ツアーも無事に終わり、ホテルへ戻るや
今回の旅のメインイベント=ライヴに向けて身支度開始
ふがっ
色気より食い気のわたスは、腹が減っては戦はできぬということで
駅前のデリで買ってきたパンにくらいつきながら
そういえば、チケットの引き換え時間を確認しとかなきゃ…と
ファンクラブからのメールを探す
えぇ~~と、あったあった、場所と時間は…と。。。
SHOW INFORMATION
VENUE: Royal Albert Hall
BOX OFFICE: 12:00 pm - 6:30 pm
DOORS: 7:15 PM
SHOW: 8:00 PM
ん?まって? ちょっと待って?!
6:30 pm と…な ???
もいっかい確かめる…よ?
やっぱ
6:30 pm みたい???
………
Mちゃんっ、大変、6:30 になってる~~~今何時?
返事を待つまでもなく、暢気にパンかじってる場合じゃないことは察知
記憶は定かではないけれど、恐らく6時10分は過ぎていた
シャワーを浴びたのか、顔だけ洗ったのかさえ覚えてないけれど
そのときスッピンだったことは覚えている(爆)
とにかく急がなきゃっ!
たとえこのまま、すっぴんでライブへ行くことになろうとも
とにかく、チケットだけは手に入れないと泣くに泣けないっ(><)
普段はぼんやり昼行灯なわたスだけど
追い込まれたらデキル女(自分で言うなっ)の本領発揮?
ジャケットも羽織らず、お財布だけ持ってフロントへ駆け込む
「6時半までにアルバートホールに着きたいのっタクシーを頼むなりっ」
「キャブとハイヤーどっちにしますか?」
「どっちが早いなりか?(急いでるのよっ)」
「場合によりますが、ハイヤーの方が早いかと?」
「ならハイヤーで(だから急いでるんだってば)」
「すぐ参りますのでお座りになってお待ち下さい」
「あの、お願いがあるんですけど…もしよかったら
ボックスオフィスへ電話してもらって、これから行くから
クローズしないで待っててほしいと伝えてもらえましぇんか?」
「お~け~、誰のライブに?」
「ジョージ・マイケルです(苦笑い)」
「あいし~~(多分彼も苦笑い)」
「呼び出してるんだけど、誰もで…あっ、ハイヤー来ました」
「どうもありがとぉ~~」
てことで、ハイヤーへ飛び乗るけんこ
「6時半までに間に合いますか?」
「あと10分あるから大丈夫、間に合うよ」
この言葉をきいてどれだけ安堵したことか…とほっ
と同時に、この10分がどれほど長く感じたことか…とほほっ
そしてやっと、ロイヤル・アルバート・ホールに到着
「ここで待ってます、移動してるかもしれないけど
必ず戻ってきますから、この場所に戻ってきて下さいね」
「わかりまスた~」
と…
降りたところのゲートには、ボックスオフィスとおぼしきものが
残念ながら見当たらず…スタッフもいない
どうしよっどうしよっ、一体誰に聞けばいいのよっ
仕方がないので外へ出て道路のセキュリティー?らしき
赤いナイロンのベストを着て無線機?を持ってるおばちゃまに
ボックスオフィスはどこなりかぁ~~と聞くと
「12番ゲートよ、そこを曲がった裏側にあるわ」
「ありがとぉ~~」
そこから必死に走るけんこ
裏側って…もしかして180度裏側だったりしないよね?
と不安になったが、11番がすぐに目に入り安堵
やっとの思いでボックスオフィスへたどり着く
これだけ人が並んでいてクローズすることはないよね?
と、ホントにほんとに安堵した
ファンクラブの案内が見当たらず、人が少なそうな列にならぶ…ぷっ
程なくして順番が回ってきたのだが
「ファンクラブはあっちですぅ~~~」
と反対側を指差され…並びなおすおバカなけんこ
ねぇ、この看板さっき出てなかったよね?
出てなかったから迷ってあっちに並んだのに…
でも、みんなまだ並んでるし大丈夫よね、あぁ~よかった
がっ、ここでパスポートを忘れたことに気付く
クレジットカードと、IDの両方必要だって書いてあったよね…あわわ
どうしよう、ダメって言われたらどうしよう
そうなったらMちゃんにパスポート持ってきてもらって…
て、そんなことになったら私このままでライヴ?
バックも持たずお財布ひとつで、しかも恐怖のすっぴんよ?
これでライヴへ行けと? やだやだっ、ホテルに戻りたいっ
ぐるぐる思い悩んでいるうちに、やっと順番がきた
「ごめんなさい、とても急いでいてホテルにパスポートを忘れたの」
「の~ぷろぶれむ、お名前は?」
ということで、あっけなくチケットを手渡され
怒涛の30分?が終わった
疲れたよ…ほんとに疲れた…
でもでも、疲れてなんかいられない
こらからライヴなんだから、佐治が待ってるんだから
早く帰って化粧しなきゃ(爆)
と小走りでハイヤーを降りた場所へ戻る
ふがっ
あん?ハイヤーがいない…
駐車を注意されて車動かしたのかな?と
キョロキョロしてると
ドライバーちゃんが手を振りながらこっちへ向かってくる
「間違った場所で降ろしちゃったから、
ちゃんと見つけられたか中まで探しに行ってたんだ
車はボックスオフィスに近い方へ移動させたんだ。」
うぅ~なんて優しいんだ…感動(単純ともいう?)
そして、チケットの入った封筒を眺めてまた感動…ぷっ
いやはや、間に合ってよかった、本当によかった…
で…
こりは、帰国してから思い出したことなんだけどももも…
実は、ファンクラブから訂正メールが来ていたの
訂正前後の両方のメールは事前に確認していたの、日本で…ぷしっ
開演の1時間半も前にクローズって変だなと思っていたんだけど
訂正のメールが届いて、そこで納得して、安心したが最後
問題なしってことで、訂正があったことまできれいさっぱり忘れてた(爆)
どうりで…
最初ファンクラブの看板が出てなかったはず
どうりで…
時間を過ぎているのに並んでいる人が多かったはず
だって…
だって…
6:30 pm クローズ
じゃなくて
オープンだったのよっ!!
あぁ~~なんておバカ、なんてボケボケ _| ̄|○
最初に来たメールを削除しておけばよかった…
もうね…帰国してこのことに気付いたときは
あまりに情けなくて、しばらく立ち直れなかったなりよ…
できることなら、思い出したくなかった…
だって、初日に到着日を間違える大ボケに引き続きだよ…
思い出すとまた落ち込みそう…て、ちょっと待ったっ
わたスってば自分の失態をこんなにもクリアにまだ覚えてるっ
ひゃだ、全然大丈夫じゃん?落ち込んで損したなり?(なんか違う…)
でもでも、同じ失敗を2度と繰り返さないために
こりからは大切な事は、ちゃんとプリントアウトするようにしまス
ぷすん
(photo sauce)