静岡県伊東市の田久保真紀前市長が学歴を巡る問題で失職したことに伴う市長選が14日投開票され,無所属新人の元市議杉本憲也氏(国民民主党推薦)が13522票を獲得し,無所属元職小野達也氏(自民推薦,得票数10962票)との接戦を制して当選した。田久保前市長の得票数は4131票であったが,市長選は全国的にも注目度が高まったことに加え,市長経験者2人,市内からの新人5人,県外から新人2人が出馬する過去最多9人の乱戦で,選挙戦は異例の盛り上がりを見せ,投票率は60.54%に上がり,前回(49.65%)を大きく上回った。

伊東市同様,全国的にも注目されている市長選がある。来年1月5日告示,12日投開票される前橋市長選だ。同市長選は,小川晶前市長が既婚の男性幹部職員と人目を避けてラブホテルへ複数回行ったことが発覚。その後釈明し続投を表明したものの,先月下旬に辞職したことに伴うものである。報道によれば,小川氏の支援者らが,小川氏に立候補を要請し,小川氏は「皆さんと一緒にもう一度前橋に取り組んでいきたい」などと出馬に意欲を見せ,「正式な意思表明は改めてしたい」と話したとのことである。小川氏が出馬を表明すれば,同市長選も全国的な注目を集め,投票率も上がることであろう。

今年,日本の世相を表す漢字の一文字として,女性初の首相就任や女性市長の騒動などから,「女」が第8位に選ばれている。ドイツのメルケル首相やイギリスのサッチャー首相,フィリピンのコラソン・アキノ大統領らが世界のリーダーの一人として活躍したように,日本でも様々な分野での女性の活躍の場が広がることは大変楽しみで,期待を寄せる一方,日本では女性の社会進出が世界的には比較的遅れており,意識的にも未成熟であることもあるのか,世界に追い付くことが数合わせ的に先行しすぎて,先ず「女性ありき」で女性を登用することで,トラブルに発展するケースも散見されているようだ。男女平等の下,仕事の経験と実績,能力が正当に評価され,男女共に切磋琢磨して,成長できるような社会の実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。どの分野でも優秀な人材の発掘は大きな課題である。