当社には、群を抜いた「感性」を持つ女性がいます。
その彼女が、今「どん底」にいると話してくれました。
それは仕事のことではなく、生活――大切な家族の健康に関わる問題です。
何もかもがうまくいかない。すべてが失われたように感じてしまう。
そんな状態を、人は「どん底」と呼ぶのかもしれません。
もちろん、簡単に気持ちを切り替えられるものではありません。
けれど、あえてこう考えてみてはどうでしょうか。
世の中は、すべてを奪い去ることはない。
同時に、最高潮のときでさえ、すべてを与えてくれるわけでもない。
そうであるならば、「どん底」とは、
「これ以上は悪くならない」というサインなのではないか。
多くの人は、その地点で「もうダメだ」と諦めてしまいます。
しかし私は、そこが本当の転機だと思うのです。
事業も同じです。
「もう限界だ」と思った瞬間が、実は奈落の底であり、そこから先は上がるしかない――そんな経験を何度もしてきました。
だからこそ、状況が悪いと感じるときほど、あえて「好機」だと捉える。
ぎりぎりでも間に合えばいい。
乗り越えればいい。
道は、自ら努力してこそ切りひらかれます。
「どん底」は、千載一遇の好機。
そう考えられた瞬間から、あとは上昇するだけです。
これまで培ってきたものを、どうか諦めないでほしい。
大切に。大切に。

