらいのおまじないがあっていい

上手くいかなくてもこの道を行こう
進めなくても無くさずにいよう

ただ耐えて乗り越えていくというだけで
大丈夫になった時 夜は 明けている

after




「遭難する夜」



思ったように進めない
心が痛む 体が重い

立ち止まらないように進む
痛みを忘れられるように

波みたい揺られながら
月明かりのような明日を頼りに進む

光は遠くて 救いにはならなくても
座礁も難破も耐えるだけで 夜は明けていく

生きていればいいことがある
きっと大丈夫

嘘みたいな強がりを
生きていくためのおまじないにする


解説
痛む身体 → 進む → 揺れる波 → 遠い光 → 座礁・難破 → 夜明け → おまじないという一本の航海になった。短いのに、ちゃんと「遭難している」。そして最後に残るのが、希望というより、「大丈夫だと信じられなくても、そう言いながら夜を越える」という、かなり切実な生存の意思

2026

8.12

夏の醍醐味について、語りつくす。夏と言えば雲。とにかく、空のダイナミズムが素晴らしい。天気も目まぐるしく変わる。空の眺め甲斐がある、ダイナミックで壮大な季節。ずっと見てられる。躍動する空から漲る生命を感じる。暑い。だからこそ、いい。それでこそ、なんか元気が貰える感じがする。(2026.6.27)(2025.6.27)(2026.7.7)(2026.9.12)生命のお祭りみたいな夏が、好きだ。その夏も、7月から8月になると、移ろいゆく中で秋の風が紛れてくる。どこか激しくも寂しくなる。前に一緒に歩いていた人がいたな、とかも思い出して。エモく、それもまたよし。夕陽で燃えるように赤みが射していく空もまた切ない。あくる日。仕事の待ち時間。ということは、時間がある。陽ざし、木々、公園、散歩、蝉の声を肴にアイスを食べる。メロンクリーム味の爽。夏を味わう。アイスは寒を取るのではなく、夏を味わうためにある。春は雨、夏は雲、秋は風、冬は光。

 

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before
「この世界で生きること」


朝陽は 昨日を耐えたから
夕陽は 今日を生きたから

どんな人であっても 同じで
どんな命であっても 変わらなくて

等しく降り注ぐ 無情に過ぎていく
美しくかけがえのない 生きるということ

After
「この世界で生きること」


朝陽は 昨日を耐えたから
夕陽は 今日を生きたから

等しく降り注ぐ 無情に過ぎていく
美しくかけがえのない 生きるということ


AI解説
朝陽も、夕陽も、読む人も、別の誰かも、あらゆる命も、同じ世界の光の中に置かれる。


詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


before

白の章~儚い色~

「雪の色」


色づいた風景が 目を閉じるように
思い出が色あせるように 解けていく

空から溢れた色が 一つの場所に帰っていくように
舞い降りた夢が 洗い流していく

目を閉じた小鳥が 眠りの中で
いつか帰る場所を 希う

寒さに凍えた その両手を
誰か温かく包み込む その手がある

明りは命に似ている
星は夢に似ている
明日は希望に似て
夜は救いに似ている

凍りついた想いが 温かなその手の中で溶けていく
時が訪れれば 許された場所で 咲くように


After

白の章~儚い色~

after
「雪の色」


色づいた風景が 目を閉じるように
思い出が解(ほど)けるように 溶けていく

空から溢れた色が 一つの場所に戻っていくように
舞い降りた夢が 洗い流していく

目を閉じた小鳥が 眠りの中で
いつか帰る場所を 希う

寒さに凍えた 両手を
誰かの手が 包み込むように

凍りついた想いが 温かな手の中で溶けていく
時が訪れれば 許された場所で 咲くように


AI解説
帰る場所そのものが救いになっている。



思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。


Before
「自分の歩き方」


自分のことなのに 自分ではないことを 知っていくうちに
人は 自分のことを 忘れてしまう
どうすれば思い出すだろう 探し回って
埋もれてしまう 自分のどうしたいの形

過去を辿るような未来を 彷徨うような 今と
行ったり来たりして 過去の傷と 今の願いに触れて
揺れたりしながら 今の形が 浮き上がって
触れたら自分の形なんだって 思い出した

