バットキアリ症候群『久しぶりの再会』 | 大切な時間

大切な時間

『普通の事を出来ることが何よりの幸せ』そう思うことが出来たのは、病気になったからかも知れません。毎日の暮らしを大切に、家族に作る食事を中心に楽しみながら更新しています。たまに我が家の猫マサヒロも登場します。

先程の続き

 

駐車場で会った友人家族と一緒に病棟まで移動。

『僕は男性だから、病室に行かずにここで待ってるよ』そう言った元上司。だんじりさんは、私と一緒に会いに行くと・・・話していた時、ローカの向こうから、点滴を押しながら歩いてくる先輩を発見。

 

『あれ?ありすちゃん??』って聞こえ、駆け寄ったけど・・・一瞬言葉が詰まって、涙が込み上げて来たけど、病院に着くまでに沢山だんじりさんと話して泣いて移動して、現地では泣かないって決めていたので、大丈夫! マスクをしてディルームで先輩を囲んでお喋りを始めたのですが、点滴のルートを何度か差して上手くいかなかったのか、腕にさす場所がない程のアザが・・・。首から直接栄養を点滴を入れている様子でしたが、腹水で殆ど食べ物が食べられない様子。この日、先輩が果物なら少し食べられると聞いて、だんじりさんと小さい入れ物にカットしてくれる果物屋さんに行き、スイカ・パイナップル・メロンを持って行ったのですが、頑張ってスイカ食べていました。口から栄養を摂るって大切ですもんね。でも、腹水でお腹はパンパンで、こんなに腫れていたら胃が圧迫されて食べられないな・・・って見た目でわかるほどでした。何より驚いたのが黄疸。先輩は『黄疸すごいやろ~』って話していましたが、想像以上だったので、肝臓移植になるんだろうと話を切り出すと、お見舞いの日の前日に、京大に転院する事が決まったのだと聞きました。『ドクターカーで移動するんやって』って笑いながら言う先輩。そんな頃、先輩家族、昔の仕事仲間のご主人と、息子さんが来ました。息子さん、私の上の娘と同級生で、小さい頃何度か遊んだんですよね。あの時の小さかった子が、お母さんを助けようとしているんだと思うと、胸が熱くなりました。簡単に挨拶だけして、また皆で会話。

 

お喋りしていてしんどくないのかと思いながらも、笑いの絶えない会話が続きました。病院で不謹慎ですが、本当によく笑いました。一緒に居る時くらい、楽しい話をして病気を一瞬でも忘れられたら・・・って思いますよね。私も入院した時、後が少し疲れても、誰かが来てくれている時は元気に話したくて・・・現実を忘れたかったもんな~。帰る少し前にはご主人の家族の方もお見舞いに来られて、初めましてのご挨拶。帰りのエレベータに乗り込む前に、息子さんと先輩に握手して帰って来ました。扉が閉まるまでの時間ってこんなに長いんだな~って、スローに感じ先輩とのさよならの時間でした。駐車場まで友人家族と移動して、出口まで見送ってくれた時先輩の旦那さんが話していた『俺は何もあげられんかったから・・・』。先輩も息子さんも苦しいけど、どちらの気持ちもわかる一番側に居る旦那さんは、辛いだとろうと・・・だんじりさんと話していたので、その気持ちは伝えました。家族も周りも皆苦しいけど、でも本人が一番辛いって事!みんなわかってるよ。

 

友人夫婦とは駐車場でお別れしましたが、帰り際、元上司所長が『せっかく、またこんな風に再会できたんだから、これから繋がりもとうな!』って話してくれていました。これも先輩が引きあわせてくれたんですよね。元気になったら、我が家に美味しいもの食べに来て貰わないとね。

 

帰宅後、無事着いた事を連絡。

友人宅からも連絡を貰いましたが、会えて本当によかったと、心からそう思える時間だったとみんな感じたのだと思います。水曜日はドクターカーで移動。朝の8時に出発らしいです。息子さんや旦那さん達も病院に行き、そこからは移植のための検査が続く事でしょう。素晴らしい医師達ついているから大丈夫。逞しい息子がきっと救ってくれる。自分の血を分けた息子なんだから、拒絶反応はきっとでない。私達周りの人間は、祈りだけだけど、神様はきっといるから大丈夫。

 

私は私の予定をいつも通りこなす。

楽しい事も沢山報告して、元気になって一緒に行くんだ~♪

 

ここで沢山色んな気持ちを書いたので、明日からは私も元気に色んな報告出来るように、頑張るぞ。さぁ~!そろそろ帰って来る、家族を迎えるようとをするとします。

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