壁紙にカビが発生しているから、壁紙を剥がし張替えして終わる。
これが一般的なリフォーム会社の方法です。
ですが、何度も壁紙を張替えている様な部屋の場合は違います。
壁紙は、大きく2層構造になっています。
一般的な壁紙の場合は、表面がプラスチック製で下(裏)が紙となります。
壁紙を剥がす時、プラスチックが剥がれるのですが紙は残ります。
すると、紙(裏打ち紙と言います)が残ります。
仮に過去3回壁紙を張替えていると、裏打ち紙も3枚残る事になります。
さらに、内装のパテが残りますのでかなり分厚くなります。
カビはその裏打ち紙の間やパテに隠されている事が非常に多いのです。
この写真は、防カビ中の写真です。
スムーズに防カビも進んでいるのですが、赤丸の箇所にカビが潜んでいる事
が分かりましたので、手を止めて裏打ち紙を破きます。
すると・・・、写真の様な赤丸に囲まれているカビを発見する事が出来ました。
これが隠れカビです。
良く見て下さい。
壁紙下地である石膏ボードの石膏自体にカビが発生しているのが分かりますか?
これを見過ごしてしまうと、カビが再発して来るのです。
防カビ剤をいくら吹き付けても再発して来ますよ。
あくまでも可能性の1つですけどね。
出来るだけ、隠れカビを発見して、除去する。
これが大切になります。
酷い現場(特に賃貸)だと、ホント終わりませんよ。
収集が付かなくなるくらいカビが至る所に潜んでいます。
これがカビ臭の原因になりますから、その芽は摘んでおかないといけません
パテを剥がすのはもっと大変なのです。
パテは石膏ですから。
防カビ工事はじっくり腰を落ち着けて行わないといけない理由がここにあります。
こんな事、普通のクロス屋さんはやりませんよ。
リフォーム会社なら尚更です。
壁紙のカビの時は、防カビ工事専門業者に相談されたほうが無難です。
その理由が分かって頂ければ幸いです。
それでは
壁紙のカビでお困りの際は、防カビ工事専門業者に相談下さい。関東一円に対応しています。