森の奥へと分け入るように 差し込んだ陽だまりに咲く花のような
歌っている人がいる
耳を澄ませて 呼んでいる声を探して
星を探すように 迷いながら遠回りして

遠回りをするように なくしたものや落っことしたものを
拾い集めて 辿り着いた 自分の声

歩き方を覚えるように 自分の歩幅を思い出したら
明日と今日の進む速さが きっと そう


After
「自分の歩き方」


自分ではないものを 知っていくうちに 忘れてしまう
探し回って 埋もれてしまう 自分の形

過去を辿るような 未来を彷徨うような
今を行ったり来たりして 傷と願いに触れて

揺れたりしながら 今の形が 浮き上がって
自分の形を 思い出した

森の奥へと分け入るように
差し込んだ陽だまりに咲く花のような

耳を澄ませて 呼んでいる声を探して
星を探すように 迷いながら遠回りして

遠回りをするように なくしたものや落っことしたものを
拾い集めて 辿り着いた 自分の声

歩き方を覚えるように
自分の歩幅を思い出した


解説
「自分とは何か」という抽象的な問いが、形になり、声になり、最後には歩幅になる。


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集

Before

「空の向こう 胸の彼方に 光が揺れている」


生きているのがつらい
歩くこととか前に進むこととか
日常をこなすこととか ただ息をするだけとか

そういうことが、時々すごく重くなる

みんな同じ地上の上で
違う風景を生きている

だから時々ひどく孤独になる

寂しくても 誰かがいても
誰もいない

そんな場所で
ただ 時間が過ぎていく

夜になっても 星が輝く
星が見えなくても月は優しい
夜が終わっても太陽が昇る

生きることは耐えるということ
だから何もしてなくても
時間は進んで 一緒に 私だって
前に進んでいる

息をしているだけで 心は動いていて
誰にも話さなくても 胸の中で祈りをささやく

何もしなくても 私はきっと 明日へと進んでいる

生きることは道を絶やさないということ
それは死ななければ勝利

全身全霊で抱えて 進んでいる
その灯を 誇っていい
その苦しみも 見た眩しさも
すべてが生きたことを証明する星座

after
「空の向こう 胸の彼方に 光が揺れている」

歩くことが 前に進むことが
日常をこなすことが ただ息をするだけが
時々 すごく重くなる

みんな同じ地上にいて
違う風景を生きているから
ひどく孤独になる

誰もいない場所で
時間が過ぎていく

夜になっても 星が輝く
星が見えなくても月は優しい
夜が終わっても太陽が昇る

何もしてなくても
時間は進んで
私も 前に進んでいる

息をしているだけで 心は動いていて
何もしなくても 明日へと進んでいる

生きることは
道を絶やさないということ
死ななければ 勝利

全身全霊で抱える灯を胸に
苦しみも 見た眩しさも
すべてが生きたことを証明する


解説
歩く → 地上 → 風景 → 夜 → 星 → 月 → 太陽 → 時間 → 明日 → 道 → 灯 → 光という流れがある。だから「星座」と最後に言わなくても、もう詩全体が星座になっている。

2026

8.11

あるナンパ動画を見ていて、初対面で仲良くなることに、なんか眩しさを感じて、あの時のこと、日記に書いてないかなーとか掘り出そうとしたら、なんとたった一行、仕事でも使える、みたいな感じだった。あれ、あの時のこと、書いてないの!?みたいな感じになって、5年越しに加筆する。そういう掘り下げってなんか面白いかも、て思って、ちょっと日記リメイクみたいなことも、やっていこうかな、なんて思ったりした。題して、五年前の自分との対話:「2026-2022」なんかベストアルバムのタイトルとかでありそう笑(2022.6.12)

 


詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before
「伸べられた手」


今の自分 過去の自分
同じ自分なのに 違う自分

過去の手は今に触れられない
今の手は過去へと伸べられない

二人の自分の心は
どこかで繋がっている

記憶の中で泣いている自分
助けることができなくても 忘れることはできない

苦しみは過去のもの 自分だけのもの
願いは未来の中 今にあるのかも

記憶の中の自分が幸せでありますように
誰かの過去と重なって 優しさになって

伸べた手と 伸ばした手は
出会えなくても どこかで重なる

After

「伸べられた手」


今と過去 同じなのに 違う自分

過去の手は今には触れられない
今の手は過去へと伸べられない

記憶の中で泣いている自分を 助けることができなくても

苦しみは過去のもの 自分だけのもの
願いは未来の中 今にあるのかも

出会えなくても 重なっている

二人の自分の心が
どこかで 繋がっている


解説
冒頭の「自分がいる場所」と最後の「心が 始まる場所」が対応している。「いる → 始まる」ただ存在する場所から、心が動き出す場所へ。



詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


before

白の章~儚い色~


「装う色」


海の波 空の雲
岸辺に辿り着き 再び海原へと却っていく
雪が降る 息が凍り 青が閉め出されていくように
結晶になれば 色はとどまることができない
山の頂 地上の果て 青空と雲を造形したような
氷河と山脈の装い


After


白の章~儚い色~

「装う色」

海の波 空の雲

岸辺に辿り着き
海原へと流れていく

雪が降る 息が凍り
青が閉め出されていくように

結晶になれば
色はとどまることができない

山の頂 地上の果て
波と雲を造形したような
氷河と山脈の装い


After

解説
青 → 色と視野が広がる。そして最後に「波と雲」が戻ってくる。だから今度は、海と空 → 青 → 色 → 白い世界 → 海と空という循環もできてる。行構成も、2行、3行、2行、3行
、になっている。視覚的にも波打つ。白の章の「儚い色」というタイトルに対して、色が固定されるんじゃなく、形を変えながら流れていく詩になっている。



