ロンドン SYMPHONICA DAYS…7 | THERE WAS A TIME
ツアーも無事に終わり、ホテルへ戻るや
今回の旅のメインイベント=ライヴに向けて身支度開始


ふがっ


色気より食い気のわたスは、腹が減っては戦はできぬということで
駅前のデリで買ってきたパンにくらいつきながら
そういえば、チケットの引き換え時間を確認しとかなきゃ…と
ファンクラブからのメールを探す


えぇ~~と、あったあった、場所と時間は…と。。。



SHOW INFORMATION

VENUE: Royal Albert Hall
BOX OFFICE: 12:00 pm - 6:30 pm
DOORS: 7:15 PM
SHOW: 8:00 PM



ん?まって? ちょっと待って?!


6:30 pm と…な ???


もいっかい確かめる…よ?



やっぱ



6:30 pm みたい???



………





Mちゃんっ、大変、6:30 になってる~~~今何時?


返事を待つまでもなく、暢気にパンかじってる場合じゃないことは察知
記憶は定かではないけれど、恐らく6時10分は過ぎていた


シャワーを浴びたのか、顔だけ洗ったのかさえ覚えてないけれど
そのときスッピンだったことは覚えている(爆)


とにかく急がなきゃっ!
たとえこのまま、すっぴんでライブへ行くことになろうとも
とにかく、チケットだけは手に入れないと泣くに泣けないっ(><)


普段はぼんやり昼行灯なわたスだけど
追い込まれたらデキル女(自分で言うなっ)の本領発揮?


ジャケットも羽織らず、お財布だけ持ってフロントへ駆け込む



「6時半までにアルバートホールに着きたいのっタクシーを頼むなりっ」

「キャブとハイヤーどっちにしますか?」

「どっちが早いなりか?(急いでるのよっ)」

「場合によりますが、ハイヤーの方が早いかと?」

「ならハイヤーで(だから急いでるんだってば)」

「すぐ参りますのでお座りになってお待ち下さい」

「あの、お願いがあるんですけど…もしよかったら
 ボックスオフィスへ電話してもらって、これから行くから
 クローズしないで待っててほしいと伝えてもらえましぇんか?」

「お~け~、誰のライブに?」

「ジョージ・マイケルです(苦笑い)」

「あいし~~(多分彼も苦笑い)」

「呼び出してるんだけど、誰もで…あっ、ハイヤー来ました」

「どうもありがとぉ~~」



てことで、ハイヤーへ飛び乗るけんこ



「6時半までに間に合いますか?」

「あと10分あるから大丈夫、間に合うよ」



この言葉をきいてどれだけ安堵したことか…とほっ
と同時に、この10分がどれほど長く感じたことか…とほほっ


そしてやっと、ロイヤル・アルバート・ホールに到着


「ここで待ってます、移動してるかもしれないけど
 必ず戻ってきますから、この場所に戻ってきて下さいね」

「わかりまスた~」


と…


降りたところのゲートには、ボックスオフィスとおぼしきものが
残念ながら見当たらず…スタッフもいない


どうしよっどうしよっ、一体誰に聞けばいいのよっ
仕方がないので外へ出て道路のセキュリティー?らしき
赤いナイロンのベストを着て無線機?を持ってるおばちゃまに
ボックスオフィスはどこなりかぁ~~と聞くと


「12番ゲートよ、そこを曲がった裏側にあるわ」


「ありがとぉ~~」


そこから必死に走るけんこ
裏側って…もしかして180度裏側だったりしないよね?
と不安になったが、11番がすぐに目に入り安堵


やっとの思いでボックスオフィスへたどり着く
これだけ人が並んでいてクローズすることはないよね?
と、ホントにほんとに安堵した


ファンクラブの案内が見当たらず、人が少なそうな列にならぶ…ぷっ
程なくして順番が回ってきたのだが


「ファンクラブはあっちですぅ~~~」


と反対側を指差され…並びなおすおバカなけんこ


ねぇ、この看板さっき出てなかったよね?
出てなかったから迷ってあっちに並んだのに…
でも、みんなまだ並んでるし大丈夫よね、あぁ~よかった


がっ、ここでパスポートを忘れたことに気付く
クレジットカードと、IDの両方必要だって書いてあったよね…あわわ
どうしよう、ダメって言われたらどうしよう


そうなったらMちゃんにパスポート持ってきてもらって…
て、そんなことになったら私このままでライヴ?
バックも持たずお財布ひとつで、しかも恐怖のすっぴんよ?
これでライヴへ行けと? やだやだっ、ホテルに戻りたいっ


ぐるぐる思い悩んでいるうちに、やっと順番がきた


「ごめんなさい、とても急いでいてホテルにパスポートを忘れたの」

「の~ぷろぶれむ、お名前は?」


ということで、あっけなくチケットを手渡され
怒涛の30分?が終わった


疲れたよ…ほんとに疲れた…


でもでも、疲れてなんかいられない
こらからライヴなんだから、佐治が待ってるんだから
早く帰って化粧しなきゃ(爆)


と小走りでハイヤーを降りた場所へ戻る


ふがっ


あん?ハイヤーがいない…
駐車を注意されて車動かしたのかな?と
キョロキョロしてると


ドライバーちゃんが手を振りながらこっちへ向かってくる


「間違った場所で降ろしちゃったから、
 ちゃんと見つけられたか中まで探しに行ってたんだ
 車はボックスオフィスに近い方へ移動させたんだ。」


うぅ~なんて優しいんだ…感動(単純ともいう?)


そして、チケットの入った封筒を眺めてまた感動…ぷっ


いやはや、間に合ってよかった、本当によかった…


で…


こりは、帰国してから思い出したことなんだけどももも…


実は、ファンクラブから訂正メールが来ていたの
訂正前後の両方のメールは事前に確認していたの、日本で…ぷしっ


開演の1時間半も前にクローズって変だなと思っていたんだけど
訂正のメールが届いて、そこで納得して、安心したが最後
問題なしってことで、訂正があったことまできれいさっぱり忘れてた(爆)



どうりで…


最初ファンクラブの看板が出てなかったはず


どうりで…


時間を過ぎているのに並んでいる人が多かったはず



だって…




だって…




6:30 pm クローズ




じゃなくて






オープンだったのよっ!!






あぁ~~なんておバカ、なんてボケボケ _| ̄|○
最初に来たメールを削除しておけばよかった…



もうね…帰国してこのことに気付いたときは
あまりに情けなくて、しばらく立ち直れなかったなりよ…
できることなら、思い出したくなかった…


だって、初日に到着日を間違える大ボケに引き続きだよ…
思い出すとまた落ち込みそう…て、ちょっと待ったっ


わたスってば自分の失態をこんなにもクリアにまだ覚えてるっ
ひゃだ、全然大丈夫じゃん?落ち込んで損したなり?(なんか違う…)


でもでも、同じ失敗を2度と繰り返さないために
こりからは大切な事は、ちゃんとプリントアウトするようにしまス



ぷすん




(photo sauce)