こんにちは、クリエイティブプレスクール覚王山です。
11月4週目の活動、週の前半は「ツートンブロック」を使って遊びました。
ドイツ国際フォルム展 入賞作品でもあるツートンブロック。
平面及び立体のパターン遊びが可能な童具で、携帯サイズなので持ち歩いて遊ぶこともできます。
パターン表に合わせたパズル遊びは小学生や大人も夢中になる位頭を使う童具です。
遊びの中で簡単に複雑な形を再現する事ができる童具ですが、もとはとても単純でシンプルな二等辺三角柱と直方体の組み合わせで成り立っています。
一見複雑に見える、積木やかずの木のパターン遊びなどにおいてもそうですが、複雑な事柄はつきつめていくと、とても単純なものがかけあわさって構成されている事が分かります。
さて、今回は導入の時間にまずはこのツートンブロック見立て遊びから子ども達に見せました。
小さな子は、よく新幹線に見立てて遊びます。
次に、「手品をやるよ~!」と言って、2×2のパターンケースに底が黒、表面が白になるように収めてふたをし、ひっくり返して遊びました。
ツートンブロックは黒と白二種類の積木でできており、色が入ることで更に美しさの探究や見立て遊びの広がり、探究認識活動のアクセントになりえます。
最後はパズルのようにパターンケースにおさめておしまいです。
(形が複雑なので、おさめるのにも少し工夫が要ります!)
色んな角度から遊びを深めた子ども達でした。
週の後半は、三角形の段ボールレリーフ作りを行いました。
非常に作業工程かつ繰り返しが多い今回の活動。
にもかかわらず、最後まで集中して作品を仕上げられた子が殆どだった事に驚きました!
今回は、何層にも好きな色を重ね、三角形の画用紙で層の一部をマスキングし、最後に一斉にそれらを剥がす事でうまれる美しさを味わいます。
土台に使う段ボールも三角形なので、それぞれの三角形の多様性も感じ取ってもらいました。
最近は活動に乾燥の行程を挟むことも増えてきたのですが、ドライヤーの使い方もしっかり上手になってきた子ども達。
今回の活動は、マスキングを剥いで完成するまでの長い下準備が必要で、ゴールが見えづらい為集中力を要します。
そんな中、乾燥時間も含めて、色選びや彩色の作業、三角形の配置まで一つ一つの活動そのものをじっくり味わい行程を積み重ねてくれました。
この一年間で培った力を十二分に発揮してくれた子ども達でした。