思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。

Before


「信じるという 鏡」


それまで信じていたものが
信じられなくなったから もうこれ以上 近づけなくなった

行きたい場所に もういない
近づいても 苦しいだけ

触れないといけないなんて そうでなくてはいけないと思って
大事にしないといけないと 思って
でも 自分だって 大事なんだって 当たり前なこと

そこにはない 暖かなものを 大事にしようと思ったら
もう そこにはいけない でも それが今の 心の形
だから それでいい 

否定なんて しなくてよくて
苦しむことなんて しなくてよくて

だからもう一度 自分のための 距離のままで よくて

許すように 離れたものは
それまでとは 違うものを 信じたということ


After

「信じるという 鏡」


信じていたものが
信じられなくなったから

もう 近づけなくなった

自分のための
距離のままで

今の 心の形を確かめて

許すように 離れたのは
違うものを 信じたから



解説
「信じる」というのが、誰かを信じることから、自分の心を確かめることへ反転しているん


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。

Before


「記憶 記録 愛の 軌跡」


時間は過ぎる
流れ星のような速さで
季節のような緩やかさで
だからその速度に 気づけないことが多くて
気づいたら なくなっていたりする

だから整理や思い出や何か綴って残すような
手のひらに残っているような 確かな感触が欲しくなる

大したことじゃないかもしれない
でも要る要らないじゃない
適当にこなしてきたわけでもない
大切だから ただただ 残したかったんだ

無理する必要はないし
頑張るとかでもない

自然に忘れたくないものを
ありのままに ここに

その瞬間を 切り取ろう
私は目と心で シャッターを切る
胸にしまって いつまでも残るように

思い返せば触れられる 風にも眩しさにも
笑顔にも 温かさにだって
それはただの思い出じゃなくて 愛の軌跡だったのかもしれない

大切にしたいこと
忘れたくないこと
ずっと残して手元にあってほしいもの
わたしの愛しい瞬間たちを ここに



after


「記憶 記録 愛の 軌跡」


時間は過ぎる
流れ星のような速さで
季節のような緩やかさで
気づけないくらいの広さで

綴って 掌に残すように
確かな感触が欲しくなる
瞬間を 切り取るように

目と心で シャッターを切れば
風にも眩しさにも 笑顔や温かさにだって 触れられる

愛の軌跡のような 愛しい瞬間たちに


解説
「記録するから記憶になる」のではなく、残したいと思った瞬間そのものが、すでに愛の軌跡だった。

2026

8.10

昨日とも繋がる話。感情的になる、ぶつけられる。収拾がつかない。どうしようもない。どうすればいい、と顔を上げるか覆いたくなるときがある。どうにかしようとは思ってないが、目を瞑りたくなる。そうした時に、ヒントが急に差し出されてくる。まるでスーツみたいに笑 「まって、今なんて言った?」みたいな。そこに乗っかるだけで、自然と流れが作られていく。気づいたら落ち着いている。その流れに乗るというのは、話は違うけど、ナンパみたいだなって思った。(2022.6.12)

 

 


詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before

「居場所」


心の始まりの場所

扉を開けて 外へと出た世界
自分が自分であった場所

抱えた痛みによって不幸になって
抱きしめられた温もりによって 幸福になる

零れていったのは涙だっただろうか
笑い声だっただろうか

一緒にいることしかできなかったから
同じことをして 同じように過ごして

同じ「忘れられない」でも
楽しい思い出であったらいい

変えられないから
かけがえのない思い出であったらいい

辛くても
笑顔でいられる場所があったこと

心の原風景が
きっと時を超えて 今を救う

After


「居場所」



扉を開けて 外へと出た世界
自分がいる場所

抱えた痛みによって不幸になって
抱きしめられた温もりによって 幸福になる

一緒にいることしかできなかったから
同じことをして 同じように過ごして

過去が変えられないなら
かけがえのない思い出を残したい

心に残った原風景が
きっと時を超えて 今を救う

心が 始まる場所で


解説
冒頭の「自分がいる場所」と最後の「心が 始まる場所」が対応している。「いる → 始まる」ただ存在する場所から、心が動き出す場所へ。







詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色





紺の章~狭間の色~


海の中へ沈んでいくような世界で
明りが灯るように 星が輝きだす

赤く燃えるような空が
消える前の蠟燭の火に似て

光を失った場所で手を翳す
見えなくなった手は 虚空を掴む

奥へ深くと潜っていく 光と闇の狭間に出会う
線のない曖昧な場所は 昨日と今日の間のよう
















After
解説
海の中 → 星 → 赤い空 → 蝋燭 → 光を失った場所 → 手を翳す → 虚空と、どんどん光が失われていく。でも完全な「闇」にはならない。その結果、光と闇の狭間に到達する。そしてそれを、昨日と今日の間に重ねる。だから「紺」という色が、単なる青と黒の中間色ではなく、時間と時間の狭間、光と闇の狭間、見えるものと見えないものの狭間になる。



