ゴルフの話です。諸々と。
今週は、女子は「最高額」の試合「アース」が行われ、男子は「選手がスポーンサーを集めて選手会が主催・JGTOが共催」の珍しい試合です。総額が、女子は3億円、男子は5000万円。そう「6倍」です。それを「格差だなんだの言います」が、そういう事はどうでもよく、要は「なぜ?」という事です。
男子は、ツアーディレクターの話している通り、「選手がファンサービス」に積極的ではなかったと、そういう事も要因の一つです。他のスポーツでも見られるように「俺様」が通った故の必然です。女子は、まあ本質的な事を書くのはやめときましょう。
しかしよく考えてみれば、今回の形態で「選手が自己責任」と言うのは、間違っちゃいないように思います。そもそもが、そうやって今のツアーは始まった訳で、反省するなら振出しに戻るってのは、悪い事ではないでしょう。選手は、そういう認識を共有していれば、の話ですが。
今週、女子は色々「場外」が面白いようです。まず、「出ない」と言ってた選手が、「やっぱる出る」と「全米女子プロ」に参戦中です。他にも「権利のある選手」はそろって参加で、多くの日本人選手が「アメリカ」です。結果、「鬼のいぬまに」という事で、アースに参加している選手は、鼻息荒く・・・じゃないでしょうかね・笑
そんな選手をあざ笑うかのように、二日目はサスペンデッド。ホールアウトしたのは1組だけという「雨」に祟られました。ま、こういう事は「起こりうる」梅雨時期の試合で、この試合は「月曜日を予備日」としており、過去にも1度、月曜日が決勝という事はありました。
がしかし、その月曜日が「日本オープンの予選会」が設定され、「変更しない」という事のようです。なので、「選手には、どちらかを選んでもらうしかない」という事のようです。こうなると、「上位にいる選手」は、一発勝負で「アース」に出るでしょうが、最下位で予選を通過した選手は、迷うでしょうね。予選会に出れば「出てるかもしれない」が、いくら高額大会でも、下位で終わってオープンの出場は絶望。何人かの選手は「アースです」とはっきり言ってるようですが「迷ってます」という選手もいるようです。
こういう時、「シード上位」ってのは、メリットが大きいのですな。そもそも「出場権」を持っていれば、「移動日が変わる」程度で、それほどの障害は存在しない訳ですから。
そんなこんなで、メジャーの「全米女子プロ」ですが、この試合「今年は別の意味がある」という事。そうです「五輪代表のかかる試合」という事です。現在「笹生」は当確、残り「一枠」を、「畑岡」「古江」「山下」で争ってます。この出場権は、「各国2名」で「世界ランク上位から」となります。そして特例で「世界ランク15位以内の選手が複数いる国は、最大4名」出られます。
さて日本ですが、さすがに「4名」が現実的ではなりませんが、「3名」は「あり得る」事です。簡単に言えば「畑岡・古江・山下」の3名で、「優勝・準優勝・3位の独占」という事です。しかし、二日目の現在、その可能性は「極めて低い」状況です。まず「畑岡」は予選落ち濃厚。古江も上位にはおりません。山下が上位でプレー中ですが、どうなる事か。
しかぁ~し!!!
そんな3選手の思惑と関係ないところから「渋野の快進撃」が進行中。二日目を「首位と2打差」の2位で終了しました。渋野が現在世界ランク61位。がしかし!もし優勝となれば「15~17位」まで上がるとみられ、3人纏めて「一まくり」で、笹生と渋野、あり得る位置まできました。見てるほうは「面白い」展開です。まだ二日もありますが^^;;;
まあ、今の渋野を見ていると「なにより気持ち」なんでしょうね、彼女の場合。どんなに「練習して」「技術を上げる」事よりも、気持ちで負けてなければ、成績はついてくる。クラブを変えた、いやシャフトを変えたとかよりも、今の「マネージャー兼キャディ」の女性の存在のほうが大きいように思います。有名な「プロに教わる」より、よっぽど「成績に直結する」という事で、それは「スイング」や「道具」でも証明されてます。「振出しに戻り」という事。いや「初心に戻る」という事でしょう、迷ったら・結果が出なかったら。しかし、それがなかなか難しいという事ですが、「アメリカ」の環境が良かったのかもしれません。
彼女の場合、「身長がそこそこある」「ハンドダウンで振りぬくスイング」「サル腕で巻き付けるスイング」が基本ですから。コンパクトに・フラットに、でもいいんですが「やり過ぎれば曲がる」のは必然です。これは「体の構造」の問題ですから、理論ではありません。
それを意識すれば、全英を勝ったころのスイング軌道が、一番「理に適っている」と、オレには見えます。そして今のスイングは、「あの頃」と「やりすぎ」の中間くらいでしょう。もう少しアップライトになってくれば、もっと飛びますし、曲げも少なくなると思います。
