バットキアリ症候群『彼女からの報告』 | 大切な時間

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『普通の事を出来ることが何よりの幸せ』そう思うことが出来たのは、病気になったからかも知れません。毎日の暮らしを大切に、家族に作る食事を中心に楽しみながら更新しています。たまに我が家の猫マサヒロも登場します。

いつもブログを読んで下さっている皆様は読み取って頂けていると思いますが、大切な友人が今苦しい思いをしています。その事をここで伝えようか迷ったのですが、昨日のお見舞いで友人と話し合って、彼女から来る連絡の全てを、私がここで綴っていく事にしました。全てテーマを『バットキアリ症候群』であげて行きます。元気になった時、笑って皆で振り替えられるように記録して行きます。私のブログは今まで通り、私らしく美味しい楽しいブログを変わらず更新して行きます。入院されている方や、同じように苦しい思いをされている方には、辛いブログになるかもしれませんので、ご了解ください。

 

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昨日はだんじりさんに連れって貰って、お見舞いに出掛けて来ました。10時半過ぎに出発したのに、あちこち寄っていたら時間オーバーで到着でしたが、病院駐車場で『ありすちゃん♪』って声を掛けてる人が目。同じようにお見舞いに来た、お友達でした。ご主人が、私の結婚まで勤めていた所長で、だーいすきだった上司。19年ぶり?って位の再会だったのですが、体型はお互い変わっても(笑)話すテンポや優しい口調は昔のまんまで、とっても懐かしくなりました。娘ちゃんも一緒だったのですが、年賀状で見た小さい頃で止まってしまっているので、何だか不思議な感じでした。

 

昨日のお見舞いは以前私のブログでも紹介したことがある、結婚前に勤めていた時の職場の先輩。職場は今思い出しても、嫌な思い出が出てこない、本当に楽しい場所だったんです。私は本を読んでくれ、すぐに飛んで会いに来てくれた先輩達。転勤族で関西を離れ、年賀状だけの繋がりだったのですが、私の病気を知ってからは頻繁に連絡を取り合う関係に戻っていました。そんな彼女から連絡があったのは10/15(土)。

 

『お仕事開始したんだね~』って始まったLINE。

『お盆明けに胆嚢炎で胆嚢摘出して、すぐ退院するつもりだったんだけど、肝臓の数値が高く肝臓や脾臓の腫れや腹水も見つかって調べたら、「バットキアリ症候群」特定疾患でした』と入ってきたきました。

 

え?特定疾患?って驚きましたが、この時は今のような状況になるとは、私達は思っておらず、病名を聞いただけでも驚きでした。

 

一度退院して、10/14(金)からは更に大きな病院を紹介して貰い入院した様子で、月曜日からはカテーテルをするんだという連絡でした。この日は色々特定疾患の事を話して終わりました。以前、大学病院に入院している時に、聞いた事がある病名で検査が2週間ほど大変だという記憶があったので、少し時間をあけて、私が次に連絡をしたのは11/3(木)。

 

『体調落ち着いてきましたか?』って始まったLINE。

先輩から首のつけ根と脚のつけ根からバイパス手術をした事や、局部麻酔でのバイパス手術の苦しさや痛さを聞いて、私達が想像している症状ではないのだと、この時初めて知りました。以前、我が家に来てくれた時に、肩に脂肪種があるのだというと、私も脚にあるんだよ~って見せてくれた脚がかなり浮腫んでいて、『大丈夫?』って言ってのを思い出しました。その頃から少しずつ体液が溜まっていたのかな・・・。色んな事を考えながらの会話でした。

 

症状は横ばい状態で肝臓がかなり悪い様子で腹水や黄疸もでいてる様子で、生体肝移植しかないと言われたと…会話が続くので、会話も相づちを入れるくらいしか見当たらず、先輩の話を聞く事しかできませんでした。肝移植のドナーを待つ時間はないと、直接医師に告げられた様子で、さらに大きな移植の有名は京大に転院になる可能性が高いと・・・。既に私が連絡した時には旦那さん・息子さん・娘さん・実のお兄さんと検査に行った様子でした。娘さんはうちの娘より1つ上で高校3年生。移植は未成年なので無理で、息子さんが自分がって手を挙げたらしいんだけど、母親としては『いっぱい遊んで・いっぱい働いて、いっぱい楽しい事してもらいたいのに・・・辛くって・・・。どうしていいか・・・わからん』と、苦しい胸の内を聞きました。

 

すぐにでも会いに行きたかったのですが、この日は熱もあるようで、咳が出ているので私に何かうつしたら悪いって・・・。自分が大変なこんな時にまでも、私を気遣ってくれる性格なんだから、息子さんからの移植を考えると、辛い気持ち・・・言葉にできない気持ちあるんだろうと思います。でも、誰かに聞いて背中を押してもらいたいんじゃないかと思ったり・・・。何か返事を入れなきゃ・・・そう思っていた時、届いた1枚の写真を見て、声を出して号泣してしまいました。号泣ってこういうのを言うんだろう。行き場のない気持ちが声に出てしまう程の涙って、自分の病名つくまでの入院の時以来だっただろう。

 

写真の下には『〇子さん、51歳』ってLINEは続いたので、だんじりさんと真っ赤な目と鼻の写真を写して送りました。今、不安で不安で、痛くて苦しくて・・・そんな時にも笑顔や笑いのある先輩。昔っからさっぱりしていて、いつも明るくて笑いがあって・・・、でも、本当は弱い部分を出せない周りにすごく気を遣う性格の人だったと思うので、私達にも苦しい部分を出しきれないんだろうな・・・と思ったので、それならとことん、今まで通りの自分で出来る事を考えようと思いました。

 

このLINEの週末は、胸が苦しくなったので、造影CTで調べたら、カテーテル通した部分が詰まっていたので、緊急に首からカテーテルを入れてバルーンした様子。週末のお見舞いは遠慮してだんじりさんとお参りに行きました。

それを持って、昨日会いに行ってきました。

 

続く

 
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