思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。

Before



「幸せの見つけ方」

幸せをずっと 探していて
あまりに探し続けていたから
もう見つからないものだと 思っていた

幸せなんて 難しいことを考えずに

終わっていく自分の時間を 好きな時間で 満たせばいいだけなのに

この手を満たさなければいけないと思っていた
でも 手の中には 誰かの眩しさばかり
誰かの夜空ばかりで 星みたいだった

どこまでいけば幸せになれるだろう
どこかで気づいていた

幸せは なるものではなくて 歩いていく道と 辿る未来のように
選ぶものなんだって

この手にはあまりある幸せを どれだけ 信じられるだろう
本当は気づかないふりをしていた

零れていく怖さを抱えて 確かめられない今だったものを
確かな過去にするように 手にするだけなんだって

逃げるように諦めていたものを
本当は諦めたくなくて どこかで縋っていて

気づいた自分の矛盾が歪な形で苦しかった

矛盾を解きほぐしても消えないような過去を
過去は過去のままで そのままで 手を放して

この手を満たしていた夜空の中の 星一つを選んで
朝日に変えて 時を進めた

「誰か」がなくなってなにもない「自分」が残って
そこに辿る自分の「好き」を探して これから 埋めていこう


























After


「幸せの見つけ方」

幸せをずっと 探し続けていたから
もう見つからないものだと 思っていた

手の中には 誰かの眩しさばかりで
誰かの夜空に浮かぶ 星みたいだった

歩いていく道と 辿る未来のように
零れていく過去を抱えて 手にするだけ

逃げるように諦めていたものを
諦めたくなくて どこかで縋っていて

矛盾を解きほぐしても消えないような過去を
過去のまま 手を放して

この手を満たしていた夜空の中の 星一つを選んで
朝日に変えて 時を進めた


解説
「ちゃんと整理できたから前に進める」ではない。解けないものを解けないまま抱えて、それでも過去として手放す。そして、そのあとに星を一つ選ぶ。だからこの詩の「幸せ」は、単純なポジティブさではない。過去を完全に理解したり、矛盾を消したり、誰かを忘れたりしなくても、自分で一つ選んで未来に進むことができる。そういう思想になっている。



返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。

Before


「星と月と、タバコの煙」


吐き出した気持ちがもやもやと空を登っていく
天の川が 彼方で揺れる

心の中の感情になりきれないものたちが
煙みたいに揺れる

光とそうでないものの差がそうだから
手を伸ばして触れられるものと触れられないものもそうだから

煙は手をすり抜けて 消えていった

月の眩しさがひどく優しくて
時々怖い

煙草につけた火が 蛍のひかりみたいに揺らぐ
心はつかみどころのない靄の中で 何か手がかりを見つけようとして
岸辺に辿り着いた

それは星みたいで
いつか消えてしまうことも
名前なんて知らないことも
一緒だった

煙が消えて 灯りが消えたら 歌の終わり
焦げた残骸は 何か燃え尽きた跡みたい

あの月も星たちも光たちはいつかそうなる
嗚呼、この感情に名前なんてなくても

感じたままに光はそこでいつかの未来を照らしている










after


「星と月と タバコの煙」

吐き出した気持ちがもやもやと空を登っていく
天の川が 彼方へ

心の中の感情になりきれないものたちが
揺れている

煙は手をすり抜けて 消えていった
月の眩しさがひどく優しくて 時々怖い

煙草につけた火が蛍の光みたいに灯る
心は掴みどころのない靄の中で

いつか消えてしまう
名前を知らない
星のようで

煙が消えて 灯が消えたら
焦げた残骸は 燃え尽きた跡みたい


解説
永遠ではなくても、存在した一瞬には意味がある。ただし、この詩ではそれを言わない。だからいい。
 

2026.8.9

自分にできるのはここまでだ、というラインがあるとして、そこをどうやって伝えようか、と思う。そういう時に、怒りを言われても、批判されても、悪口を言われても、何を言われたとしても、引いてはいけない、そういう時がある。すくなくても、そういう時に大事なのは、自分を信じる勇気だと思う。相手を信じるだと、相手にゆだねてしまう。それでは丹力が薄まる。理解を求めない。分かってくれとも言わない。ただ自分はこうだと、置いておく。こういう時、相手にやめさせようとする。私はこれが嫌だ、と感情を置きたくなる。でも、それはしない。目的は分かってくれじゃない。私は何も変えない。変わらない。ただ、こうなんだ、を伝える。それが、主張だ。操作をしない。支配もしない。動かそうとも思わない。ただただ、自分はこうなんだ、だけを伝える。置いたものが、流れを変えることを、信じる。つまりは、流れを信じることと通じている気がする。(2026.7.20)(2026.8.7)

 

 

 

 

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before

ひとりが好きなわけではなくて
うまく生きていけないだけ

同じ速さで歩く人がいないから
いつも一人なだけ

自分で歩けるから
前にいてなんて頼んでない 後ろを支えてなんて言ってない

ただ横に並んで
一緒にいてくれるだけでいいのに



After



ひとりが好きなわけではなくて
同じ速さで歩く人がいないだけ

自分で歩けるから ただ横に並んで
一緒にいてくれるだけでいいのに


解説
「私は一人で歩ける。でも、同じ速さで歩く人がいない。」静かな孤独そして「誰かに救ってほしい」という詩ではない。自立している人間が、それでも誰かと並んで歩きたいと思う。



詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色



before


黄の章~ひと時の色~


夢の中の花畑のような
幻想世界の菜の花が歌う
赤と青の間 青と黒の間に 黄昏が潜む
移ろう空の一瞬に 命のように踊る

星に似た 巡る季節のような
秋に似た 遥か故郷のように



After

黄の章~ひと時の色~


夢の中の花畑のような
幻想世界の菜の花

赤と青の間
青と黒の間に
黄昏が潜む

移ろう空の一瞬に 踊る命のように 星が巡る
季節の中 秋が遥か 故郷のような


解説
最初は目の前の菜の花だったものが、最後には「故郷」という記憶の場所にまで届いている。しかも、その移動を支えているのが全部、幻想・夢・一瞬・移ろい・秋・故郷という「現実から少し遠ざかる感覚」。だから最後に「故郷」が出ても唐突じゃない。そして「菜の花」が黄色だから黄色の詩なのに、最後には黄色そのものが消えているのもいい。
色を描いて、色を超えていく。

