愛媛の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」展は今週末まで | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

一部のアニメ、ミステリースポット、廃墟、漫画、旧車とミニカー、日々のこと等

たたりめ堂もある

人気児童小説シリーズ兼、NHKアニメの「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の巡回展「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ」が6月18日まで、愛媛県西予市の愛媛県歴史文化博物館で開催中。

小説やNHK、東映アニメーションのサイトでは告知してないから、私は先月、同市で開催された旧車ミーティング会場へ向かっている途次、市内の道の駅に寄った際、チラシで偶然知った。

 

 

このアニメはかつてシーズン1の第一話から数話ほど見たことがあったが、全然面白く感じなかったから見るのをやめたが、面白くなってくるのは主人公「紅子」との対立軸が生まれる十話を過ぎて以降だと、前述企画展を観覧して知った。

 

小学生には絶大な人気を誇る銭天堂だが、大人のアニメファンの中には知らない者がいるかも知れない。ストーリーのシステムはドラえもんに似ていて、ある種の悩みを持つ、各話での主要登場人物が異空間的な場所に存在する銭天堂に引き寄せられて行くと、そこで店主の紅子から、その悩みを解消するお菓子を勧められて買う。

 

 

しかしどのお菓子にも注意事項があり、それを守らないと大変なことになってしまう。毎回、そのお菓子を買った子供や大人は、つい注意事項を無視してしまい、災難が降りかかる。でも子供の場合は紅子が助けてやることが多かったと思う。

銭天堂は店での販売以外にガチャポンでの販売も行っているが、その場合はお菓子ではなく、ドラえもん的小さなグッズ。この場合も主要登場人物が引き付けられてくる感じ。

 

 

銭天堂で販売するお菓子やグッズは、購入者が抱える悩みを解消して幸せになるよう、作られている(作っているのは人間の言葉を話す金色の招き猫たち)が、銭天堂の対立軸として登場する「たたりめ堂」とその店主、よどみは、怒りや憎しみを持った者を自らの店へと誘い、それを解消させるお菓子等を販売するものの、そのお菓子によって不幸になる者も出てくる。やがて紅子とよどみは抗争に。

更に話数が進むと、よどみ側につく奇妙な遊園地「天獄園」の園主、怪童(CV:竹中直人)や銭天堂の商品を研究する「六条研究所」所長、六条教授(CV:大和田伸也)等も現れ、ストーリーが幅広い展開を見せる。

巡回展の方は、銭天堂とたたりめ堂を再現し、それらの店で販売された、いくつかの商品を実物化している。大人の男性より大きな紅子の等身大パネルや、カウンターの奥に立つよどみや六条教授のパネルもある。

銭天堂の実物化した商品の人気ランキングもあったが、1位は心がきれいになる「虹色水あめ」だった。大人に人気のアニメだったら、もっと実利的な商品が1位になると思う。

紅子のかんざしや帯飾り、よどみの帯飾りも展示されていて、本当に二人が実在しているかのよう。かわいい金色の招き猫たちの駄菓子工房も簡易的再現ながら、展示されていた。

前述パネル等、撮影スポットもいくつかあるが、物語の中に自分が入れるような、「おもてなしティー」の場面を再現したセットや、原作の第10巻の表紙を再現したセットもある。

会場内は絵コンテのような原作の作画者の自筆のもの以外は全て撮影OK。

グッズも盛沢山。四国でこんなに多くの銭天堂グッズが買えることはまずない。→公式サイト

ただ、よどみグッズが少なかったことは残念。しかしアニメのよどみのCVが中高年声優なのは戴けない。若い声優だったら、小悪魔的存在になり、もっと可愛くなるのに。

この巡回展、来月からは埼玉県桶川市の「さいたま文学館」で開催されるから、首都圏在住者も銭天堂ワールドを体感できる。

ぜひ銭天堂の不思議ワールドを体験したい、という人は次のバナーをクリックミー。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ
にほんブログ村