ストリートギャング映画の最高峰のフィギュア「ウォリアーズ」 | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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【全米各地で観客が殺傷事件を起こした問題作】

二日前まで、ブログの更新を体調不良で休止していた8日間、毎日、ネットで各種フィギュアを注文していたが、中には意外な作品の輸入フィギュアもあった。

 

当ブログのヘッダ画像の中、両端に野球のユニホーム姿のフィギュアがあり、それに挟まれた皮のベストを素肌に来た3体のフィギュアがあるが、その5体が映画「ウォリアーズ」のフィギュア。

 

この映画は’79年に公開されたアメリカ映画だが、全米各地で映画を観終わった観客が映画に触発され、喧嘩等殺傷事件を起こし、いくつもの州で上映禁止となった問題作。

 

日本ではどうだったのか、当時のことは知る由もないが、日本のテレビのロードショーで放送された時はその翌日、全国各地の小中学校、高校等の野球部・ソフトボール部員がバットを逆さまに持ってグランドを走る光景が見られた。ただ、’00年代以降、放送されたかどうかは分からない。

 

この映画はストリートギャングの闘いを描いたもので、監督はウォルター・ヒル、主演は映画出演が4本目だったマイケル・ベック。ロケ撮影も命懸けだったらしく、ロケ地の実際のギャングが撮影を許さず、警察が護衛する中で撮影が行われた。

 

映画のストーリー自体は単純明快。ニューヨーク市最大のストリートギャング団がある日、市内の主要なストリートギャング団、100組に召集をかける。目的はギャング団同士の縄張り争いをやめ、一つになり、ニューヨーク市を乗っ取ろうというもの。

 

しかし集会の途中、最大のギャング団のリーダーが凶弾に倒れる。その犯人が銃を撃つ所を目撃したのが、主人公が所属するギャング団「ザ・ウォリアーズ」の一人だった。そこで銃を撃った犯人は、罪をウォリアーズになすりつける。

 

この集会は警察も監視していて、銃声と同時にその場にいたギャングたちの一斉検挙に乗り出す。ウォリアーズは警察と他のギャング団に追われる身となる。

 

スキンヘッドのギャング団、顔面ペインティングを施した野球のユニホーム姿の団、女性だけの団、ローラースケートを履いた団等、様々なストリートギャング団の襲撃を撃破しながら、ウォリアーズは自分たちのホームグラウンドに帰って行くが、ホームには真犯人のギャング団と市最大のギャング団が待ち構えているのだった。

 

この登場した各種ギャング団の中で一番野球服姿の団が、インパクトがあったため、ウォリアーズの主要メンバー3人と共にフィギュア化された。

 

フィギュアは10cm少々だが、手足が前後にだけ可動する。首は3体が横に可動する。更に箱の内側が映画のシーンの一つ、電車のホーム写真になっているから、カメラのマクロ機能で撮影すれば、臨場感のある写真が撮れる。

 

しかし何で何十年も前のウォリアーズがフィギュア化されたのか、疑問に思ったが、2019年、ウォリアーズが公開40周年ということで、様々なグッズがアメリカで発売されたみたい。

 

このフィギュアとは違う、精巧なフィギュアも発売されているが、3万円以上する。このフィギュアはアマゾンで1万円ほどだったが、本国アメリカでは半額ほどの値段の定価なんじゃないだろうか。

 

フィギュアの付属品としてバット、ナイフ、チェーン、スプレー缶、火炎瓶、鉄パイプ、釘を打ち付けた板切れ等の凶器があるが、私はそれら以外に、北斗の拳のリボルテック・シリーズのシンとシュウに附属していた大鎌や斧、鎖鉄球も持たせている。

 

因みにウォリアーズ以外の実写映画のフィギュアで他に持っているのは、特撮を除くとヘッダ画像右上の旧版「魔界転生」の柳生十兵衛(千葉真一)位。

 

天草四郎のフィギュアも欲しいところだが、沢田研二とその所属事務所がフィギュア化の許可を出さなかったのだろう。旧版「魔界転生」も主演の千葉真一と沢田研二以外の役者が各種祟りを受ける(実在の歴史上の人物を扱ったため)等、違った意味での「問題作」だった。

 

これからも「問題記事」(?)を投稿して行きたい。

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