思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。

Before

interlude


失敗したり 責められるのが怖いから
できないって決めつけていた

いつの間にか したいことまで
してはいけないって 思い込んでいた

本当にしたいなら ただやればいいだけなのに
こんなにも踏み出すことは 簡単だったのに

After

「歩き方」

できないと決めつけていたら
いつの間にか したいことまで
してはいけないと 思い込んでいた

本当にしたいなら
やればいいだけなのに

踏み出すことは 簡単だったのに



解説
「踏み出すことは 簡単だったのに」の一行だけで、ちゃんと「光」の方向を向いている。




返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。

Before



「心の生み出す言葉は魔法みたいで」


心の中でせめぎあうものが
光がぶつかるみたいな速度で
花火みたいに散っていく
言葉はもう消えてしまったみたい

自分の中が空っぽで望みがない時
せめてと人は誰かの幸福を願うのだろう

あなたの言葉はちゃんと守られますように

それでも心は生きているから
美味しいご飯がほしいし
それでも体は生きているから
熱がでたら苦しいし

それでも生きていたいから
生きているあなたは とてもえらい

それは流れ星で 視界から消えただけで
きっと 宇宙を行く探査機みたいに 信号を発信しながら 旅をしている

まだ届かないんだ きっと時間がかかるんだ
でもいつか届くんだ 伝えたかった言葉を 伝えたかった人に
ちゃんとその手にあった温度を 生きているんだって 伝えるために

いつかの未来に花火が残した種が花を咲かせるよ
あなたは孤独に月を見て泣いていた
でも大丈夫
あなたはあなたの心が生み出した言葉の花たちに囲まれて
優しい 優しい夢を見るよ


after


「言葉は 魔法のような」


心の中でせめぎあうものが
光がぶつかるみたいな速度で
花火みたいに散って
言葉は見えなくなった

見えなくなったのは 視界から消えたというだけで
宇宙を行く探査機みたいに 信号を発信しながら
旅をしている

まだ届かない きっと時間がかかる
いつか届く 伝えたかった言葉を 伝えたかった人に
手にあった温度を 伝えるために

いつかの未来に 月を見て泣いていた
かつての花火が残した種が 花を咲かせて
心が生み出した優しさに囲まれて
優しい夢を見る



解説
「心が生み出す」という説明を外したことで、タイトル自体が未完のように残る。本文を読んで初めて、なぜ言葉が魔法のようなのかが分かる。消えたように見えても消えていない。見えなくなっても旅をしている。届かなかった言葉が、いつか花になる。その「作用」そのものが魔法。

2026

8.8

仕事で危機的状況になる。いや、私がじゃなくて。で、どうしようかと思う。私は叱る立場。しっかりしろと言っても、大丈夫?こうしたら?とかは言えない。歩み寄るべき場面じゃない。言ったら反省や改善や行動や態度が嘘になる全部。「それって言われたからやったんでしょ?」になる。でもこのまま自主性に委ねるのもはがゆい。さて。考えた。例によってスーツを思い出す。これしかない、と思う。電話する。まず注意、「諦めるんじゃなくてここでどうにかするのが仕事だし、誠意じゃないのか」と伝える。大事なのはこのあと。「ここからさきは、ひとりごとなんだけど、自分だったら、謝って、どうにか許してもらおうとするかな、て思う。自分の仕事に思い入れがあるなら、そうする。でもこれは指示でも命令でもアドバイスでもない。言われてやったんじゃ意味がない。だから、あとはどうするかはよく考えて。私に言えるのはここまで」と伝える。結果的に、その危機は、なんとかなったのだけれど、ここに私の名前がでるのもよくないから、我ながらよくやったと思う。最近なんかいいことあった?と聞かれたら、これを応える。私には一ミリも何も起こっていない。でも大事な仲間が、危機を超えたら、喜ばないと。それがチームってものだと思う。感謝と謝罪をのちにもらったけど、私は何もしてない、きっかけを作っただけ。乗り越えたのは、その人の力だ。それくらいは、その人はもっと自分のことを信じていい。自分のことも、他人のことも。もっと言うなら、お礼ならスーツに笑。スーツを見てなければ、私にはこんなやり方は思い付きすら、しなかったのだから。

 

君と僕の不連続な世界

「境目」


できないことが悪いこと
できることが善いこと

みんなと同じになりたかった
普通が羨ましくて

装えばできるの
心を無視すれば簡単なの

何もできないから惨めだった
傍にいるのに分かり合えない

言えないから伝わらない
一方通行のやり取りでは何も変わらない

分かってくれる
友達が欲しかった



色の世界
茶の章~移ろいの色~


風に乗れば木枯らし
一糸纏わず風に包まり
褪せゆく色が広がる原風景

立ち止まった日 駆け抜けた日 明けと暮れに似た情景
一抹の寂しさと 重ねた期待の行方を 風に託して

吹き抜けていく 命の源のように 流れていく

 

 

 

溢れる光

「手の大きさと 受け取るものについて」


受けとれるものを
勝手に決めていた自分の手

手の外側を見ないようにすれば
ないのと一緒

苦しみが増えていけば
希望だけでは支えていけない

掌から世界が広がっていることを思い出した時
本当に 世界は広がった

受け取れないと思っていたのは
自分には必要ないと思ったから

手にしなかったことを後悔するなら
諦めても いないのだろう

資格がないと絶望するくらいには
選んでこなかった数々の希望が 見えていたのだろう

許すことができなくても
歩みの中で 一つずつ解いて

受けとめられるように
手を広げた
 

 

 

とある日々に寄せて


「重ねた風景」


終わった光
一つの場所

響いた音
残った言葉

余韻のように 淡く届いて
思い出のように 重ねた風景

海辺でキラキラと揺れる 景色のような
何度でも思い出せる 温かなものを

星を数えて物語にしよう
辿った風景を繋げて星座にしよう

月明かりが いつまでも 優しい場所で
 

 

