映画「竜とそばかすの姫」、見てきました。細田守監督の「サマーウォーズ」が良かったので、また「サマーウォーズ」のモチーフが明示されていたので、楽しみにしていました。吉兆のクジラさんたちも出てきます。
高知県の女子高校生、幼いころに不幸にも母を亡くし、歌さえ歌えなくなった孤独な主人公が仮想空間での出来事を通して、実際に歌が歌えるようになるストーリー。高知の田舎の風情と幻想的な仮想空間といったデュアル・シーンが交互に進行していきます。「君の名は。」にもあったように、実際の日本の田舎風景がなじみ深さのような安堵感をもたらしつつも、仮想空間での壮大な映像美に入れ替わり、絶妙のコントラストが見る側の心情を揺さぶります。
仮想空間の映像美とシンガーソングライター、中村佳穂の歌唱力が交わり、圧倒的な迫力でした。「フィフス・エレメント」や「グレイテスト・ショーマン」の歌姫を超えるよう。。。一見、「美女と野獣」っぽいシーンはありますが、重いストーリーも含みつつも、主人公の成長もみることができ、大ヒットした「アナと雪の女王」に勝るとも劣らない作品かと思います。「アナと雪の女王」の映像シーンもよかったんですが、エンターテイメントとしてはそれを超えているかもしれませんね。