こんにちは、ShuOkamuraです。
私は奈良県民なので、大阪の今後についての一票を投じることはできませんでしたが、今回の結果を見て色々思う所はあります。
まぁ持論を並べるよりも、もう少し大局的に今回の住民投票を見てみると、これからのビジネスやプレゼンテーションに役立つことがたくさんあったなぁと。このブログはプレゼンブログなので、そうした視座で、少し専門家的な視点でも書いてみようと思います。
まず結果はご存知の通り「反対」が過半数となりましたので否決。ただ、意味のある住民投票だったと考えています。
どういう意味があったのか?
それは、大阪市民だけでなく、日本国民全体が今回の投票に「関心・興味」を示したというところにあります。他の選挙でも新聞一面に取り上げられている。けど、なぜ今回の住民投票が「関心・興味」を示していると思ったのか?
それは「賛成」票を投じた人、あるいは全国で「賛成」の意思を持っていた人達のコメントに尽きます。
悔しい
残念だ
これからの大阪が心配これまで選挙速報などを見ていて「ふーん」とか「この人落ちたかー」という「無関心」状態だった人たちが、「悔しい」とか「残念」といった気持ちになっているんです。
今回の結果が「反対」多数で否決されたことで、漠然とした危機感を抱いたという方は多いのではないでしょうか。あるいは、ご自身が大阪市民ではないことに歯がゆさを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ではなぜ「関心・興味」を抱いたことが、意味のあることなのでしょうか?
それは人が行動するためには「関心・興味」がスタートとなるからです。つまり政治に関心を持つことによって何らかの動きが今後起こるということです。
関心・興味のないものに対して人は労力をかけたがりません。でも関心・興味のあるものについては、深く調べ、自分の考えを持ち、行動へと変化します。
実際に今回の結果を受けて「大阪このままじゃやばい、何とかせな」と思っている人は少なくないはず。そして行動力のある方なら「話し合う」「大阪の現状を調べる」という次のステージに移ろうとしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
つまり今回の住民投票の結果が、「無関心」を「関心・興味」に変えたのです。住民投票が、ではなく、住民投票の結果が、です。おそらく賛成多数なら「無関心」層はまだいたはずですから。
結論を申し上げますと、「反対」多数であったことによって、これからの大阪は確実に変わります。「賛成」多数となった場合よりも大きく変わります。
ここまでが今回の結果に対する私の感想。ここからがビジネス・プレゼンについてです。
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今回の選挙は「関心・興味」を持った人が増えたという点で意味があったと書きました。実はマーケティングにおいても「関心・興味」を持ってもらうということは非常に重要なことです。
この関心や興味を抱いくというのは、消費者の行動心理の最初のステップに相当します。よく「AIDMA」と言われるモデルに代表されるものです。
A … Attention(注意)
I … Interest(興味)
D … Desire(欲求)
M … Memory(記憶)
A … Action(行動)
大きな製品やサービス、課題を扱う場合には、それぞれのステージにおいて、目的を分けてプレゼンテーションを行うことが必要とされます。つまり
・関心/興味を持って頂くためのプレゼン
・内容をよく理解して頂くためのプレゼン
・購買行動を取って頂くためのプレゼンといった形になります。一度で全てを伝える場合もありますが、大きなビジネスや案件の場合は、それぞれに分けてプレゼンテーションを行うことが多数です。
なぜ大きなビジネスや案件は何回かに分けるか?
それは内容が大きすぎたり複雑すぎたりするため、一回のプレゼンでは意思決定できないからです。なので十分に時間をかけて、何回かに分けて、何度も何度もプレゼンテーションを行うことが重要となります。
よくプレゼンは一発勝負だと思われています。
その場で問題意識を持ってもらい、内容も理解してもらい、そして意思決定をしてもらう。それってものすごく難しいですよね。
もっと社内で検討したい。もっと内容を吟味したい。こう思うわけです。
なので、大きなビジネスや案件の場合は、それぞれの目的に応じて、順序立ててプレゼンをしていくことが重要になります。
つまり、「関心・興味」を抱くことに成功したのであれば、次はもっと内容を理解してもらうステージに移り、内容を理解してもらったら購買行動を起こしてもらうステージに移るという流れになります。
今回の選挙では残念ながら、この全てのステージを一度に行う必要がありました。住民には様々なステージの人がいます。既に内容を吟味していて自分の意思で「賛成」あるいは「反対」票を投じた人もいらっしゃるでしょう。ただ関心は抱いたが、よくわからないので周りの意見に従って票を投じた人もいるはずです。
制度上あるいは任期上仕方なかったとは思います。ただ、今回の結果を経て政治に関心・興味を抱いた方は少なくありません。ぜひこれから建設的な意見を出し合って、大阪、そして日本を素晴らしい所にして頂きたいと思っています。
私は政治はよくわかりませんので、ビジネスを通じてもっと良くしていきます!
One Osaka, One Nippon!