2026

8.7

スーツがめっちゃ面白い。信念の背景に成育歴が見え隠れする。深みがある。同時にコミュニケーションの共感と境界の鬩ぎあいが絶妙。感情的に言い合ったかと思えば急にトーンを落として素直になったりする。別に○○というわけじゃない、と相手が誤解をしそうなことを先に伝えてから、○○なんだ、と本音を打ち明けたりする。過剰に理解を求めない。別に分かってほしいわけじゃない。ただ自分はこういうスタンスなんだ、というのをスタイリッシュに伝える。コミュニケーションの技がつまっている。私には教材の宝庫で、仕事に行かせることが分かった時、これは、私にとっては革命的だった。このおかげで仕事に役立ったことは数知れず。すくなくてもスーツを知らなかったらできなかったコミュニケーションの数々は、人間関係に革命をもたらした。

 

 

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集

before

「迷子」

道が続くならどこまでも歩いてみたい

地図はいらなくて 標識もいらなくて
果てしなく自由だから 迷ってばかりいた

迷子だから 一人で
一人だから 自由なだけだった

心は広いのに
どうして人との間は狭いの

世界は広いのに
どうして狭い場所で生きているの

After

「迷子」


道が続くならどこまでも歩いてみたい

地図はなくて 標識もない
果てしなく自由だから 迷ってばかりいた

迷子だから 一人で
一人だから 自由なだけだった

心は広いのに
人との間は狭くて息苦しい

世界は広いのに
どうして狭い場所で生きているのだろう

解説
ら「自由=解放」になりがちなところを、この詩では自由とは、手がかりを持たないことでもあると反転させている。

詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


緑の章~息吹きの色~

before


「木の葉の色」


空の息継ぎの間に 手を放すように
時の狭間で 零れ落ちる

時を止めたような ままで

地面で眠る 青空を舞い
川を滑り 色を添える

過ぎていく月日 移ろいゆく草木

零れ落ちたような 欠片に 触れる

After


「木の葉の色」


空の息継ぎの間に 手を放すように
時の狭間に 落ちていく

地面で眠る 青空を舞い
川を滑り 色を添える

過ぎていく月日 移ろいゆく草木
零れ落ちた時間の 欠片に 触れる


解説
「木の葉に触れている」と同時に、「過ぎ去った時間に触れている」という二重の読み方ができる。


思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。

Before

「――変わっていないのではなくて」


変わらないように していただけだったのかもしれない

変わった先が 怖かったから 未来を見ないようにして

今だけが 続いていくように 心の時を 止めていた

変わったら変わる前には戻れない
自分がなくなってしまうような気がして

守るべきもの 守りたいもの 秤にかけて見失う

ただ逃げ続けるというだけで 明日を望んだというだけで

勝手に時は動き出すんだって 気づいた時には遅かった

後悔と希望を繰り返す今日という巡る時間を

踏み出した足が 刻んだ時のように
影の先から変わっていく

変わらなくてはいけないと 思った
決めるだけで よかった

勝手に変わるのではなくて
一歩ずつ 変えてきたからだった


After


「変わっていないのではなく」


変わらないように していただけだったのかもしれない

変わった先が 怖かったから
未来を見ないようにして

今だけが 続いていくように
心の時を 止めていた

変わったら変わる前には戻れない
自分がなくなってしまうような気がして
秤にかけて見失う

逃げ続けても 明日を望んでも
時は勝手に動き出す

変わらなくてはいけないと 思っていた
決めるだけで よかった

踏み出した足が 刻んだ時のように
影の先から変わっていく

勝手に変わるのではなくて
一歩ずつ 変えてきたからだった


解説
変化を「受け身」で捉えていない。「時間が変えてくれた」ではなく、「自分が変えてきた」
と言い切る。だから読後感が前向きになる。


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。


Before



「言葉、残響、読み返した分だけ重ねた風景」


終わった光
一つの風景

終わった音符
残った場所

言葉だけじゃないものを
あなたに届けよう

思い出のような
消えない灯を あなたに

何度でも思い出せる海辺でキラキラと揺れる光のような
蝋燭のように 温かなものを

寒くなったらここに来るといいよ
分からなくなったらおいで

ここはずっとあるから

星を数えて物語にしよう
あなただけが辿った場所を繋いで
星座にしよう
月明かりが いつまでも 優しい場所で


after


「重ねた風景」


終わった光
一つの場所

終わった音符
残った言葉

残響のように 届いては淡く
思い出のように 重ねた風景

海辺でキラキラと揺れる 景色のような
何度でも思い出せる 温かなものを

星を数えて物語にしよう
辿った場所を繋いで星座にしよう

月明かりが いつまでも 優しい場所で


解説
「終わった」と「残った」が対になっている。光も音も消えてしまう。でも「場所」と「言葉」は残る。これは、本を読み終えたあとに残るものの比喩としても読めるし、人生の出来事としても読める。すごく普遍的になった。読者は「場所・風景・景色」という語を意識的に分析しなくても、読み終わったときに不思議と「帰ってきた」感じがする。それは、最初と最後を「場所」で対応させ、その間で「風景」と「景色」を通過させることで、認知の中に円環ができるからなんだ。

