今月、東京都では中小企業におけるニューロダイバーシティの推進に関わるトライアル雇用の参加企業を募集するという報道発表がありました。

対象企業は都内に本社または主たる事業所があり、常用雇用の従業員数が300人以下の企業です。また、発達障がいのある方の採用・活用に意欲があり、依頼したいIT関連業務があることが条件となっています(応募期間:2024年5月13日~6月28日)。

発達障がいのある方の中には、IT関連業務に強みを持つ方がいます。TOKYOはたらくネットに掲載されている「成長戦略としての障害者雇用~ニューロダイバーシティ型雇用の実現~」では、デジタル化やメタバース(テレワークなど)の導入事例や発達障がいのある社員が活躍する企業の事例が多数紹介されています。

発達障がいのある方の中でITスキルを持ち、IT関連業務に就きたいと思う方にとってはこのような企業の取組みは追い風になるに違いありません。

障害者雇用率の引き上げにより、即戦力となる人材を探すことは非常に困難になってきていると言われています。この取組みにより、障害者雇用の経験の少ない中小企業が発達障がいのある方の強みを見出し、採用・活用につながることを期待します。

◆関連記事
東京都「中小企業におけるニューロダイバーシティ推進のためトライアル雇用の参加企業を募集します」(2024年5月13日 産業労働局)
TOKYOはたらくネット「成長戦略としての障害者雇用~ニューロダイバーシティ型雇用の実現~」(2024年3月発行)


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