いよいよ、コサージュづくりですね。
1点だけ注意点です。
!本日は薬品を使用します。妊娠中の方や、薬品アレルギーのある方は、
医師に相談の上プリザーブド加工溶液を使用してくださいね。
では、早速スタートしましょう!
★まずは加工★
(1)直前まで水揚げをしたバラです。今回はこのバラをプリザーブド加工して、
ピンクに染めたいと思います。
(2)容器の半分の高さまで、加工溶液を注ぎ入れます。
今回使用する加工液は、これひとつで、脱水から着色までこなすことができる、
1液タイプと呼ばれるものです。
(3)素早くバラのステムをピンセットで持ち、加工溶液につけます。
まずは、花弁部分がしっかりと溶液にひたるように、
しゃぶしゃぶと揺らしながら沈めます。
(4)花から空気が出てくるのを確認してください。
花を横向きにし、さらにひたしていきます。少しずつ向きを変えて、
全体をまんべんなくひたしましょう。
(5)全体が浸る程度に、加工液を加えた状態で4日ほど置きます。
1日1回はふたを開けて、中のバラの向きを変えてください。
そうすることで、むらなく染まり、また、花に寝ぐせがつくのを予防します。
(6)ガクの部分まで染まっていればOKです。
もしもまだ色が変わっていなければ、浸透が足りません。
もう数日様子を見てください。
(7)ステムを挿しこめるような容器を用意し、その上で乾燥をさせていきます。
湿度が高い季節だと、乾燥しきるまでに10日以上要することもあります。
★次にワイヤリング・テーピング★
(1)バラに使う裸ワイヤー#24を2等分します。
副素材に使う地巻きワイヤー#26も2等分しておきましょう。
(2)バラにクロスでかける。
(3)パールの穴にワイヤーを通します。ワイヤーを折り曲げ、
きゅっとしぼって支点をつくり、パールを持ってくるくると回します。
(4)ラスカスとピトスポラムは2か所留めにしてください。
(5)次に、テーピングです。フローラテープは、
両面がぺたぺたしています。これをワイヤー部分に巻いていきましょう。
(6)全体の長さの半分よりやや長めの位置まで巻いていきます。
斜め下方向にテープをひっぱりながら、くるくると、2~3回転で
巻ききるイメージです。必要な長さまで巻いたら、テープをカットします。
★いよいよアレンジメント★
(1)仮留めに使用するフローラテープをあらかじめ用意しておきます。
3~4cm幅のものを4,5枚用意しておきましょう。
(2)メインとなるバラを持ち、茎のすぐ下あたりで直角に曲げます。
(4)ピトスポラムをバラの後ろに添え、角立て部分を持ち、
ギュッと押さえます。フローラテープが両面テープの役割をし、
これだけでも接着されます。
(5)さらに、テープで固定します。この作業をジョイントと言います。
(6)残りのグリーンもバランスを見て、配置を決めていきます。
パールも添えます。光ものなので、やや目立つような位置がいいでしょう。
(7)不要なステムをカットします。切りそろえたステムを、
テーピングします。テープをひっぱりながらしっかりと巻きましょう。
(8)これでほぼ出来上がりです。
最後にリボンでおめかしをしましょう。
(9)リボンの幅を利用して、ステム全体を覆います。
先端部分をくるむようにして、そこからリボンを巻きあげていきます。
ジョイント部分まで巻きあげたら、先に残しておいた部分を使って
ギュッと片結びします。最後に不要分をカットします。
これで完成!
いかがでしょう?世界に一つだけのコサージュが出来ましたので。
思いれ深い作品になったことと思います。
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