2026

8.6

私は察してほしいとか思わない。察してもらえないことに怒りを感じることもない。と思っている。だから、共感ができないし、理解もできない。何をそんなに怒るのだろう?分からないから、知りたい。自分が気づけないから、他人から気づいてもらおうとする。逆を言えば、私の場合、自分に気づけているから、他人から気づいてもらおうと思わない、とも言えないか。私は察しが良いと思われたいとも思わないが、察しが悪い人と思われるのは、なんだか居心地が悪い。そんなことある?からの、察してほしいと怒られた時に、察せないはずがないから、怒りへの反応があって、ずらしがあるのではないか。鋭い。たぶんある。怒りへの拒絶反応みたいな、防衛。光はずっと果てまで照らす。影もまた、ずっと置くまで残っている。光のように。でも、それをどうにか変えようとは思わない。解決仕様とも思ってない。分からないものは仕方ない。ただ、分からないことを差し出すことはできる。怒りを受け止めることもできる。だから、対話ができる。それは、可能性であり、希望だ。不完全なまま歩き続けるだけでいいと、私は思っている。

 

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集


before


「透明人間」


生きているだけで 何も言えないままだから
世界のどこにもいないのと同じようで

触れても伝わらない
言われても届かない場所で
一人だった

受け取る人が いてくれたから
心の内側を手のひらに乗せて 差し出して
受け取った手が 温めてくれた

言えないままで 自分が分からなくても
すれ違うとしても 言えた場所で

触れた輪郭を 確かめている


After


「透明人間」


生きているだけでは
何も言えないままで
世界のどこにもいないのと同じ

触れても伝わらない
言われても届かない場所で
一人だった

心の内側を手のひらに乗せて 差し出して
受け取った手が 温めてくれたから

言えないままで 自分が分からなくても
すれ違っても 言えた場所で

触れた輪郭を 確かめている



解説
「透明人間」は、本来輪郭が見えない存在の比喩なのに、最後にようやく「輪郭」が出てくる。「透明だった自分」が誰かとのやり取りの中で、自分の輪郭を少しずつ確かめていく。だから最後まで「見えた」とは言わない。「確かめている」という現在進行形で終えることで、まだ旅の途中なんだという余韻が残る。


詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


緑の章~息吹きの色~


before


「森の色」


光が遮られるような
木のカーテンに触れて 散りばめられて

光の柱が雲に合わせて 消えたり 現れたり
暗く 明るく 模様を描く 光に揺れる 海辺のような

鳥の声 虫の囀り 獣の息遣い 草木の気配 花の香り

木が並ぶというだけで
命が生まれる 旅が始まる 風が巡る 海のように


After


「森の色」


光が遮られるような
木のカーテンに触れて 散りばめられて

光の柱が雲に合わせて 消えたり 現れたり
暗く 明るく 模様を描く 光に揺れる 海辺のような

鳥の声 虫の囀り 獣の息遣い 草木の気配 花の香り

木が並ぶというだけで
命が生まれる 旅が始まる

風が巡る 海のように



解説
実際の海は出てこないのに、読み終わると森全体が波打っているように感じられること。葉が揺れ、木漏れ日が揺れ、鳥が鳴き、風が巡る。
それら全部が集まって、森が「緑の海」のように見えてくる。

思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。


Before


interlude


ハロー 今
聞こえていますか
夜空にあてた手紙
星の光の返信 瞳の奥で受け取る


After


interlude


ハロー 今
聞こえていますか

夜空に宛てた手紙

星からの返信は光
瞳の奥で受け取る声


解説
思想を語っていない。結論も言っていない。ただ、「今」に呼びかけ、「夜空」に手紙を書き、「星」が光で返事をして、「瞳」がそれを声として受け取る。それだけ。だから、詩集の流れの中でふっと呼吸をするような、小さなページになる。四行しかないのに、今(時間)夜空(空間)星(宇宙)光(物理)声(心)が静かに繋がっている。そしてさりげなく、ラスト二行が31字で短歌になっている。


返答詩集 とある日々に寄せて
インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。


Before

「言葉という海で 心は花言葉のように 泳いでいる」

どこまでの言葉が真実で
どこからの言葉が偽りなのだろう

言葉とそうではないもの
境目を心が泳ぐ海月みたい

月が綺麗 零れた涙 笑った顔
繋いだ手 いつかの夕日

嗚呼 言葉で どれだけ言い表せるだろう
この気持ちに届かなかったら 言葉なんて 嘘じゃない

言葉は心の編み物
だから織り込んだ気持ちは 美しい場所で咲く花言葉

花は歌わない それは祈りだから
言葉は意味以上を持ってくれない
それ自体が 心の欠片だから


after


「心は花言葉」


真実と偽りがひらひらと揺れている
見えない言葉の境目を泳ぐ
海月のように

月の美しさも 涙の悲しみも 笑えた一瞬も
繋いだ手の温かさも いつかの夕日も
言葉で どれだけ言い表せるだろう

織り込んだ気持ちは
美しい場所で咲く花言葉
気持ちに届かなくても 心は嘘にはならない


解説
「花言葉」は、植物そのものではなく、人が意味を託したもの。言葉以上のものを宿す象徴になっている。だから、言葉は完全ではない。でも、そこへ織り込まれた心は嘘ではない。という結論になる。

