昔のように精神障がい者は施設や病院、または私宅監置など、
社会から隔離されるのでなく、今は地域で育てよう!というのが
最近の精神医療の主流となっている。
福祉の基本的理念「ノーマライゼーション」(障害のある人、高齢者などが一般の人と同様の生活ができ、同じ権利を保障されるよう環境を整えることをめざす」)がもとにあるようだ。
生活と権利を保障...それは当然だ。
そのための社会制度や支援も整えられてはいると思う。
でも利用できる状況にある人にはいいが、制度を知らない、
あるいは差別偏見を恐れて声を上げられない人にとっては
地域に戻されたところでしんどい日々になっている。
地域で育てよう!というが、制度は整っても地域が、人が育っていないのだ。
家族に発達障がい者をもつ者にとって、世の中の本当の目は厳しい。
身近にいないせいか奇異なものを見る目、嘲笑、忌避、憐れみ。
理解を示しているような態度でいても「他人事じゃないのよ、いつ自分の孫が、家族がそうなるか・・・」って、あくまでも自分の目線。
家族も辛いが成長するにつれ本人の辛さは更に増していく。
地域を育てるにはやはり早期教育の中で身体障がい者だけでなく精神障がい者への大まかな知識理解をするのが良いと考える。
知らないから怖い、接し方がわからないから不安
違うから、奇異だから排除差別。
自分のすぐそばに、あるいは世の中に生きるのが大変な人がいる。
「気の毒な人」ではなくて「一緒に生きる人」にどう接したらいいのか。
どうしたら一緒に生きられるか。
そういうことを純粋に受け止め考えられる早期のうちに、ぜひ機会を持たせてあげてほしい。
認知症への理解も、手を差し伸べるべきことなども報道などの力で相当進んだと思う。
同じように精神障がい者、発達障がい者にも本当の理解、支援のためにも、接する機会を増やしてほしいし、特に早期教育の場で望むこの頃です。
大村より(障害は病名を指す時、人を指す時は障がいと記した)