ご無沙汰です。あっという間に秋空。
映画「竜とそばかすの姫」、見てきました。細田守監督の「サマーウォーズ」が良かったので、また「サマーウォーズ」のモチーフが明示されていたので、楽しみにしていました。吉兆のクジラさんたちも出てきます。
高知県の女子高校生、幼いころに不幸にも母を亡くし、歌さえ歌えなくなった孤独な主人公が仮想空間での出来事を通して、実際に歌が歌えるようになるストーリー。高知の田舎の風情と幻想的な仮想空間といったデュアル・シーンが交互に進行していきます。「君の名は。」にもあったように、実際の日本の田舎風景がなじみ深さのような安堵感をもたらしつつも、仮想空間での壮大な映像美に入れ替わり、絶妙のコントラストが見る側の心情を揺さぶります。
仮想空間の映像美とシンガーソングライター、中村佳穂の歌唱力が交わり、圧倒的な迫力でした。「フィフス・エレメント」や「グレイテスト・ショーマン」の歌姫を超えるよう。。。一見、「美女と野獣」っぽいシーンはありますが、重いストーリーも含みつつも、主人公の成長もみることができ、大ヒットした「アナと雪の女王」に勝るとも劣らない作品かと思います。「アナと雪の女王」の映像シーンもよかったんですが、エンターテイメントとしてはそれを超えているかもしれませんね。
ユリウス2世発注、ミケランジェロ製作の天井画「最後の審判」(1508-1512)
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院食堂「最後の晩餐」(修復前)
昼過ぎから雪になりました。あっという間に年末、大晦日。11月初旬に”Go to Travel”で行ってきた、徳島県鳴門市の大塚国際美術館。大塚製薬の生まれ故郷で、古代から現代まで、1000点あまりのヨーロッパ美術の神髄が陶板焼き付けで原寸大に復元されています。美術の教科書でみる名画が所せましと並べてありました。陶板焼き付けによる復元レベルも非常に高く、近くで見たかった名画が本当に近づいて見ることができます。
地下3階、地上2階。山をくりぬいて作った空間に地下の入口から入り、地下3階(古代)から地上2階(現代)まで階を上がりながら鑑賞していきます。