厚生労働省が2022年度の労災補償状況を6月末に発表しました。

同報告によると、仕事での強いストレスによる精神障がいに対する労災補償状況の請求件数は2,683件(前年度比337件増加)で、労災認定は710件(前年度比81件増加)に上ったそうです。

業種別では「医療、福祉」624件、「製造業」392件、「卸売業、小売業」100件の順になっています。「医療、福祉」の業界の件数の多さに衝撃を受けました。志を持ち、医療、福祉の分野で働くことを決意した人ばかりと思いますが、このような厳しい状況であることは非常に残念です。

精神障がいと認定された原因は、「上司などからのパワハラ」が147件、「事故・災害の体験・目撃」「仕事内容・量の変化」と続いています。

2022年4月よりパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が施行されていますが、職場でのパワハラ防止の取組みがさらに広がることを願います。

◆関連ニュース
時事通信「仕事で心の病、4年連続最多 労災認定、周知拡大で請求増 22年度」(2023年6月30日)

◆労災補償状況
厚生労働省『令和4年度「過労死等の労災補償状況」を公表します』(2023年6月30日)


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