まこれは、へっぽこアマのいう事なので、きっと「間違いです」けどね・大笑
その女子ですが、現在アメリカの下部ツアー「エプソン」に、3名の日本人が参戦してます。
誰でも知ってる「馬場咲希」選手。ほぼ無名で日本のテストは未合格の「谷田侑里香」選手。そして、畑岡が勝った女子オープンで、二日目だったか首位に立ってた、当時高校生の「長野末祈」選手。
まあ、馬場選手については、何も説明はいらないでしょうが、日本のテストを合格し、日本のQTは受けずに渡米。下部ツアーから頑張ってます。谷田選手は「ゴルサバ」ファンの方は見た事はあるでしょうが、逆輸入?の選手。日本人ですが「4年間」アメリカで生活し、アメリカの大学を卒業した選手。そもそもがアメリカ思考なので、日本のテストを不合格になって、そのままアメリカで活動してるようです。
そして長野選手。この選手は「古江・西村」と同世代。アマの実績でも負けておりませんが、アメリカへまず「2年制」の学校へ進学。その後「オレゴン代」に編入し、そろそろ卒業。本人は「この4年間は無駄ではない。みんなより遅れてプロになるぶん、つよくなればいい」と言い、そして「ゴルフが人生のすべてではない」と言います。
アメリカの大学は「成績が悪ければ」試合にも出してもらえません。カレッジゴルフは厳しいのです。エプソンツアーに参戦中もビデオで授業を見たり、練習が終わってから勉強し、の繰り返しだそうです。更に、エプソンで上位の成績を残しても最終戦が学業の関係で出られない。それでも挑戦しているようです。
まあ、あまり言いたくはないが、「学校に行かない」日本の「ゴルフ特待生」ってのは、やっぱり如何なものかと思いますね。文武両道、そうでありたいものですね「アマ」で「子供」は。
結果的に、今の男子のアメリカツアーなどは「大学出身」の選手が多くなってます。日本でも「昔は研修生」もしくは「アマの上位者」だけがプロになりましたが、大学出身も多くなり、高卒も多くなりましたが・・・そのほとんどが「ゴルフ特待」で、勉強してんのか?という状況。某・有名選手は「高校は1学期に1回だけ」だそうですから、その後の・・・
それに比べれば「長野」選手の方法は、「急がば回れ」の典型であり、また「ゴルフバカの道」を避けた、オレには「良い方法」だと感じます。こういう事も、「ツアーの活況」に、徐々にではあるが、貢献してくると思います。今の女子ツアーは「俺様」で寂れた男子の二の舞にならなければいいが、と思えてしょうがないのですけどね。
色んな「道」があって、「どれも正解」なんですよ、ドラゴン桜じゃありませんが。しかし「道を進む」という事で「バイパス」ばかりを走っていると、自分が来た道・行くべき道を間違えると、そういう事もあるでしょう。それは考え方と言うよりも、結果が・「歴史」が証明するものです。
野球の「佐々木選手」がスタンフォードに行くことなんてのは、誰も批判しないでしょう。高卒でプロになるにも「自由」ですし、「アメリカの大学」で「勉強漬け」になるのも自由です。
要は「なった後」であり「成功した場合」も「成功しなかった場合」も、言動で・考え方で・そして生き方で評価されるという事です。どっかの野球選手のように、どんない立派な成績を残そうが、普段の行動が「鬼畜」のごとき生き方じゃ、成功者とは言われない、それを知ってる人が「成功する」んじゃないかと、オレは思います。
某・在京球団の「鳴り物入り」の新人選手の話。
先輩コーチは、「オープン戦は打てる。しかしシーズンに入ったら、間違いなく打てなくなるから、その時の準備をしとけ」と言ったら、この選手「大丈夫です、自分は打ちますから」とお見えを切ったそうだが・・・シーズンに入って1か月もしないで「2軍落ち」。
先輩コーチは、「この選手だけ見て」言ってる訳じゃなく、本番とオープン戦の違いも熟知しているからこそのアドバイス。それを「知らないルーキー」が否定しても、ただの「馬鹿者」って事なんです。そう思ったら「言い返す」のではなく「成績で示せ」って事が・・・わからない。だからルーキーなんだが。
そういう言動に近いもの・・・よく目にしませんか?他のスポーツでも、社会でも。
ま、なんでもいいが・・・
藤井君は負けちゃったが、負けたほうがいいって事もあって、「陥落」だというが「まだ7冠」もってる人で、その価値は全く変わらないはずなんだが・・・マスコミ報道にかかっちゃ、藤井君が「ダメな人」になったみたいで、なんだかなぁ。
いずれにしても・・・
大谷君が頑張って、藤井君も頑張って・・・明るい話題をお願いします。
そしてゴルフは、「渋野が活躍すると、なんだか明るくなるのはなぜでしょうか?」と。
「一日目のまぐれ」。
今回の、初日を終えての渋野の言葉です。
それで言えば「二日目のまぐれ」も起きました。
この調子で、「三日目」「四日目」となったら・・・
大騒ぎですね・大笑