みなさんこんにちは!

プレミアムゴルフスタジオ フィッティングチームの藤原です。

 

 

 

前回のあらすじ

 

最近多いパターンの、3Wと5Wの長さピッチが0.5インチではなく1インチ。

チップカットは0.5インチ差でいいのか?

というお話の続きです。

※この記事は前回の続きです。まだ読んでいないかたはこちらから

 

 

 

 

 

 

改めて例として番手の長さを見ていくと、

3W→43.25インチ

5W→42.25インチ

7W→41.75インチ

となった場合を考えています。

 

3Wがチップカットなしであった場合は5Wが1インチカット、7Wが1.5インチカットとなるパターンも考える必要が出てくるというというのが前回までのお話でした。

 

 

フェアウェイウッドとドライバーのシャフトが異なる場合(フェアウェイウッド専用設計のシャフトの場合も含む)、こういったチップカットにすることはあまり難しいことではありません。

 

 

難しいのはドライバーシャフトをフェアウェイウッドに入れるパターンの場合です。

こちらの記事も読んでいただけるとよりわかりやすいかと思います。

 

 

ドライバーと同じ種類のシャフトをフェアウェイウッドに装着する場合、一般的には3Wには0.5インチカットにすることが多いです。

 

 

こういった場合、上の例のような長さのパターンだとどうなるかというと、

3Wが0.5インチカットであった場合は5Wが1.5インチカット、7Wが2インチカットとなる場合が出てくるのです。

 

 

何が問題になるかというと、メーカー推奨最大チップカット量というのがシャフトによってあり、2インチだと結構ギリギリになってしまうという事です。

 

シャフトメーカーさんの公式スペックにもTip長と言う項目があることが多いですが、

例えばTip長75mmとなっていた場合

チップカット2インチ(約50mm)だと残りは25mm。

「まだ2cmも余裕がある♪」ということではなく

ここからクラブに装着しなければいけないため、シャフトの挿入長を考慮しなければいけません。

ウッドで25mmというのはかなり短めで、少なくとも30mmは欲しいのが本音ではあります。

 

 

そうなると接着長やシャフト先端強度の心配もしないといけなくなるというお話になります。もしやるとしたら、

3W→0.25インチカット

5W→1.25インチカット

7W→1.75インチカット

あたりが限界かなとも思いますが、ドライバーとの流れも考えるととても難しい。。。

 

 

0.5チップカットで約1/3フレックス上がるイメージではあるので例えば7Wは1フレックス上げてチップカットを減らす、というのも考えてもいいかも知れませんが、それで番手毎の手元側のしなりが一致するかと言われると必ずしもそうではないと言わざるを得ないのが現状でもあります。

 

 

ということで答えの出ない問題にはなってしまいました。

 

実際今までもこういったパターンでも全番手0.5インチピッチで気にならないかたも多いのも事実ですが、こういうことも考慮されるべきということがお伝えできたのであれば幸いです。

 

機会があればテストしてみようと思います。

 

 

それではまた。

 

 

本日のおすすめ記事はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

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