時代は変わってゆく  YAMAHA SG2000生産完了 | プレミアムギターズ

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 今日知ったことだが、ヤマハのSG1000/2000/3000が生産完了になったとのことだ。「いつかは一本」と思っていた(数多くの)ギターの内の一つだった。30年の歴史があり、日本ブランドとしては国際的に活躍した名機だけに、とても残念だ。


 メーカーがなぜこの判断をしたかと言えば、結局は「売れないから」ということに尽きるだろう。こういう事態になると、生産完了を惜しむ声が、やや無責任なファン(つまり私みたいな)から寄せられることになるだろうが、「そんなに残念なら売ってる内にもっと買って下さい」というのがメーカーの本音だと思われる。一番残念に思っているのはファンではなくメーカーの担当者の方々だろう。


 そういう自分も、ヤマハのギターということで言えば、1979年にSF-500を買ったきりである。エフェクターだったかドラムマシンだったか、ギター以外では何か少し買った気がするが、その程度だ。ただ、SG1000/2000/3000もしくはヤマハのギターの人気云々より、音楽人口、ギター人口の減少の影響の方が大きかったのではないだろうか。


 実は、夏には後継機として、外見(シェイプ)としては現行SGとほぼ同じ(に見える)機種が発売されるが、仕様は色々異なる様だ(特徴だったピックアップの3点支持も通常の2点支持になっているなど)。シェイプが変わらなくてもメーカーが「30年振りのモデルチェンジ」という言い方をするのは、やはり従来との決別ということなのだろう。新製品にも期待はあるが、おそらく企画されるであろう「限定版」での再販にも、ちょっと期待。