フェデラー、ナダル、ジョコビッチのビッグ3のなかで今回の全米にただ1人、参戦していたナダル。
腹筋のケガからの快復がいまひとつというなか、気迫あふれるテニスを見せてくれていたけれど、ついに敗れた。
引き上げるナダル
勝ったのは、アメリカのティアフォー。
これまで才能ある、あるとは聞いていたけど、ティアフォーが勝った試合を見たことがなかった。
地元アメリカの声援も後押しして、王者ナダルに3-1で勝った!!
陣営席に乱入して、スタッフとともに
勝利を喜び合うティアフォー
夜中の試合で、たまたま3時ごろ目が覚めたおかげで、うとうとしながら見たけれど、超高速サーブが決まり、かと思うとソフトタッチのドロップショット、目を見張るボレー、鋭いカウンターと変幻自在の攻撃で、ナダルを追い詰めていた。
試合中は、不敵な笑みも浮かべていたが、勝利が決まったガッツポーズの後に涙をいっぱい浮かべたりして、複雑な表情だったことが印象的だ。
勝利の直後に頭を抱え
ベンチに戻ると呆然としていた。
彼女みたいよ
2日前には、女王セレナが3回戦敗退で、コートを去った。
吠えて、踊って、去っていったセレナ
勝ったオーストラリアのトムヤノビッチ。試合中は冷静に見えたけど、試合後はやっぱり感極まって「勝ってごめんなさい」と、かつての大坂と同じことを言っていた。
しかし、強かった。完全アウェーの状況にも怯まなかった。
セレナの現役生活にピリオドを打った選手として、みんなの記憶に残っていくね。
あの日のセレナも、ものすごく感動的だったけれど、去りゆくナダルの横顔も心に染みるものがある。
ビッグ3と闘う選手は、みんなまさに全集中!
死に物狂いで向かってくる。
そんな相手と常に対峙し、勝って当然、負ければ大ニュースという生活を10数年続けているのがビッグ3だ。その意味では、セレナも一緒。
年齢は増す一方だし、故障もあちこち増えてくる。そんななか、どうやって自分自身を鼓舞し、涼しい顔で闘い抜いているんだろう。
番組の解説者もよく言っているけれど、トップ選手たちはテニスだけじゃない、生き方の、人生のお手本だ。
追記
この試合の後、サバレンカvs大坂を破ったコリンズの一戦。
コリンズが第1セットを取っての第2セット2-3で、デュースがなんと8回!!
1ゲーム15分超えの熱戦で、思わず追記したくなった。
みんな熱い!!
サバレンカは今月、東レ・パンパシフィックで来日する予定。大坂も土井美咲も出場する。
こっちもチケット買えちゃったんだよね。
楽しみ💕