『 事業の初動から新たな自分へ 』
僕は人に頼るのが上手くない。
「自分が自分が・・・」で、やって来たからかな。
経営者となって25年超。
世間や、まわりがなんと言おうと「一人でもやり切る覚悟」の姿勢を貫いてきた。
そうした覚悟は、
時に共感者や信頼できる仲間を引き寄せたりもした。
たった独りの熱狂者がいなければ、事業の初動は強く大きくならない。
あれから時は流れた。
次の世代を選び、任せ、育成して行かなければならないのだ。
前に進むために。
新しい価値観と出会い、これまでの自分との別れを決断しなければならない。
ひょっとすると、
僕は人に頼ることに抵抗を持っていたのかもしれない。
ルーティン業務ではなく、難しい判断が必要なマネジメントの部分について、
スタッフを頼ろうとすることは、本人たちにとって活躍の機会やチャンスを与えられることだ。
僕にとっても、
これまでの自分と別れ、新たな自分と出会うために必要なステップになるだろう。
そう、
人に頼ると言うことは、人を活かすことなのだ。
『 自走 』
のうのうと与えられた仕事だけでは不十分なのだ。
与えられた業務範囲を、時にはその範囲を越えて、
結果を出すための自分なりの仮説を立てて実行する。
新しいサイクルを努力して実行すればプラス。
努力もせず、同じことを繰りかえしていればマイナスである。
自分から走り出して、
それで1年動いて見て、プラスが100個、マイナスが99個。
成長とはそんなものではないだろうか。
『 職人のような生き方 』
僕は呆れるほどのハマリ症で、
一度ハマってしまうと、寝食忘れて没頭してしまい、
自分の体調などはそっちのけにしてしまうほどだ。
意識してそうしているのではなく、
周りの人たちとは、違うやり方、
ファッション、考え方、言葉、何故かそのギャップは大きく開いたままのようだ。
でも、
そうやって始めた事が、
いつしか注目を集めたり、
気付けば、同じことをやってる人、会社が増えてきたりもする。
とことんハマったものが、
世の中の、誰かの役に立ったら、それを職業として、商品として、
お金が入ってくることを知った。
そう、
職人のような生き方。
自分にしかできないことが、いつか誰かの役に立ち必要とされる。
そんな時代に、既に突入しているのではないか。
『 社長室解体Ⅱ 』
そう、
今年一番に虚しかったことは、
5月に社長室を半分解体して執務スペース5人分を確保。
業者との確認作業やら、工事の立ち合いまで、私一人でやって・・・
これは虚しかった。
そして、
再び事務所はキャパシティが一杯になりつつある。
いよいよ全部解体か。
居場所がなくなる・・・