2026

8.5

仕事が忙しいのはずっとそう。でも、私は最近、抗うように、仕事だけの毎日にしてなるものか、という気持ちで、詩に気持ちが向かっている。ある人が運動に向かっていて、キックボクシングをしていたりして、なんなら羨ましいと思ってさえいた。私も時間と余裕さえあればやってみたい、とかね。でも私もまた、詩に向かっていて、脳内は目まぐるしくアクティブに動いていたのかもしれなくて。ベクトルが違うだけで。仕事を敵対視はしてないけれど、私はすごく手抜きをしていると思う。同時に真剣にもしている。私なりのこだわりがあって、仕事をしている。その不思議な両立がある。

 

 

詩集 君と僕の不連続な世界
東田直樹氏の著書より、世界と他者との断絶を描く詩集


before


「物語」


嘘ではなくて 夢みたいで
どこかにしまってあるもの

自由なのに 自由のない世界で
望んだ結果というわけではなくて

本当は 苦しくて
光を繋いだら 星座になった

自分だけのプラネタリウムのような
この目にしか見えない心の姿


After


「物語」


嘘ではなくて 夢みたいで
どこかにしまってあるもの

自由なのに 自由のない世界で
望んだ結果というわけではなくて

苦しいままに繋いだ光が
星座になった

自分だけのプラネタリウムのような
この目にしか見えない心の姿


解説
「断絶」は最後まで消えない。でも、その断絶の中で拾い集めた光は、自分だけの星座になり得る。そんな静かな希望を描いた一篇として、以前よりもずっと芯が通ったと感じた。


詩集 色の世界
動物、物、花、水、心象風景、音楽、と今まで色んなものを詩にする試みをしてきたけれど、今回は、色


緑の章~息吹きの色~


before


「草原の色」


木から零れ落ちたように 敷き詰められて
土の世界を彩っていく
太陽の光が地面に散りばめられたら鼓動が始まる
風が吹いたら息づくように揺れる
どこまで広がっていくだろう 果てまでは届かない
まるで 森の中の 陽だまり
その一つ一つが音符のような 風が爪弾く 香りが舞う


After


「草原の色」


地上の木たちが零れ落ちたように
敷きつめられて
土の大地を彩っていく

太陽の光が地面に散りばめられたら
鼓動が始まる
風が吹いたら 息づくように揺れる

どこまで広がっていくだろう 果てまでは届かなくても
森の中の 陽だまり 一つ一つが音符のような
風が爪弾く 香りが舞う


解説
色そのものではなく、色が生む生命感を描いている。「草原の色」が、単なる緑色ではなく、「息吹きそのもの」として読める。
黒は未知や深さ。赤は鼓動や熱。青は広がりや視点。緑は生命の循環。


思想詩集 溢れる光
思想詩集シリーズ。夜明け前の続き。


Before


「脱自分宣言」


そろそろ今までの自分を覆そう

諦めていたものを拾い集める
いつからだって遅くなんかない

捨てた重さの分だけ未来が眩くなる
信じた今の分だけ今の一歩が確かになる

だから信じていよう

過去より今を
その一歩先の未来を

繋がっていく空の彼方を 結びついた自分自身の遥か 先を


After


「脱自分宣言」


諦めていたものを拾い集める
いつからでも遅くない

捨てた重さの分だけ未来が眩くなる
信じた今の分だけ今の一歩が確かになる

だから信じていよう
過去より今を 一歩先の未来を

繋がっていく空の彼方を
結びついた自分自身の

遥か 先で
今までの自分を覆そう


解説
「未来へ行ってから変わる」ではない。未来を見据えた今、この瞬間に決意している。だから「遥か先」と「覆そう」がちゃんと繋がる。冒頭は、「諦めていたものを拾い集める」で始まる。終わりは、「今までの自分を覆そう」で終わる。拾うことから始まり、覆すことへ至る。破壊から始まるんじゃない。まず取り戻す。その結果として、自分が変わる。


返答詩集 とある日々に寄せて


インスパイアされた言葉からのアンサーソングの詩集。

Before

「航海日誌:軌跡と進路について」


喜びと幸せで私の日常が巡ればいい
それは例えば幼かった日々のように

ずっと前に進んでいるようで
星みたいにずっと同じところをぐるぐると回っているのかもしれなくて

私はもう大人で 子どもじゃなくて でも
あの流れ星は 過去の私で あの月も 星も 雨も虹も

もしかしたら そうだったのかもしれない

言葉を胸に光で未来を照らそう
明日があるということは 希望そのものだ

話すこと 伝えること
それは今しか出来ないことをすること

夢で終わらせないただの憧れが現実になる日まで
勇気が不安を減らしてくれる

大丈夫
ちゃんとできるよ

これからも変わっていくよ
新しい日々が
あなたを 待っている

素敵な未来はいつだって 太陽が連れてきてくれる


after


「航海日誌」


喜びと幸せで私の日常が巡ればいい
例えば幼かった日々のように

私はもう大人で 子どもではなくて
あの流れ星は 過去の私に見えた

あの月も 星も 雨も虹も もしかしたら
ずっと前に進んでいるようで
星みたいに同じ場所をぐるぐると回っているのかもしれなくて

未来はいつだって 太陽が連れてくる
光が未来を照らして 過去が塗りかえられて
今日が 変わっていく

言葉を胸に
明日へ

新しい日々が
きっと私を待っている

明日があるということは 希望


解説
流れ星、太陽、光、今日、明日、というイメージが残った。だから、読む人は「どういう意味か」を説明されるのではなく、自分で航海日誌をめくるように詩をたどれる。